Blu-rayレコーダ SONY BDZ-X90 導入記
〜東芝RD-StyleからSONY-Style(?)への引越しノウハウ教えます〜
[SONY ブルーレイディスク ポータルサイト]
ブルーレイじゃないと、もったいない!
■いままでのTVにはDVD、ハイヒジョンTVにはブルーレイ!
矢沢永吉登場のSONYのBlu-ray CMのキャッチフレーズであります。
「からから亭ホームシアター」の録画生活も、SONYのS-VHSを出発点として、Hi8、
アナログ・ハイビジョン簡易デコーダ搭載S-VHS(松下)、HDD&DVDレコーダRD-X2,X3,X6(東芝)、
デジタル・ハイビジョンビデオD-VHS(ビクター)、i-LINK接続HDD2台(Rec-POT/アイオー)と
変遷してきたが、地上デジタル移行を目の前にして、ついにBlu-rayレコーダーの時代に突入した。
私がSONY製レコーダーを使うのはテープ時代以後初めてで、東芝RDとの使い勝手の違いには
少なからず壁を感じました。このページでは、2002年から5年間使ってきた
東芝RDシリーズからSONYのブルーレイレコーダへの引越しに関する苦労話中心に、
東芝からSONYへの引越しを検討中の方に参考になる情報をまとめます。
リプレイス!
■2007年「からから亭」の録画機器構成
2007年11月、からから亭ホームシアターのビデオ機器構成です。
- □ディスプレイ(VPL-VW100+110インチスクリーン+25型トリニトロンTV)
- □9.1chアンプ(TA-DA7000ES)
- ■アナログHDD&DVDレコーダ(RD-X3)
- ×BS/CS/地デジ・チューナー(DST-TX1)+Rec-POT(80G+160G)
- ■D-VHSレコーダ(35000)
- ■デジタルHDD&DVDレコーダ(RD-X6)
- ■BDプレイヤー(PS3)
寝室のサブ・システムには、LD,Hi8,S-VHSの過去メディア再生装置とRD-X2で、
「過去メディアDVD-R移行センター」の体裁。
要するにLDが見たくなったらまるっとDVD-Rに焼いて主システムで見る。そんな感じ。
今回Blu-rayレコーダ導入に当って、RD-X3を引退させようかと思っていたのだが、
RD-X6導入以来単体チューナー+REC-POTとD-VHSを全く使って
いなかったので、引退(サブシステムに移行)させることにした。
我が家では、単体「地デジチューナー」は、2011年以降も活躍しているかもしれない。
RD-X6は、地上アナログ終了までは「名作アニメ/特撮DVD化マシン」
として活用。プロジェクターで見ないお笑いや情報番組もRDで録画。4:3画面専用機とする。
RD-X3は、BSアナログ専用機。「BS2の4:3番組」はこれで録る。白黒映画や名作アニメ
など、まだまだDVD画質でOKの作品がたくさん放送されているから。
D-VHSは既に録画機としての使命は終わっているが、録画資産のためRD-X6にi-LINK接続。
(ただし我が家の35000は、ハイビジョンのアナログ出力も持っているので、RD-X6が
引退しても単体で使える。)
ここにBlu-rayレコーダを加えて、5番組同時録画システムとなる。
BDレコは主にプロジェクター接続で、アナログは100%不使用。ただし、録画予約やR焼きなどの
作業用にTVにも繋いでおく。
RD-StyleからBlu-rayへ!
環境解説も済んだところで、いよいよRD使いのBD移行のノウハウ集。
RDシリーズの主要な操作が、BDZ-X90でどうなるかの視点で解説。
■リモコンの対応
リモコンは円形にデザインされたカーソルキーを中心にして、X6とX90は上下逆に主要機能が
配置されたようなデザインで、SONYの他のTV系機器とレイアウトは揃えてある。
機能的にはX6と似たようなボタンが多い。
X90の方がボタンが少なく、X6と同じボタンが無い場合は、たいがい
「クロスメディアバー」の中に配置されている。
[クイックメニュー(オプション)]でPCの右クリックのように、場面に合った作業の選択肢が
表示されるのもX6と同様。
■X6のリモコンにあってX90に無いボタン解説
RD-X6 | BDZ-X90 | コメント |
メディア | × | X6で一度も使ったことが無い(X-mediaバーから選択) |
簡単メニュー | ホーム | X6は[簡単メニュー]から初期設定や最新の録画一件が見られたりする
X90には「簡単メニュー」は無いが[ホームメニュー]から全ての機能にアクセスできる。 |
編集ナビ | × | X90ではタイトル選択して[オプション]で編集メニュー開く |
モード (タイトル/チャプター表示切替) | × | X6は[モード]ボタンでタイトル/チャプターリストを切り替える
X90は「チャプター消去」など、必要なときしかチャプターリスト表示は無い。 |
TS/VR | × | X6ではデジタル/アナログ1/アナログ2の3つのチューナーを切り替えるボタン。
デジタルチューナーが選択されているときだけ、[放送切換]ボタンで地デジ/BS/CSを切り替える
(これが面倒で家族には扱いを覚えてもらえない)
X90は[ホーム]メニューで表示される一覧画面から全ての放送を選択。
