我が家の導入計画と設置


●我が家の導入計画(レイアウト編)

 我が家のDOLBYデジタル導入後のスピーカーレイアウトを書きます。        ________←スクリーン       ■L ■C R■■SW       AV兼用           ■R   TV用R■      ↑    TV□   TV用サラウンドSP   TV用L■      ↓           ■L         □←プロジェクタ     LS■      ■RS  具体的にはセンタースピーカー(パイオニア SS-T9)と、効果音のLs/Rs (同 SS-T7LR)の3本のスピーカーが新たに入ります。 (TV系と独立しているのでなんと合計10本(^^;)

●我が家の導入計画(接続編)

 大きな問題は、従来のオーディオ用アンプとの共存をどうするかです。  二台のアンプから一台のメインスピーカーへの切り替え器を使う手が もっとも正当でしょうが、なかなかよい製品がありません。自作するというのも 工具から必要になるので買うより高くつきそうだし(^^;;  色々悩んだのですが、結局AVアンプに一本化することになりました。 (従来アンプは休眠中)  映画以外のものを聴くときには"DIRECT PASS"という小さなスイッチを押せば、 エコーとか何も無い普通のステレオ・アンプと同じ動作になります。  すべてのビデオ系機器は2系統の出力があるので、一系統はTVに直接繋ぐこと で、TVを見るときには従来通りの操作性を確保しています。  接続を考えるのも結構大変で、何枚も図を書きました。

●我が家の導入計画(説得編)

 設置に関する苦労話は後述しますが、はっきり言って、リビングにこんな仰々 しいシステムを導入するに当たっては「妻の理解」が絶対的に必要でした。  物が増えること、インテリアとの共存、壁に穴をあけること、従来のシステム との操作性の違いなどなどについて、こつこつと説明し、ひとつひとつ納得して もらい(いや、まだ納得していないことはあるとは思いますが…)、情にも訴え(^^;  とにかく、色々しました。  夫の道楽を黙認してくれる妻に、感謝の言葉を捧げたいと思います(_ _) ----*----

●セットアップ(接続編)

 従来のアンプを完全に置き換えることにしたので、まず、アンプ本体を交換。  事前に追加するケーブル類を購入しましたが、これで3万円くらいかかりまし た(^^;  接続した機器は  オーディオ系 TUNER,DAT,CD,TAPE,TIMER  ビデオ系 S-VHS,Hi8,LD/DVD,TV  ケーブルはオーディオ7,ビデオ12,スピーカー6,電源10 合計35本 です。  35本のケーブルを繋ぐというのは半端じゃないですね。あと、アンテナ線もか。 (モーさんの家のケーブル数にはかなわないと思いますが)

●セットアップ(スピーカー設置編)

 とにかく、新しく入るスピーカーをどのように配置して、インテリアにとけ込 むように処理するのかは問題です。なにしろスピーカーが10本になるので、部屋 中どっちを向いてもスピーカーです。
リヤスピーカー
S-ST7(パイオニア)
 最大の難関はリアスピーカーでした。
 リアスピーカーは、広がり感を持たせるために耳よりも高く設置するのが標準 ですが、リビングの後方はキッチンの出入り口とカウンターがあり、スタンド置 きは邪魔になって不可能です。
 従って、天井から吊ることにしました。
 スピーカーそのものもインテリア的に目立たず家族の理解を得るために、文庫 本サイズのスピーカーを選びました。真っ黒な文庫本サイズの直方体で、あえて 見上げなければ気にしないですむ程度の存在感だと思います。

 ところで、マンションの壁面はたいていが耐火ボードの中空構造か、あるいは 外壁のコンクリートが直に有ったりで、普通のネジは使えません。
 額を飾る程度なら、中空壁を支える木の骨組みを探してそこに止めればいいの ですが、スピーカー金具の座金の4つの穴全てに上手く合うなんてことはあり得 ません。
 そこで、「モリーアンカー」という中空壁の内側でX字型に広がって支える ネジを使用しました。我が家の壁は約10mm厚でした(思ったよりも厚かった)。

 当初は天井から吊る予定だったのですが、外壁に近い方の天井がどうやらモロ にコンクリートの梁らしい。コンクリート用のネジも売ってはいますが、さすが に、構造壁部分に穴をあける度胸はなかったので、壁面設置になりました。

 ちなみに、スピーカーホルダーはボーズ社製でした。
(スピーカーはパイオニア製だが、取り付けネジに互換性がある)

 取り付けの後は、リアSP設置の一番の問題は配線の引き回しだと思います。
 なるべく見えないところを引き回していますが、カウンターキッチンのカウン ターの出っ張りから壁への立ち上げ部分は、プラスチックモールでカバーしてし まい線が見えないようにしました。
 カウンター部分を水平に這う部分はもともと、ぬいぐるみの席なので、彼の お尻の下に隠れています。

 中には、造花のツタなんかをからませてデザイン的に処理している人もいるよ うですが、そういうのも良いかもしれません。
 こうして、リアスピーカーは何となく、隠れています。


 センタースピーカーは何しろスクリーンの前に置くものなので、隠せないのが
悩みです。
 床置きではどうしてもセリフが下がって聞こえるので、とりあえず、膝の高さ
の箱に乗せています。音響的にはダンベルが重石になっています(^^;;
 TVの上に載せて使う。なんて場合は何も考えることはないのでしょうけれど、
窓の面にあるので、なんか邪魔です。

 サブ・ウーファーは、メインスピーカーと、壁の間のデッドスペースに収まっ
ていますので、特に問題なし。

 従来から使っていたTVのドルビーサラウンド用スピーカーは、拾ってきた
パソコンスピーカーですし、音質にこだわっていないので、物陰に押し込んでい
ます。
 というわけで、10本のスピーカーはこのように収まっております。

 この上まだリアスピーカーの強化専用サブ・ウーファーが置きたい。なんてこ
とは、なかなか言い出せないところです(^^; まあ、ソフトが充実してきたら
考えてみたいと思います。

次回は「システム調整」です
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