映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
1999年11月
[先月|目次|翌月]

1999.11.29
  • ヨドバシカメラ(新宿)で、VW10HTを見かけて調整し倒す。 店頭で「こんなんじゃVW10HTが良いと思ってもらえないよな〜」と思ったらいじりたくなるでしょ(笑)
     やや外光のはいる場所だったので、コントラストと明るさを少しだけ上げ、色温度は「カスタム」の なかに映画向けの肌の質感が綺麗なのが一つ入っているのでそれを当てる。
     もっともネタが『アポロ13』で、宇宙船内の蛍光灯照明の緑かぶった色なので、あまり綺麗な 感じはしない。今なら『恋におちたシェイクスピア』あたりを採用して欲しいところ。
     VW10HTを扱う上で確かなことは、いくら明るいからと言ってもやはり部屋は真っ暗にするのが一番良いし、 迷光対策もがっちりやらないと、ベストな絵は出ないということかな。
  • LAOXにはシャープのデータ用XGA機(定価130万だったかな)が展示。
     めっちゃくちゃ酷い絵が出ていたのでいじる(笑)
     コントラストと明るさ、色の濃さをいじるだけで結構まともになるが、色温度調整(赤と青のゲイン調整) で赤を足し、青みを抜いて色温度の低い雰囲気を作ったら、かなり良い雰囲気に。ただし、スキャン・コンバート に伴う階段状の輪郭はそばで見るとやや目立つ。
     シャープの次の家庭用が出るなら期待していいかも。
  • オーチャードホールで佐渡裕指揮の『バーンスタイン/キャンディード』鑑賞。
     妻が合唱団で参加…でもチケットは定価(笑)
     LDなんかで見て「ちょっと寝る」と思ったこの作品だが、日本語バージョンのこの演奏は 断然面白かった。ソリストもなかなか良く、クネゴンデのコロラトゥーラがもう一息コロコロと 転がってくれれば後は文句無し。演技も含めてばっちり。
     この曲、コーラスは別に難しくないけれど、その分面倒な合唱曲をやるときよりも開放的に ガンガン歌って、フィナーレの合唱のみの分厚い響きなんか、そのあとのオケのフルパワーが 物足りなく感じるほど鳴り響いていた。映画館のTHX音響がいくら凄くても生の何百人の声の 押しには勝てないなぁと、ちょっと不思議な気持。
     合唱にもちょっと振り付けがしてあって、これが意外に効果的で楽しい。
     三階の最後席で5000円は高いけれど、面白かった〜。
1999.11.28
  • 『VPL-VW10HT製品版デモ機見聞録』 - 加筆
  • 近所にオープンした映画館、バージンシネマズ(コルトンプラザ市川)で、 マトリックスを見る。
     9つのスクリーンが全てTHXという、強烈な仕様のシネコンで、 オープニングにあたって「THXで何を見るか」といったら、やはり「マトリックス」 でしょう。
     マトリックスは「プレミア・スクリーン」という豪華仕様の劇場での上映で チケットも\3,000-という豪華価格(^^; しかし、確かに豪華で他の同じ スクリーンサイズの劇場が150席なのに対して100席だけというゆったり仕様で 大きなリクライニングシート、サイドテーブル装備きで、ポップコーンとソフト・ ドリンクのサービス付き。勿論指定席。
     通常の映画館の指定席代+ポップコーンなどの価格を足すと、3,000円は 高くないかも知れない。やたらと広々したシートも快適だし。 (ただ、マトリックスを見たければ3,000円払う以外の選択肢がないことを除けば(^^; )

     この「プレミア云々」を別にしても、ここのTHXは凄い。
     最近では立川のTHXスクリーンでスターウォーズを見たが、この時の印象より さらに凄く、一歩足を踏み入れた瞬間の静けさたるや、まるで『測定用の無響室』で、 あまりの静けさに不安になるほど。ついでにオマケのポップコーンをかじるのも はばかられる雰囲気(^^;
     この異様な静けさが、マトリックスの「白い電脳空間」の空白感に実に効果的 だった。果てしない空白の恐怖。
