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おちて
詩と曲:junK
月は太陽を覆い隠し
僕の中に闇をおとす
重い土色の星が
僕の心を苦しめる あたりは薄暗くなり
色彩は消えてゆく
遠い遠い昔のこと
思い出して沈み込む
おちてゆく、おちてゆく、おちてゆく
ツキは僕を見放し
冷たい光でわらった
重い鉄のクサビが
僕の胸に打ち込まれる あたりは静かになり
意識は遠く離れてゆく
遠い遠い昔のこと
思い出して沈み込む
おちてゆく、おちてゆく、おちてゆく
月はその裏側を
けして見せることはない
重い石の城壁が
僕の心を閉じ込める あたりは賑やかになり
カギをかけて家を出る
遠い遠い昔のこと
今の僕を責め立てる
おちてゆく、おちてゆく、おちてゆく
(C)1994, junK. All rights reserved.


E-mail: JuN Kawai <jun1967@pis.bekkoame.ne.jp>