チューナーは2台あるが直接見ることが出来るのは「録画1」用のみ。したがって録画中は裏番組は見られない。
「録画2」で使われるチューナーは「デジタル放送のDR録画専用」で直接見ることはできないが、こちらで録画中は
裏番組は見ることが出来る。
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解像度切換 | 解像度切換(本体) | "D1/D2/D3/D4"の切替。リモコンで切り替えられるほうが
便利だが、切換の反応はX90の方が速い。 |
i.LINK | × | [ホーム]メニューから選択 |
終了 | × | X6はほとんどの場合[戻る]ボタンで終了するが稀に[終了]でないと終われないメニューがある。X90は[戻る]ボタンで統一 |
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■X6とX90リモコンのボタン対応
RD-X6のリモコンボタンの上から順に、BDZ-X90のリモコンへの対応を説明
RD-X6はリモコンの「フタ」を廃止している。
RD-X6 | BDZ-X90 | コメント |
電源 | 電源 | 予約録画中、X6は電源ボタン無効(Qメニュー[終了後電源断]を選択)
X90は電源ボタンで即画面のみOFF、録画終了で電源断 |
TV電源 TV入力切替 TVチャンネル^/v TV音量+/- トレイ開/閉 |
TV電源 入力切替 チャンネル+/- 音量+/- 開/閉 |
X90は下記[操作切換]ボタンに各種のリモコンコードを登録することで、
BD/DVD/AMP/TV他の基本操作が出来る。
BDモードでは通常TVの音量調節ができるが、アンプの音量に切替ることも可能 |
× | 消音 | X90は音量ボタンの横に[消音]ボタン有り |
× | 操作切換 (BD/DVD/AMP/TV) | 他の機器がコントロールできる |
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放送切換 | 地アナ/地デジ/BS/CS | X90はダイレクトボタンで番組表も切り替わる(X6は順送り) |
入力切換 | ×(ホーム) | X-mediaバーから選択 |
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データ | 連動データ | 同じ |
音声/音多 | 音声切換 | X90はフタの中 |
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HDD タイムスリップ DVD 見るナビ | [見る]or[ホーム] |
メニューの「ビデオ一覧」から選択。X90はHDD/タイムスリップ/DVDの区別が無い。
(タイムスリップは録画中/録画済みタイトルの区別が無いのでリストから普通に再生)
DVDはビデオ一覧リストのトップに表示される(挿入時、自動再生) |
番組ナビ | 番組表 or 予約する |
[番組表]ボタンは視聴中のチャンネルの番組表表示
[予約する]ボタンは各種の予約方法の一覧を表示(番組ナビに近い) |
^^/vv | チャンネル | X6はチャンネル+/-と各種ページ送りを兼用 |
《 / 》 | ←/→ (フラッシュ) | ビデオ飛ばし見と番組表ページ送りを兼ねる |
モード | ? | 場面によって機能が変わる |
番組説明 | 番組説明 | 同じ |
トップメニュー/メニュー | 同(フタの中) | BD-ROM再生関係のボタンは下部のスライド蓋の中。
ただし、蓋を開けなくてもROM再生中に[ホーム]ボタンを押すと
[トップメニュー] [メニュー]の選択肢が画面表示される |
戻る | 戻る | 同じ |
クイックメニュー | オプション | 同じ(PCの右クリック相当) |
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1/20送り (カーソル兼用) | シーンサーチ | X6は1クリックで全体の1/20送り
X90は[シーンサーチ]ボタンを押すと画面下部にインジケーター(棒グラフ)が表示され超早送り操作できる。
(または、自動チャプターだと6分ごとに(=2時間番組には20個の)チャプターがつくので、
1/20送りの代用になる) |
コマ送り/一時停止 早送り/再生 スロー/停止 スキップ (以上テンキー兼用) |
スキップ/フラッシュ 早送り(スロー/コマ送り兼用)/再生 シーンサーチ/一時停止/停止
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X6は再生系ボタンが3列4段(合計15個)。上段から「コマ送り」「早送り」「スロー」「スキップ」と、速度がバラバラ。
テンキーと兼用のために「再生ボタンが大きい」などという普通のメリハリも無い。
しかもフラッシュボタンと1/20送りは、カーソルキーの仲間。
過去には、X2,X3では再生系ボタンがカーソルの周りをぐるりと取り囲んでいたり、東芝配列は独創的。
X90は3(4)列3段の配置(合計10個)。特徴的なのは「早送り/スロー/コマ送り」が一つのボタンに集約されていることだ。
早送りボタンが一時停止状態だとコマ送りボタンに変化。