     そして異常なまでの定位感。この上映のサウンドシステムはDTSだったが、 ロゴ・サウンドから圧倒的。銃撃戦で飛び散る銃弾の弾道は音が見えるようだし、 飛び散る薬莢の硬質な音、数の多さが凄い。そしてタイトな低音。
     有楽町界隈で映画を見ていると、「やっぱりホームシアターの精密な音は良いな」 と思うのだが、ここのマトリックスのサウンドを聴くと到底かなわないと思い知る。 有楽町はただ音量が大きいだけ。ぼよぼよ。
     画も、おやっと思うほど明るくて、今まで暗いシーンばかりの映画だと 思っていたマトリックスの隠れていたディーテイルが掘り起こされるよう。

     ともあれ、ここで上映される映画の全てがTHXなのだから、もう他の 映画館には行きたくなくなった(^^;

1999.11.27
  • 『VPL-VW10HT製品版デモ機見聞録』 - DVD-H1000、VC-2001 の525P出力とVW10HTの組み合わせによる比較視聴と、それらとインタレース入力に対するDRCの 有効性についてのレポート
  • バージンシネマズのホームページに本日オープンの 「市川コルトンプラザ」の情報が掲載される。
     『全館THX』なので、これまで日本に8つしかなかったTHXスクリーンが、一挙に9つ増えるのだからえらいことだ。 ここで上映される映画は全てTHX。だからどう考えたって「サラリーマン金太郎」のTHX上映は 世界で一カ所しかない(^^)
     マトリックス見ちゃおうかな〜。
1999.11.26
  • AVAC横浜店は遠い!といいつつ、電話でVW10HTがデモ中であるのを確認して出向く。
    店員曰く「なんだかここ三日ほどお客さんが多いんですよねぇ〜」
     機械の素性は「正式なラインで作られた製品版によるSONYのデモ機でイベント用に 貸し出された物」で、SONYの担当部署名がテプラでびっとり張り付いていた。
     当然のことながら試作機にあった縞模様etc.の未完成部分は綺麗に直っており、 ドット欠けは三個有るが、かじりついて見ないと分からない。 プログレDVDP,三菱VC-2001,VW10HTの様々な組み合わせを試し新たな感動に浸る(^^)
  • 『恋におちたシェイクスピア(Coll.Ed.)』を妻と鑑賞。
1999.11.25
  • AVAC横浜店にVW10HTが並んだらしい。見たいけれど平日駆けつけるには、ちょっと遠い…。
  • 『恋におちたシェイクスピア(Coll.Ed.)』『アポロ13(Coll.Ed.)』購入
     さっそく『恋におちたシェイクスピア(Coll.Ed.)』を鑑賞  [鑑賞記]
     くっきりツヤツヤ、極上の画像。VW10HTが未出荷なのが本当に恨めしく感じるほど 高画質が詰まっているが、実は安い液晶プロジェクターでもこういう高画質ソフトを 映すと、プロジェクターがグレードアップしたような気持いい映像が出る。本当に凄い。
     衣装の材質の微妙な輝き。マーロウの肩口の紫のビロードや、女王の孔雀の羽を散り ばめたもの凄く凝った豪華な衣装が、どこまでも緻密に鮮やかに見える。
    sony picturesのページ
  • 黒澤監督追悼特集なんて ページを見つけたので、とりあえずチェックチェック。
    全作品解説なんて見ると改めて 見てない作品が多いことがわかるが、12月にHiVisionでまた特集が有るんですよ。うむ…
1999.11.24
  • 明日に向かって撃て(BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID)1969年作品 鑑賞
    キャスト:ポール・ニューマン,ロバート・レッドフォード,キャサリン・ロス
    音楽:バート・バカラック(雨に濡れても)
     そろそろ、無法者の時代も終わろうかというアメリカ。強盗団のリーダーブッチとキッドは 列車強盗のカモにした相手が金を積んで集めた追っ手に執拗に追いつめられ、南米に逃げる。
     慣れないスペイン語に苦闘しながら、今度は真面目に行こうと決意するが、また強盗に逆戻り。 だがそこでも追っ手が迫ってきた。
