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静かな
詩と曲:junK
ある静かな雨の降る日
僕は君のことを考えていた
テレビの天気予報によれば
まだ当分こんな空が続くらしい
ある静かな雨の降る日
僕は君のことを考えていた
株式市場はあいかわらずで
いつかの勢いはもうない
僕には君が必要だったのに 君には僕が必要じゃなかった
すべての悲しみが同じ場所から始まる
けれど
あふれる想いはけして無意味じゃない
無意味じゃない
ある静かな雨の降る日
僕は君のことを考えていた
新聞の片隅で
昔のクラスメイトが死んでいた
ある静かな雨の降る日
僕は君のことを考えていた
テレビの朝のニュースによれば
地雷を踏んだ少女が瀕死の重傷をおっていた
彼女には愛が必要だったのに 苦痛だけが与えられた
すべての悲しみが同じ場所から始まる
けれど
あふれる想いはけして無意味じゃない
無意味じゃない
彼は確かに苦しんでいたのに 僕は見て見ぬふりをした
すべての悲しみが同じ場所から始まる
けれど
あふれる想いはけして無意味じゃない
無意味じゃない
すべての悲しみが同じ場所から始まる
けれど
あふれる想いはけして無意味じゃない
無意味じゃない
ある静かな雨の降る日
ある静かな雨の降る日
ある静かな雨の降る日
(C)1994, junK. All rights reserved.


E-mail: JuN Kawai <jun1967@pis.bekkoame.ne.jp>