コマ送りを長押しするとスロー再生という操作は、かなり直感的だ。
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チャプター分割 (テンキー0兼用) | チャプター書き込み (フタの中) |
[チャプター分割]が再生系キーに混じって配置されているのが、「編集マシン」RDのアイデンティティか。
一方おまかせチャプター搭載のSONYはフタの中に配置。 |
× | ダイジェスト(青)/早見(黄) | X6の音声付早見は早送り一回押し |
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シフト | × | X6で再生ボタンを10キーとして使うときなどに使用 |
クリア | クリア | キーボード画面で一文字削除 [ビデオ]で選択した番組削除
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CH番号入力 | 10キー | 押すと、放送局の番号の3ケタ入力で選曲 |
録画 | 録画(フタの中) | 放送中の番組を手動録画 |
× | 録画停止(フタの中) | X6は録画中のチューナーを選択して[停止]ボタンを押す。
X90は放送局一覧メニューから停止する事が出来る
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ズーム | ×/黄 | 画面ズームは無し/番組表拡大は[黄] |
青/赤/緑/黄 | 青/赤/緑/黄 | 同じ |
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録画モード | 録画モード(フタの中) | 手動録画の画質を切り換える |
入力3スルー | × | |
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アングル | 映像切換 | フタの中 |
字幕 | 字幕 | フタの中 |
タイムバー | 画面表示 | X90の[画面表示]はタイムバーだけでなく、
「ビデオ」一覧時にはHDD残量表示など場面に応じて付加情報や操作ガイドを表示 |
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基本(機能)デザインの相違
以下の章でRD-X6の主要な機能に沿って、「BDZ-X90ではどのような操作になるか」をまとめる。
RD-Styleとは、「HDDに録画する。編集してDVDに残す。」という一連の行為のこと。
他社のDVDレコーダと比較すると「編集」機能が充実している事が特長だった。
これを象徴するのが、
「HDD」「タイムスリップ」「DVD」の3つのメディア切替ボタンと
「録るナビ」「見るナビ」「編集ナビ」と3つの機能ボタン。
大きなボタンでレコーダーの多機能を分りやすくまとめていたのがポイントだった。
また、[クイックメニュー]ボタンで、Windowsの「右クリック」的に、画面ごとに
適切な操作のリストが出るのはパソコン的で分りやすかった。初めてRD-X2を使ったときにはこの機能に感動した。
RDの高機能を象徴する編集機能は、チャプター編集とプレイリスト作成が基本。
録画した番組をチャプター編集で「部品」に切り分け、これを拾い集めて「プレイリスト」を作成する。
単純な「CMカット」だけでなく、複数の番組から好きなシーンをまとめたダイジェストなどを
簡単に作れることと、プレイリストを編集することで元の番組にハサミを入れない(やり直しが簡単)
なことが特徴だ。
DVDのメニュー作成機能も機種ごとに進化した。
RDシリーズもアナログレコーダー時代から、デジタル対応の流れで「編集ナビ」と「録るナビ」の
位置(地位?)が逆転したり「簡単メニュー」(全然簡単じゃない)が増設されたり、
変遷していて、RD-X2,3のスッキリした構成からみれば、RD-X6のメニューは相当に「建て増し」した
温泉旅館風の複雑さを増してきた。
「編集ナビ」の中から「録るナビ」の機能が呼び出せるようになったりして、機能の割り振りが
曖昧になってきたのは、使いやすさ追求とスタイルの追求に齟齬が生じてきた感じではある。
BDZ-X90は、[ホーム]ボタンを押して開く「クロスメディアバー」
という名前のメニュー画面に全ての機能がレイアウトされ、アクセスする。
ただし、BDZ-X90はリモコンに[予約する] [見る]
の二つのボタンを追加して、RDで言うところの「録るナビ」「見るナビ」相当の画面への
ショートカットを設けた。
「編集ナビ」に対応するボタンは無く、ビデオの一覧表示から[オプション]ボタンを
押すことで表示される機能リストの中に「編集」機能がある。
[ホーム]ボタンで「クロスメディアバー」を開くのは、機能としてはRD-X6の「簡単メニュー」に
近いが、X6の「簡単メニュー」は各種設定画面にアクセスする時にしか使わなかったのに対して、
「クロスメディアバー」は全機能が階層的に配置されていて、自分がどの階層に居るのかを
意識しやすくなっている。
また、[予約する] [見る]ボタンは「クロスメディアバー」の特定の位置への純粋なショートカット
なので、操作感は統一されている。