     …というお話。
     面白い。

  • 『モンタナの風に抱かれて』鑑賞
     話もどうやら地味だが、冒頭、この暗い画像は何でしょうか(^^;;;
       アメリカの田舎ののどかで美しい景色の中で起こる家族のドラマだが、 レジェンド・オブ・フォールの退屈さに比べてこの三時間弱の長い映画を飽きずに見られるのは 「馬と少女の癒し」が少しずつ着実に前に進んでいくことの充実感が支えているような気がする。
     ママの恋愛問題なんか無くても良かったかもしれない。…というか、その話がない方が 「レッドフォードのマディソン郡の橋」なんて言われずに済んだのではないかな(^^; モンタナの自然と馬と少女が中心で良いと思う。
1999.11.23
  • 「プロジェクター・スタンド製作記」を登録。
  • バージンシネマズ市川コルトンプラザ - 近所に立ち寄ったついでにオープン直前の様子を見てみたら、なんと9スクリーン のシネマコンプレックスが『全館THX』というパネル…。
     う〜む、恐るべしバージン・シネマズ。自宅のとなりの駅にこんな物が出来るとは ラッキーかも(^^)(ホームページにはまだ上映案内とか出ていないけれど、今週土曜日からオープン予定)
  • マルタの鷹(THE MALTESE FALCON)1941年作品 鑑賞
    キャスト:ハンフリー・ボガート(スペード),マリー・アストル(ブリジッド),ピーター・ローリー(ジョー・カイロ)
     サンフランシスコの『スペード-アーチャー探偵事務所』に凄い美人の依頼人がやってくる。 「男の元から妹を保護してほしい」と。しかし、保護に向かったアーチャーは殺されてしまう。そして アーチャーを殺した男もまた消されてしまう。
     スペードは、その昔、マルタ島からスペインへの貢ぎ物として作られ、海賊に奪われた謎の 宝物、『マルタの鷹』を狙う、三組の男女の抗争に巻き込まれたのだった。だが、スペード自身 も警察からアーチャー殺しの嫌疑を掛けられ追われることになる。スペードは事件の真相を 暴くためにマルタの鷹の謎に身を投じる。
     …という話。
     先日カサブランカで見たハンフリー・ボガートのこれまた代表作。
     女に甘いような顔をしていて、最後にきっちりハードボイルドしているハンフリー・ボガート がなんだか良いのではないでしょうか。今日的に見ると、アクションのテンポなんかおっとり しているし、拳銃を突きつけても滅多にぶっ放さないし、のどかだけれど、それもまた良し。
1999.11.22
  • ツタヤの『アメリカ映画100年ベスト100』というコーナーからレンタル。
    • 素晴らしき哉、人生!(IT'S A WONDERFUL LIFE)
      制作監督:フランク・キャプラ,音楽:ディミトリ・ティオムキン
      出演:ジェームズ・スチュワート,ドナ・リード,ライオネル・バリモア,トーマス・ミッチェル
    • マルタの鷹(THE MALTESE FALCON)
    • 明日に向かって撃て(BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID)
1999.11.21
  • 日曜日。昼は工作、夜は映画。
     アルミの切削精度も徐々にコツがつかめてきて、+/-0.5mmくらい、なかなか調子がいい。 で、順調に『プロジェクター台』完成。構想一ヶ月半、制作二日という所。高さ調節ネジを 受ける可動部分のネジが緩むので、あとでこれを交換すれば完成。
     米袋とHiViで8kgの荷重をかけ強度のテスト。20mm角のアルミ・アングルをX字型に組んだ 構造だが、たわみ量も少なくいい感じ。
     天板の角度可変ネジも思惑通りでいい感じ。
  • そんなわけで、電動ドリルも買って「何でも作ってやるぜ」な気分である(笑)
     VW10HTの天吊り金具なんか5万円もするけれど、自分で作ればきっと1万円しないね。 見栄えはともかく…(^^; 疑似天吊りスタンドとか、さらに色々作るかな?
