映画館がやってきた! |
メーカー | 型番 | 特価(税込) |
---|---|---|
kikuchi | SBSR-90G(ビーズ) | \81,900 |
オーエス | AM-TV090BW(ホワイト) | \51,340 |
オーエス | AM-TV090BU(ウルトラビーズ) | \82,950 |
6/30 銀行振込
7/ 2 AVACから確認の封書が届く
7/ 7 納品。雨の中を長物が届く
不思議なことは、発注のメールには「特注のため納期がはっきりしたら、
再度連絡の上、土日配達して下さい」と書いたのに黙って火曜日に届いたこと。
「納期は10日程度」と言われていたのが早く届いたことは嬉しいのですが、
たまたま「一足早い夏ばて」で休暇を取っていたために受け取ることが出来まし
たが、まさに偶然(^^;;
第一印象…、箱の大きさを見て「げっ」と思いました(笑)
90インチだと、スクリーンサイズは横190cm強なのですが、配達のお兄ちゃんが
「長いですよ!」と言って差し入れたそれは「ずずず〜〜い」という感じ。
どう見ても2.5mはあり「間違って変な物が届いたのか」と思いました(^^;
梱包を解いて中身を確認して一安心しましたが、箱は100インチ用の既製品 なのかも知れません。でも、やっぱり大きいなぁ…(^^;
取り付け場所は、カーテンボックスの板。
まず、今まで使っていた代用スクリーンのロール・スクリーン・カーテンを
はずします。
次にスクリーン取り付け穴の左右の距離を採寸。
2m以上あり、巻き尺の長さを越えているため、測るだけで一苦労ですが、途中
で、測っても余り意味がないことに気付き、実物でマーキングする方法に転換。
まず、左右スピーカーの幅いっぱいになる予定だったので、スピーカーを移動
します。こんなに壁にくっつけてしまって、きっと音は悪くなるでしょう(^^;
しかし、これは大画面と引き替えなのです。
そろそろとスクリーンを壁面に沿って置き、スピーカーの間に納まることを
確認。残った余裕は10mmのみ。
窓枠を起点に、左の取り付け穴の位置を測り、カーテンボックスの高さに
平行移動。
カーテンボックスに窓枠の延長線マーキング。
そこから、取り付け穴の距離をマーキング。
スクリーン取り付け金具には、ひょうたん型の穴があり、ネジを打った後に
引っかけることが出来るようになっています。これなら一人でも設置可能です。
しかし、天井ギリギリに設置したいのに、これでは1cmほど隙間が出来ます。
そこで「ひょうたん穴」で、とりあえず仮止めして、そのあと天井に押し上げ
た場所で固定のネジを打つことにしました。
さて、仮止め状態からぐいっと天井に押しつけ右をネジ止め。
左に回り、同じくネジ止め。最後に「ひょうたん穴」の仮止めネジを抜き去っ
て完了です。
ネジは、2cm木ねじ*4。これに金属とゴムのワッシャーを咬ませ、ゴムの弾力
でガタと衝撃を吸収しようと言う目論見です。
カーテン・ボックスは固くて良い音がするので結構しっかりと固定されている
と思いますが、スクリーンの自重約10kgに、引き出すときの力が結構掛かります。
そっと扱うよう心がける必要はありそうです。
離れてみると、カーテンボックスの高さから1cmくらいはみ出してしまいまし たが、ケースが壁と同じベージュなので美観的にはまあまあだと思いました。
巻き上げは、オーエスは、独自の機構によるスローアップを売りにしています。
確かに、手を離すと一定の速度でしずしずと巻き上がってゆき、ショックは
ほとんどゼロと言えます。
ただ、巻き上げ機構の作動音が「ギューン」といかにも機械的に減速している ふうの音で、美しくはないですね。惜しいな。
いままでの代用スクリーンは性格的には「ホワイト・マット」でした。
それで明るさは十分だと思っていたのですが、ウルトラ・ビーズの第一印象は
「ピカ!」
…っという感じ。とにかく明るい。
マットは投影されている感じでしたが、これは自ら発光しているような輝き方
で、このビーズに特有なギラッとする感じは映画的しっとり感を求める人には
マイナス要素でしょうが、いい方に表現するなら
「よりTV的でくっきりとした映像」になったと言えます。
ハイライトが伸びるので、いままで白が飽和していた絵柄の中に、階調が見え
てきました。スターデストロイヤーの船体表面のディーテイルが浮かんできまし
たし、エンジンの青い炎も一面に青いのではなく、もやもやとした形があるのが
見えてきました。
明るく、細部が見やすくなったために、目が疲れないような印象もあります。
もともと暗い方には弱いプロジェクタですが、明るくなった分だけ暗いところ
も見えてきたような気がします。
もののけ姫のタタリ神の「濃い紫色」のうにうにも、今まではあまり紫色を感
じなかったのですが、暗部の形が分かり、色が乗ってきます。うにうにが細かく
ほぐれて本数が増えたような感じですね(^^;
さらに、2001年の木星の暗黒の宇宙空間で回転するモノリスもちゃんと判別
できるようになったことは立派だと思います。
部屋全体を含めた視覚も、周囲がより暗く、スクリーンがより明るくなったの で画面に集中しやすくなったと思います。
狭いと言われるビーズの視野角ですが、確かに最高のスイートスポットは、
画面の幅程度の視距離では狭く、2人座る幅があるか無いか。
しかしこれで十分だし、もう少しはずれて画面がやや暗くなっても、全体的な
画質はそれほど劣化しません。十分明るいです。
色々落ち着いて、定番のスターウォーズやターミネーター2を見ましたが、
もうすっかり、これで当たり前というか、もう戻れないと言う感じ…(笑)
今まで画質に関しては「大画面だから…」というオマケの気持を持ちつつ見ていたのですが、
TVの明るくシャープな画像を見るのと同じ気分で大画面を見られる環境になった
ということなのでしょう。
文:唐澤 清彦 | 映画館がやってきた! |