[クイックメニュー]に対応するのは[オプション]ボタン。使い方は全く同じ。
BDZ-X90は、メディア切替ボタンは無い。
HDD/DVDドライブはクロスメディアバーの「ビデオ」の項目にまとめられて、BD/DVDはフォルダ
の一つのように見える。
クロスメディアバーの中にビデオと同様に、地アナ/地デジ/BS/CSチューナー、音楽、写真などの
メディアがレイアウトされている。
RD-X6では「何もしていないときは放送を映す」という考え。
「HDD/タイムスリップ/DVD」というボタンは有るのに「TV」というボタンが無い…とも言える。
BDZ-X90は「何もしていないときはメニュー画面」で、放送を見るときには
メニューから「放送」を選択する。
ホームシアターで大画面&アンプ使用のシチュエーションを考えると、
再生が終わるとメニュー画面に戻って無駄な画面や
音が出ないBDZ-X90の考え方のほうが映画鑑賞装置としての品格が有る。
RD式に、録画やDVDの再生が終わるとTV画面になって、いかにシリアスな映画の後でも
止めたとたんに下らないバラエティの画面を見せられる羽目になるのは辛い。
事実、今までレコーダでDVD鑑賞した事が無く、必ず「単体DVDプレイヤー」を使っていたのは、
TV画面が嫌過ぎだから。でも、BDZ-X90の仕様なら使える。
「録るナビ」から「予約する」へ
BDZ-X90は「番組表検索」と「自動録画」が充実しているのが売りだ。
RD-X6にも「自動録画」機能はあるが、売りとしているのはPCの画面上から録画予約が出来る
使い勝手がメイン。
(パナソニックの現行BD機には、「ドラマ新番組予約」くらいしか、自動化機能は無いようだ。)
■番組表(EPG)から予約
RD-X3まではパソコンから予約していた。
RD-X6では、本体のEPGにはW録画のバッティング状態が表示されるのでPCより
本体から予約するのを多用していた。
BDZ-X90は、EPGから予約することそのものの使い勝手はRD-X6と大差無い。
EPG表示の機能性では若干X6に分があるが、BDZ-X90はその分「自動録画」に力を入れているという感じ。
| RD-X6 | BDZ-X90 |
ズーム | 1時間7ch/2時間7ch/4時間7ch | 1時間3ch/4時間5ch/4時間7ch |
同一チャンネル一週間表示 | あり(帯番組の確認に便利) | なし |
特定のchだけ番組表示 | あり(複数セット設定可) | あり(不要チャンネル非表示のみ) |
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■2番組同時録画
X6もX90も、予約時にどのエンコーダで録画するか決めておく必要があり、エンコーダによって
出来る事が違う。
■「自動録画」の移行(x-おまかせ・まる録)
●機能ある/ない
| RD-X6 | BDZ-X90 |
最大予約件数 | 手動+自動=48件 | 番組表予約:40件+おまかせ予約40件=80件 |
自動録画の検索キーワード登録数 | 12セット・合計24語(自動録画・番組表検索、兼用) | 10セットx各7語(70語) |
お気に入り番組表 | 上記に含まれる | 10セットx各7語(70語) ※おまかせ録画に設定をコピーすることで、自動録画
できる |
シリーズ予約 (タイトル名のあいまい検索) | 上記に含まれる | 最大40件・通常予約(毎回録画)のオプション機能として実装 |
予約間の優先順位 | 4段階(手動録画2段+自動録画2段) |
手動録画は予約の新しい番組優先(優先度変更機能あり) 自動録画は手動録画の空いている時間。 自動録画同士は「おすすめ度」順
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保存できる最大番組数 | | HDD:300件 BD:200件 |
おすすめ機能 | RDユーザーの予約状況をネットで集計しランキング表示
自分の予約内容に近い番組のお薦め表示
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レコーダーが自分の予約内容、BDへの書き出しなどを分析してお薦め番組を自動録画 |
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●RD-X6の自動予約機能
RD-X6の「おまかせ自動録画」には
[ジャンル] [A]または[B]を含み、[C]を含まない
という検索条件を12セットもち、それぞれに「自動録画」する/しない、
を指定する。
キーワード欄に[A B]と入力すると、AとBの「AND検索」になる。
キーワード欄[C]に複数語入力すると、「いずれかを含まない」となる。
[ジャンル]はEPGで定義されているものに対応しているので、X6もX90も共通(大分類12種)。
結局12ジャンル24語を検索できることになる。
●BDZ-X90の自動予約機能(x-おまかせ・まる録)
BDZ-X90は、[ジャンル][キーワード][詳細設定]の3レベルの検索がある。
[ジャンル]は、EPGの標準分類とは異なり、「ドラマ新番組」「超常現象」「文化遺産」
などを一発指定できる。
[キーワード]は、任意の一語でEPGを検索する。