  • ビスコムからプログレッシブスキャン・ラインダブラービデオスイッチャーが発表。
    ダブラーはDVDOの最新チップを使っているとかで、プリンストンを買った人がちょっと 悔しがるかも。
     色差のスイッチャーは5入力あるので、これから徐々に必要になってくる製品か。
     この影響で中古でプリンストンが出るのを待ったりして…(^^;
1999.11.20
  • 渋谷のNHKホールにて定期演奏会を聴く。サバリッシュによるR.シュトラウス特集
  • 東急ハンズにて、『プロジェクター台』の残りの部品と工具を買い込む。 ああでもない…こうでもない、と頭の中で設計を煮詰めながら三時間半。結局ちょうつがい 部分の適当な部品が見あたらず、アルミ板を加工して全自作という大変なことに(^^;
     帰宅後さっそく工作に取りかかる。加工精度はともかく、結構行けそう(^^)
1999.11.19
  • 最近コンパクトなホームシアターを作ってホームページも開いたという方からメールをもらう。 はびんご庵
     小さくてもこだわりを、というコンセプトはなかなか共感できる。やっぱり、趣味には 思い入れが必要ですね。
  • 会社帰りに一日早いHiViを入手しようといつもの店に行くと「今月号は昼間のうちに売り切れました」 なにを〜!(^^;;
  • 『マタドール/闘牛士 炎のレクイエム』鑑賞  [鑑賞記]
     スペイン時代のバンデラスが見られる、犯罪サスペンスの逸品。伏線がちょっと反則だけれど 闘牛の官能にとりつかれた男女の狂気が魅力。
1999.11.18
  • また夢を見て目が覚める。なんだか最近多い。ついでに今回は覚えている。
    「親戚の結婚式に出るために田舎に帰ると、高校時代の彼女に会う。積もる昔話でも しようかとすると、彼女の恩師、職場の上司etc.が入れ替わり立ち替わり現れて いつまでたっても全然話が出来ない。そのたびに場所を移し、移し、移し…どこまで 行っても邪魔が入る。だんだん笑顔が引きつってくる」で目が覚めた(^^;
     『トータル・リコール』の影響は…無いな(^^; ハリウッドのコメディーに でもありそうな展開。
  • SONYの電子辞書 "DD-IC100"(英和/和英)を購入。
    カードケースサイズで、一番素晴らしいのはバックライトが点灯すること。 これで、映画を見ながら辞書が引ける(^^)
  • 東急ハンズ(新宿)でプロジェクター台の天板を購入。
     天板だけ。というのは、重くて他のパーツを買う気力が失せたので(^^;;
     まあ、これだけ目方が有ればプロジェクターを置いたときにも程々に安定して 良いかも(ちなみに5.8kg有った)。
     ところで、元になる板材のサイズの都合で、二台分の天板が取れた。
     綺麗に作れたら二台目も作って『からから亭オリジナル製品』として 誰かに買ってもらおうかなぁ…(笑)
  • 『カサブランカ』鑑賞  [鑑賞記]
     名セリフ(名訳)「君の瞳に乾杯」で有名なこの作品だが、DVDで初めて見た。
     基本は甘く切ないラブストーリー、そこに絡めた戦争と正義のアクションが 絶妙なスパイスになっていて、最後のどんでん返しがハンフリー・ボガードを 男にしている。切ない恋と、ラストのどんでん返しのバランスが絶妙。
     ハンフリー・ボガードの名ぜりふも、出てくると嬉しくなってしまうし、 音楽も「時の過ぎ行くままに」だけでなく皆美しく、いくつかのエキゾチックな 曲も良い。
  • 帰宅途中の妻から「流れ星が見える」という電話をもらって河原にでる。
     極大予定日の翌日だが、結構明るい流星を見ることが出来た。ニュースによれば、 どうやら日本で一番よく見えたのはこの晩だったとか。
1999.11.17
  • 『トータル・リコール』鑑賞  [鑑賞記]
     ポール・バーヴォーベン監督。この映画ってターミネーターの「カロルコ」制作だった のですな。
     なんか褪色気味でスカっとしない画面だが、うちの液晶プロジェクターが苦手とする 赤単色の世界(火星だから)が沢山出てくるので、プロジェクターの性能によっては だいぶ印象も違うかも。もっともあまりくっきり大画面で鑑賞するとミニチュアの合成 臭さで笑ってしまうかも知れないけれど…(^^;
     昔の作品なのでインターネットでの感想も結構豊富だが、バホ作品ってどれも賛否の 落差が激しい気がする。お金をかけてもなんだかB級の構造がそうさせるのか?
1999.11.16
  • やたら怖い夢を見てうなされてしまった。怖いポイントは 「何となく現実めいている」ということ。 もっとも起きて5分もすると忘れちゃうから平気だけれど(^^;
1999.11.15
1999.11.14
  • 朝から、「折り畳み式プロジェクター台(投影角度調整機能つき)」 を設計する。
     素材はL字のアルミ棒と1cm厚の板の組み合わせ。しかし、折り畳み可能に するために、各接合部は相当面倒な形状に…。少しでも簡単な構造を研究 するとして、出来るかな?(^^;
     プロジェクターを載せる天板の角度を自在に調節する為に、長ネジとボルト を使うつもりだが、長ネジを支えるちょうつがいに使えるうまい既製品が 有れば良いのだが。
  • そんなわけで、金具はどこだ? Webで検索してみたら 有るもんだ、金具屋さんのHP(ただし家具系)
  • 『あなたに降る夢』鑑賞
     最近ニコラス・ケージの出ている映画をはじから見ているのだが、こんな とことん「ほのぼの」した結末の作品は初めてかも。もちろん、タイトルからして ほのぼのハッピーエンドなわけだが。
     ともあれ、正直でとってもいい人な警官の主人公(ケージ)が、偶然レストランの ウェイトレスに渡すチップが無かったために 『今日買った宝くじ(ナンバーズみたいなもの?)があたったら半分あげる』と約束。
     ところがくじが400万ドルの大当たりになったからさあ大変。 (100万ドルは1億数千万円相当)
     とことん正直者の警官は、約束通りウェイトレスに半分あげるのだけれど、 警官の妻が強欲で、人の良すぎる警官は離婚されてしまい、当選金の分け前も 裁判で取り上げられ破産。…しかし最後に世間は彼らの味方をしてくれた。という 結末。
     「不器用な正直者が最後に幸せになる」という、まあたまにはこういう徹底的に 幸せな映画もいいかな?という話でありました。
  • 夜はまた、数本の映画を飛ばし見。数週間後にもっと高画質で見られるかと 思うとなんだか落ち着かない(^^;
  • ともあれ、タイタニックDVDを英語字幕で鑑賞。
     意外なことにファブリツィオの英語・イタリア語ちゃんぽんのセリフが かなり字幕化されていて確認することが出来る。辞書を引いてみようかな?
1999.11.13
  • 『ヤマトよ永遠に』鑑賞 [鑑賞記]
     今回の目玉は「重核子爆弾」と「サーシャ」?いまさらストーリーはどうでもよい のだが(笑) 作画が酷いな〜。
     エンディングが、布施あきらと岩崎宏美(?)の歌謡ショーみたいなのもかなりびっくり
  • 朝から、VW10HTの投影距離表と、巻き尺を持って床にマーキングして回る。
     4:3の90インチスクリーンに頭越し投影の予定で、高さ1050mmのスタンドを作って16:9と4:3で50センチほど 場所をずらせばどちらもうまくいくことは わかったが、16:9の時「フルスルー・モード」を使用すれば、カウンターキッチンに 乗せるだけで4:3の時と共用出来そう。当面はこれでOKか?