[詳細設定]は、 [ジャンルx1] [キーワードx4] [除外ワードx2](計7項目のAND/OR選択)で設定。
7項目の組み合わせは変更できるので、[ジャンルx7] [キーワードx0] [除外ワードx0]
という使い方も出来るし、外道が多く釣れる時には
[ジャンルx1] [キーワードx1] [除外ワードx5]という組み合わせもあり得る。
これを10セット持つ。ここで検索した番組は全て自動録画。
他に同様の指定が出来る「お気に入り番組表」が10セットあり、こちらは、
検索結果を見て手動で録画。
さらに、「おすすめ録画」があり、X90が録画傾向を判断して自動的にお勧め番組を録画する。
結局、40〜70語(自動録画)+40〜70語(手動録画)を検索できる。
RD-X6よりかなり柔軟な番組検索が出来るが、安易にキーワードを設定すると、外道が釣れ
過ぎて「番組を見ているよりも録画一覧を消しまくる毎日」になりかねないので、落ち着いて考える
必要がある。
●シリーズ予約
放送時間が不安定な連続番組を予約をする場合、
RD-X6は「シリーズ予約」機能を使う。これは、自動予約機能の12セットに含まれ、
タイトル名を「あいまい検索」する。
BDZ-X90は、通常予約の「毎回録画 - 番組名」機能を使う。
これは、録画済タイトルのから「次回予約」機能を使うか、現在の「録画予約」から指定する。
X90は、現在の「番組タイトル」をキーにEPGのタイトルを検索してくれる。
■要注意項目
★X90は予約の優先順位判定が分かりにくい
- 予約がバッティングしたとき、基本的に「最後に予約したもの」が優先順位が高くなる。
- 通常の表示は、「予約リスト - 日付順」
重複予約で録画できない番組には「予約リスト」に赤い■マークが表示される。
優先順位を変更したい場合は[優先変更]機能を使うと、その予約が優先リストの
「最優先」に変更される。
- 予約の優先順位は「予約リスト - 優先順」で見ることが出来る。
ただし、これは最大40件の予約が「実行時間」と関係なく、純粋に優先順位で表示されるため、
最優先の数件を見比べる場合以外とても使いにくい。
- 注意すべきは、「毎週」「番組名」予約などは前の予約が終了しないと、次回予約が確定しないので、
バッティングがあるかあるかどうか直前まで分からないことがある。
週1予約ならリストを確認する余裕があるが、毎日予約だと確認するタイミングが無い。
同じタイトルの前後編を「番組名予約」したときに、後編とバッティングする番組は絶対に
回避不能だ。
まれにしか放送されない番組を「番組名予約」していたのが、突然「24時間一挙放送」などになった
場合、気が付かないと、それ以下の優先順位の番組が全滅になる。
■リモート録画予約
■番組検索
番組を見ているときに[オプション]-[気になる人名/気になるワード]
を押すと出演者、監督、番組シリーズ名、その他キーワードの選択肢が表示される。
これをEPGから検索して番組リストを表示する。
検索は一瞬。検索画面から抜けると、続きが再生される。
これは便利だ。
■録画予約
BDZ-X90の予約録画
「録画機能」についてRD-X6との違いを見ていくと、録画設定では「更新」録画機能がある。
毎回録画を上書きしながら撮っていくので、最新の一回だけ見ればいいニュース番組なんかを
録画するのに使える。
「録画1」はAVC録画とおまかせチャプターが使えるが、「録画2」はDR録画専用、
おまかせチャプターなし。
「録画2」は、短い情報番組を録画するときとか、逆にBD一枚にDR録画で収まる
CMなしの映画とか。使い方を考えないと。
RD-X6は、先行する予約があるときにEPGに赤い線が表示されるが、X90は二番組録画されて
これ以上録画ができない時間帯に赤い線が表示される。
EPGのスクロールはスムーズというほど早くは無いが、X6よりは早い。
「フラッシュボタン(+15/-10秒スキップ)」によるページ送りを使えば、快適度up。
これはX6と同じ操作だ。
キーワード検索や、お気に入り番組表の表示は速い。検索はほとんど一瞬だし、
スクロールも文字が読める程度に速い。
(まあ、ページ送りでいちいち再描画が目で追えるほど遅いX6の方が「異常」だとは思うが)
録画モード研究
RD-X6はもちろん「DVD」録画。
録画レートを0.2Mbps単位で自由に設定することで、1〜4時間の録画ができる。
画質的に「鑑賞に耐える」のは2時間強(4.0Mbps前後)までで、3時間以上(3.0Mbps)
となると極端にブロックノイズが増え、静止画的な番組をメモ的に録画するという
用途向けだった。
- 30分アニメ(実質23〜25分)なら「4〜6話/1枚」
一年で最長50〜51話。10〜12枚に収めるのが基本パターン。
(市販DVDだと、4話/1枚で 13枚組、というパターンが多い)
- 60分ドラマ(実質45分)は、「3話/1枚」、1シーズン「11〜12話/4枚」
標準CD1枚の厚みに4枚収納できるケースがあり、これに納める為には
1シーズン4枚に収まってくれるとありがたいのだが、ドラマは「初回/最終回拡大」
が頻繁で、1枚に2話しか入らない事がある。すると、そのままでは5枚組みに
なるか、初回のみ微妙に低画質で録ることになる。
- 大河ドラマは、4シーズン50〜52話