  • 勢いで、『未来少年コナン』『攻殻機動隊』『屋根の上のヴァイオリン弾き』etc. を虫食い視聴。疲れた(^^;
     『屋根の上のヴァイオリン弾き』(なんと8mmソフト)は、浅い色でコントラストも 無いので液晶PJで見るには非常に辛い。
1999.11.12
  • 今夜から妻が合唱団の合宿で2泊3日の留守なので、映画の週末である(笑)
  • それにしても、予定通りなら今日VPL-VW10HTが入荷していたはずなのに(^^;
     というわけで一応AVACさんに電話して聞いてみる。「現状ではメーカーでどのくらいの規模で生産 できるかの情報もないので、まだ、誰に何日頃に入荷するかの連絡もできないレベル」 とのこと。ま〜仕方ないか。
  • 我々の結婚披露パーティーの演奏の録音のダビングを頼まれていたので、手を着ける。 しかし、1セットダビングするのに4時間近くかかるので大変だ(^^;
1999.11.11
  • 新宿にてVISCOM受け渡し。ちょっとお話ししてみて、ホームシアター以外の 音楽の趣味なども意外に似ていることが発覚。T.Mさん、今後もよろしくお願いします。
  • 久しぶりに古楽のCDをまとめ買い。目玉はALSQ演奏の『フーガの技法全曲の リコーダーカルテット版』である。
  • 『RONIN』を購入。鑑賞。 [鑑賞記]
     久しぶりにジャン・レノファンにとって嬉しい映画であった(^^)
1999.11.10
  • VISCOMは引き取り手が見つかりました(__)
  • グインサーガ最新刊発行『豹頭将軍の帰還』即日読了(^^)
  • 鑑賞記をいくつか更新(七人の侍/女優マルキーズ/ブラス!) といっても、最近日記のコーナーに書いたものの焼き直しですが…(^^;
1999.11. 9
  • 演奏会の録音のダビングをしよう。SONYの液晶プロジェクターの入荷も遅れる みたいだし、ビジュアルは一休み。
  • 『十二夜('96)』鑑賞 [鑑賞記]
     「恋に落ちたシェークスピア」から始まり「ハムレット」「エリザベス」と、 シェークスピア物、英国物に心引かれているこの頃である。

     「男には見えね〜よ」という話もあるが(^^;付け髭なんか付けるヴァイオラが まず可愛い。そして、ヴァイオラに心引かれる夫人がまた可愛い。夢見る青年領主も、 夫人のお抱え道化師の風来坊ぶりも、ともかく登場人物がなかなか良い。
     話は道化師の歌を「狂言回し」的に使って、ミュージカルっぽい雰囲気も漂わ せながら進むのが洒落ていて、喜劇として気持ちよく笑えた。
     ぜひDVDで発売してもらいたい作品。
1999.11. 8
  • VISCOM VSS7000II売却決意。
    VW10HT入荷に備えて部屋を広くして妻の心証を良くしようキャンペーンの一環として(^^;
    (後日談:即日メールを頂き売れました。ありがとうございました(__))
  • 「今年も獅子座流星群」 …昨年は翌日を休暇にして見たのだった(笑) でも珍しい大火球が見られたので 心証はよい(^^)
  • 夢のお告げ(?)
     きっかけはとある凶悪犯人によるビル占拠事件である。
     そのビルは私が昔住んでいた場所で荷物置き場として使用していた物だが、ついに 最上階を爆破して突入ということになり、一階の私の荷物はともかく運び出すことに なり、大量の段ボール箱を現在の自宅に持ち込む。
     さて、事件は無事解決したのだが運んだ荷物が問題だ。
     まずカメラ関係の箱を開いて床に並べていくと、マニュアルフォーカス時代からの レンズや、小物パーツ類、写真、フィルムetc.が延々と出てきてキリがない。捨てる物、 保管する物、中古として売り払う物を丁寧に分ける。中には現実には所有していない がいつか見た夢に登場した写真が再登場なんて物まである。
    とにかく時間が掛かって一時間寝坊した(^^;;
     しかし、この夢の恐ろしいところは『古びたがらくたが詰まった段ボール箱が 現実にいくつも積んであって、整理を待っている』という現実である(^^;
  • 『十二夜('96)』(ビデオ)『あなたに降る夢』『ヤマトよ永遠に』(DVD)をレンタル
    先週借りた「エクソシスト」は見ないで返してしまった。やっぱり怖い映画は見られない のか(^^;;;
1999.11. 7
  • 朝一番で妻が出かけてしまって暇。ビデオの整理をしようとしてつい撮り溜めたアニメを三本見てしまう。 『サイボーグ009/超銀河伝説』『耳をすませば』『天空の城・ラピュタ』
  • 『サイボーグ009/超銀河伝説』 [鑑賞記]
     『超銀河伝説』とは、「宇宙の中心には神様がいた」という話。
     2時間かけるには話が薄く、絵の書き込みの無さ。フォークソング風の切ない挿入歌(^^; ご都合なストーリーにがっくり。
     009は一度も加速装置を使っていないのは許せない。他のサイボーグも、 個々の才能を発揮していない。なにしろ戦闘シーンの大半が宇宙船の機銃の撃ち合い で、ちっともサイボーグの意味がない。宇宙空間では日も水も空も重量物もないからな…
     非常に非常に空疎で悲しい作品であった。あぁ、009のTVシリーズが見たい。
  • 『耳をすませば』
     つづいて、耳をすませばを見る。目を洗われるような細密な美術と、聖蹟桜ヶ丘と 周辺の団地群をモデルにした実在感。中学校の教室から図書館の裏まで、全てが 溢れるほどのリアリティー。
     ストーリーや登場人物は、主人公の雫の友達や家族の普通の家族の「普通さ」と、 謎のアンティーク・ショップを取り囲む人たちのちょっと浮き世離れした雰囲気の 対比が効果的。
     日常の中に突然現れた異世界。素敵なことが始まる予感が良く出ている。
     サラウンドも秀逸。空想の飛行シーンの重低音の空気感も、2chサラウンドと 思えないほど良い。
     結末は大人が見るにはちょっと恥ずかしいような甘酸っぱいラブストーリー だけれど、こういうのを上質というのではないかな。
  • 『天空の城・ラピュタ』
     耳をすませばとおなじテープに録画されていたんで…(^^;
     しかし、久しぶりに見るとこれも良い作品。結末の「何もかも壊してしまう」 という部分は不満なのだけれど。
1999.11. 6
  • 演奏会の録音を編集する。DATからデジタルリバーブを噛ませてMDに落とし、 パソコンリンクソフトから編集。結構楽である。
1999.11. 5
  • 銀座SONYビルのショールームに行き、新しい「ビデオプロジェクター総合カタログ('99.11)」 をもらう。もちろん目当てはVPL-VW10HTだ。
     最初のページから、しゃれた丸テーブル型のプロジェクタ台に収められたVW10HTの写真で 始まり、次のページは、横長のテーブルの下にプロジェクタを抱え込む形のスタンドと、 ロー・ボードに組み込んだアップライズ型のスクリーンの写真。次の見開きは、サイド ボードの中にVW10HTを仕込んで、半回転させると完全収納できる家具の写真。それと、 肘掛けにフタがついてリモコンが収納できるソファの組み合わせ。
     完全に「お洒落なリビングで映画を楽しもう」という家具屋さんの提案広告みたいな 作りで、広告のお洒落な家具は実際に注文もできる。妻を説得するツールに使えるかな。