枚数が増えるので、1枚に4話(180分)録画して13枚。
12枚入りケースから1枚はみ出すのがまた微妙である。
- 2時間(+α)長時間番組は分割することになるが、「クラシック音楽」物は
楽章の間で切るわけに行かないので、時間的には2枚で収まる3〜4時間の作品が
3枚組みになってしまう事が非常に多い。
いずれにせよ、大量のコレクションを保持する為に、「画質と枚数」のバランスが問題だ。
結局DVD録画では、4.0Mbpsを下限として、5.6Mbps以上はあまり使わなかった。
BDZ-X90は、AVC録画モードを持ったことで、デジタル放送の長時間録画が
可能になった。詳細は次の章で検討する。
■AVC録画の画質設定
録画モード | レート | 録画時間(BD25) | 備考 |
DR(BS HV) | | 2:10 | 放送局によって異なる |
DR(BS SD) | | 4:44 | 放送局によって異なる |
DR(地デジ) | | 3:00 | 放送局によって異なる |
XR | AVC 15M | 3:10 | |
XSR | AVC 12M | 4:00 | |
SR | AVC 8M | 6:05 | |
LSR | AVC 6M | 8:05 | |
LR | AVC 4M | 12:10 | SDのみ |
ER | AVC 2M | 24:25 | SDのみ |
『アラビアのロレンス』(WOWOW)をXRモード(AVC 15M)で録画した
『ガンダム00』をSRモードで録画してみた。
オープニング、エンディングに、激しい動きとランダムなフィルム・グレイン効果
(砂状のザラザラで汚した画面)が有るので、AVCエンコードでどれほど再現されるものか
興味があった放送だ。
SRモード(AVC 8M)では、グレイン効果でザラザラの画面が激しく動くカットは、
ザラザラの粒子はほぼ無くなってしまうが、動画としてみると「故意にザラザラにしている」
ということは理解できるレベル。
AVCで破綻している絵は、そもそも元の放送が破綻していて、同じ場所をスクリーンに手が届くほど近くで
見てもどちらがどちらか判別不能である。
そのシーン以外は、どんなに激しく絵柄が点滅してもほとんど破綻がなく、
若干解像度が甘くなっているのが感じられる程度。それも110インチのスクリーンで見るからで、
液晶TVだったらほとんど判別不能では無いか。
SRモードだと「片面25Gディスク」に6時間記録できるので、
30分アニメ(実質24〜25分)なら14〜15話記録できる。
DVDでは一枚4〜6話詰めて一年で9〜13枚使っていたところを、4枚に減らせそう。
地上デジタル(TBS1) アニメ(ガンダム00) 24分
・DR(MPEG2?M):1.9GB(13話/25GB)
・SR(AVC 8M):1.5GB(16話/25GB)
■「見るナビ」から「見る」へ
・再生
・ダイジェスト再生
・オートグルーピング機能
・ホームサーバ機能
BDZ-X90のダイジェスト再生をチェック
ダイジェスト再生はEPGからジャンルを認識して異なる動作をしている。
「FNS歌謡祭」の録画で、[ダイジェスト(青)]ボタンを押すと、[音楽]と表示されている。
ダイジェストの長さは5段階。表に示すような再生時間になった。
ダイジェスト時間設定 | [短め] | [少し短め] | [おすすめ] | [少し長め] | [長め] | (全長) |
実時間 | 0:42 | 1:22 | 2:05 | 2:45 | 3:31 | 4:18 |
比率 | 16% | 32% | 48% | 64% | 82% | 100% |
おまかせチャプターは曲数が多いこともあり、やたらとたくさん付いている。
一応、トークと曲の境目を認識しているっぽい。
[おすすめ]だと、静かな曲は飛ばしてしまう。
[少し長め]だと、トークは飛ばして曲紹介付きで次の曲に入る。まるでトークの内容を
聞いているようだ。バラード系の曲は好きじゃないようで曲の間で飛ばされる事があるが、
流し見にはこの[少し長め]がちょうど良いかな。
おすすめの長さのデフォルトは、ジャンルごとに変更できるようになっている。
芸が細かいね。
「編集ナビ」から「編集・ダビング」へ
■BDZ-X90にしかない独自機能
■録画1録画中の編集
■マーク設定(ジャンルマークを設定する)
□サムネイル設定
■ダイジェスト設定(ダイジェスト再生の長さを設定)
■チャプター編集
□チャプター消去
■A-B消去
■タイトル分割
■タイトル結合
□プレイリスト作成
- シーン切り出し[全切出し/イン点設定/アウト点設定/確定/終了]
- シーンリスト[シーン追加/シーン移動]
録画が始まると実行されない機能は、録画開始の2時間前に警告が表示される。
対象となる録画のタイトルと時間が明示されるので分かりやすい。
■RD-X6の編集からBDZ-X90の編集へ
RD-X6の[編集ナビ]の機能でできることと、BDZ-X90の操作の対応を表にする
BDZ-X90では[編集ナビ]に相当する画面は無く、[ビデオ]一覧でタイトルを選択、[オプション]キーで表示されるメニューから
[ダビング][名前変更][編集]を選択して、編集機能を使用する。
RD-X6 | BDZ-X90 | コメント |