     …というわけで、うちの妻で実験。
    結果『写真で見ると格好いいんだけれどね、どうせコードがウニウニするんでしょ。
     騙されないわよ!』

     …う〜む、確かに写真には一本のケーブルも写っていないけれど…(^^;
1999.11. 4
  • 『リプレイスメント・キラー』鑑賞 [鑑賞記]
     作品全体に流れるロックのビートと、色彩感豊かな照明の美しさ、 アクションのキメのポーズの造形美、どれを取っても美しく、まるで、銃弾の 雨の降り注ぐミュージックビデオのような軽快でノリノリな画面。
     ストーリーは、主人公の美学をもり立てるためのものであって、 深刻な物ではない。だから何度見ても銃撃戦の爽快感や、キメポーズの 美しさに酔える。とにかく美しい。
     こんなに東洋人が格好良く映画になるなら、日本映画も頑張らねば。
  • 『コン・エアー』鑑賞 [鑑賞記]
1999.11. 3
  • リコーダーアンサンブル(MAT)の演奏会。無事終了。
1999.11. 2
  • 3日の演奏会の曲が全然仕上がっていないので休暇を取って練習する(^^;;
  • 東北新社のDVDのページ に、『卒業』の広告が掲載される。
     12/24発売。懐かしさで気が狂いそう(笑) 頭の中にS&Gのメロディーが流れる。
  • ゆうべの話。
     家に帰ってきて江戸川の土手を見上げると、赤い回転灯、投光器、パトカー、消防車、救急車、 レスキュー隊が群がっている…。
     マンションの外階段に登って眺めていると、なにやら川から引き上げて担架に乗せて救急車に 収容したようだが、いっこうに発車しないところを見ると、南無阿弥陀仏ということか…。
     ふと対岸を見ると、江戸川区からも消防車、レスキュー隊が集まってなにやら活動していたが、 おそらく川上から何か流れてきたのを収容しようと、千葉県警、警察庁が両岸で活動して いたのだろう。
     やがてメガホンでなにやら叫ぶ声が聞こえてきたが、
    「この川の〜真ん中からこちら側はぁ〜我々小岩署の管轄だぁ〜。
     空き地署は直ちに帰れ〜」

    などと言っていたかどうかは不明。(空き地署じゃないって…(^^;;)
1999.11. 1
  • 『エクソシスト 特別版』『リプレイスメント・キラー』『コン・エアー』DVDをレンタル。
     DVDレンタルはどうもアニメを借りる人が少ないような気がする。エヴァや カウボーイ・ビバップなど4巻ずつ入荷しているが、だ〜れも借りていない。劇場版が 一つ借り出されているのがたまにあるくらいか。
  • AVAC秋葉原店に寄る。
     PRINCETONのダブラーが入っていないかと思って覗いてみたのだが、その気配は無し。
     NECのDMDデバイスを使ったプロジェクターMB810(だったかな)がバグズライフを投影 していたが、結構しゃきっとして良い画だった。このデバイスは画面に近寄ってよく 見ると、画素の真ん中に小さな黒点があるのが面白い。
     一見して隣で「アルマゲドン」で デモしていたL10000より生きの良い画を出しているようだったが、バグズライフそのものが、 非常に液晶で投影するのに適した素材(明るくて淡い色彩が中心)なので、あまり比較には ならないかも。
     ついでに、アルマゲドンは「ほとんど暗い中にハイライトがチカチカ」という画面が 多いので、あまりデモ向きの映画ではないと思うのだが…。
  • ヤマギワで、PanasonicのプログレDVD、H1000を見かけるが、16インチの小さな TVに繋げていて、プログレも何も無い。店員のセンスを疑うぜ…。プロジェクターは ともかく、32〜36インチのプログレ対応TVに繋いでほしい。
     もっとも、ホームシアター・コーナーを改装中だったから、改装後にちゃんと そちらに設置されれば良いんだけれど。


[Home] [先月|目次|翌月]

文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!