■タイトル選択 | - | 以下はRD-X6でタイトルを選択したときに表示されるメニューに対応する機能 |
□再生 | × | X6の[再生]は「見るナビ」の再生と同じ |
□サムネイル設定 | □サムネイル設定 | X90は「タイトルサムネイル」のみ (X6はサムネイル設定とチャプター編集はコマンドは二つ表示されるが作業は同じ画面。さらに[見るナビ]からも同じ画面に行ける) |
□チャプター編集 | ■チャプター編集 | X6は[前のチャプターと結合/チャプター分割]
X90は[分割/前と結合/消去チャプター選択/消去実行] |
□プレイリスト編集 | □プレイリスト作成 | X6はチャプターをブロックのように組み替える作業で直感的に操作できる。
X90はパーツの指定がやや面倒だが、X6と同等の操作が可能。
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□一括フォルダ間移動 | × | X90は自動的にフォルダ分類されるため、手動の移動機能は無い。 |
□ダビング | [ダビング] | |
□タイトル結合 | ■タイトル結合 | |
□メニュー背景登録 | × | |
□DVD-Video作成 | | |
□一括削除 | □チャプター消去
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| ■A-B消去 | |
| ■タイトル分割 | |
| ■マーク設定 | |
| ■ダイジェスト設定 | |
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●クイックメニュー | | |
タイトル情報
タイトル名変更
チャプター自動生成
チャプター名変更
全チャプター結合 | × | X90には[全チャプター結合]コマンドは無い。[チャプター編集]画面で最終チャプターに移動し、そこから[前と結合]ボタンを連打すれば、連続的に全チャプターを結合できる |
奇数/偶数チャプタープレイリスト作成
DV連動録画
ディスク情報
表示切替(並べ替え(タイトル名順/ジャンル順/曜日順/日付降順/保存順)/ジャンル別表示/オリジナル表示/プレイリスト表示)
頁指定ジャンプ
フォルダ機能(フォルダへ移動/フォルダ設定)
ゴミ箱に送る
チャプター/タイトル削除
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■初期設定
BDZ-X90 いじりまくり
初期設定は非常に簡単だった。X6ではチャンネル設定周りをさんざんいじったけれど、X90では
何もせずに地元ケーブルTVのチャンネルまで番組表に出てきた。
EPGはX6は地上デジタルの重複チャンネル(041,042など)が複数行表示されてしまうが、X90は
最初から一行にまとめてある。
■X6にあってX90に無いもの
- 「ゴミ箱」
- 番組表の「同一チャンネルの一週間表示」
- 任意の「フォルダ機能」
ただし「オートグルーピング機能」で、「ジャンル」「予約」「おまかせ・まる録」「マーク」
の分類が出来る。
「マーク」はジャンルを示す12種類のほか、任意の名前を付けられる17種類のアイコンがあり、
マークなしを含めて合計30のフォルダが有るのと同等に使える。
- タイムバー(チャプター)の奇数偶数色分け表示
- 録画1で追いかけ再生中の「音声付早見」
- チャプター名/一覧/サムネイル作成機能
■X90にあってX6に無いもの
- 繰り返し録画の「更新」モード
- 録画済番組の「次回予約」機能(タイトル名で番組表検索)
- 携帯電話による「リモート予約」
- 自動録画(x-おまかせ・まる録)…RD-X6にも似た機能はある
- 3つ以上まとめての「タイトル結合」(RD-X6は2つの結合を繰り返す)
- PSP転送
- オートグルーピング機能(自動フォルダ分類)
[ジャンル]-[スポーツ]-[2007NHK杯フィギュア]-[女子] - 2007NHK杯フィギュア 女子SP
[予約][ワイドショー][アイスダンス] - 2007NHK杯フィギュア 女子FP1
[おまかせ・まる録][ドラマ]
[マーク][音楽]
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■編集
BDZ-X90の編集機能
音楽番組の「曲頭」にチャプターを打ち、番組前後の「不要部分をカット」という作業をしてみた。
[HOME]-[ビデオ]の番組一覧から対象を選択し、[オプション]を押すと、
ポップアップ・ウィンドウに[編集]がある。
[編集]機能には以下の選択肢がある
- [マーク設定] …番組一覧に表示されるアイコンを付加する
- [サムネイル設定] …
- [ダイジェスト設定]…ダイジェスト再生のレベルを変更
- [チャプター編集] …チャプター分割/結合/消去
- [チャプター消去] …一覧から不要チャプターにチェックして一括消去
- [A-B消去] …
- [タイトル分割] …
- [プレイリスト作成]…
[チャプター編集]を選ぶと…
編集対象の映像をバックに、画面にチャプター位置を表示する棒グラフと、チャプター番号と時間のリストが表示される。
編集コマンドは、画面下部にボタンが表示されている↓
[分割] [前と結合] (消去チャプター選択) [消去実行] [終了]
編集点の移動は通常のチャプター送り、早送り、フラッシュ、コマ送り、が使える。
番組には元々「おまかせチャプター」が付いているが、ライブ番組だと微妙な場所についている
場合があるので、正しい場所で[分割]を押し、いらないチャプターは[前と結合]で消す。
不要チャプターはチャプター・リストで[決定]キーを押すと「×マーク」が付くので、
これを最後にまとめて[消去実行]で削除することが出来る。
チャプター打ちと不要チャプター削除が一画面で出来て作業完結。
これは簡単・便利。マニュアルも見ないで使えた。
■BD-R/RE 書き込み
- BDZ-X90でBDを焼いてみた
フィギュアスケート・グランプリシリーズ・フランス大会(男子シングル/女子シングル)
の4番組合計約6時間(SRモード約23.4GB)を焼いてみた。
ディスクはTDKのx2倍速BD-R。所要時間は約50分だった。
フォーマット後のディスク容量は24GB。
「ディスク名」をつけたり、任意の「サムネイル」を表示したりできるが、
RDのようにメニュー画面を作成する機能は無い。
書き込み済みのBD-Rディスクは本機のクロスメディアバー上でサムネイルつきの
「タイトル一覧」を表示させたり、並び替えをしたりできるが、それは本機の機能を
使っているだけで、このディスクをPS3に載せると、サムネイル無で「番組名リスト」
が出るだけになる。いずれにしてもチャプター一覧画面が無いのは(必要性はともかく)
RDに負けている。
音楽ディスクを焼く時には、曲タイトル付きのチャプターリストは付けたいものだ。
BD焼き機能を進化させて、市販ROMソフトみたいに「チャプターのポップアップ表示」
が出来るようになったら素晴らしいと思うので、ソニーには頑張ってもらいたい。
- 素材の選択
「タイトル名・記録モード・容量(GB)と、受け側の残容量」が表示される。
1層BD-Rの容量は24GB
タイトルを選択すると合計容量が表示される。
合計容量が残容量を上回ると、自動容量調整のダイアログが表示され、自動的に最適容量が
表示される。ただし、全体が同じレートでAVCで圧縮される。
個別のタイトルを選んで任意の容量で圧縮することもできる。
■その他の機能
- BDZ-X90は強烈リモコン
リモコンを使っていて、ほとんど本体の受光窓に向けなくても作動することに気が付いた。
広角に発光し、スクリーンや壁・天井に反射した赤外線を拾っているようだ。リモコンの発光部分は
ずいぶん大きく作ってある。しかも60度ほど立てて構えるのを基本に考えているようだ。
RD-X6が(X3と比較して)非常にリモコンの感度が低くてきっちり狙わないと
拾わないのに比べると凄く良い。
- 起動時間
高速起動… 0分18秒(放送表示まで10秒)
通常起動… 2分35秒(放送表示まで45秒)
■SONYに期待する今後の機能強化
- フラッシュボタン(+15/-10s)のレスポンスが悪い
- 再生中[画面表示]で(RDで言うところの)タイムバーが出るが、表示の面積が大きくて
下部1/5くらい隠してしまう。字幕と干渉しないくらい低い位置に細くこっそり
表示するモードが欲しい。
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- ガンダム00をDR録画すると、本編24分、2.0GB
BD-R一層(25/実質24GB)のBlu-ray-に録画すると、12話/1枚
ガンダムSEEDは一年で50話だったので、48話/4枚だと微妙に足りない。
BD-R二層(50/実質?GB)だと、もう一話(25話/1枚)入るのかな?
今「次世代ディスク」は
1.ソニー、2.パナ、3.シャープ、4.東芝の順に売れている。(3.4.位はゼロに近いけれど)
ソニーはDVDレコ時代は「おまかせ録画」は売りだったけれど、あまりぱっとしなかった。
シェア最弱だからこそ「今後の新機種は全部Blu-ray」という思い切った商品構成で勝負に出た。
「機能最強」の東芝がHD DVDで沈んでいる限り、「Blu-rayレコでの機能最強」はソニー。
機能最強でも、リモコンを見ると「見る」ボタンと「予約する」ボタンの二つを軸に、簡単操作をアピール。
初期設定も、電源を入れた後に「郵便番号」を入力するだけで、チャンネルも番組表もネットワークも、
ほとんど何もせずに設定が終り、VHS時代の機械を含めて過去最高に簡単な録画機だ。
一方パナはDVD機が売れているので、新製品もBD、DVD機が半々。
「簡単」という着眼点はシャープが「VHS置き換え」を狙ったレコーダーを出しているので、
今後の動きが面白い。
ソニーの高機能は多彩なEPG検索と自動録画で「録る」ことに重点を置いている。
東芝の高機能は「編集して残すこと」に、EPG検索をオマケした感じ。
高機能だが、ソニーのレコは十分に「簡単操作」も自慢できる。
東芝の偉い人がHD DVDの苦戦で「録画はHDDにするから、別にHD DVDに残さなくても」
なんて妄言を吐いている間に、ソニーは編集機能をもっと強化して「最強レコーダー」に
進化して欲しいものだ。
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