◆表示内容を設定
次にフレームの内容を設定する。「〈FRAMESET〜〉」の次行の先頭にカーソルを合わせて右クリックし、「特殊効果」から「フレームの設定」を選択。「URL」にはフレーム内に表示するファイル名を入力する。これまでに作成した「index.html」を指定しておこう。
続いてフレーム名をつける。ここでは「frame1」として「OK」を選択する(写真2)。
すると「〈FRAME SRC="index.html" NAME="frame1" MARGINWIDTH="0" MARGINHEIGHT="0"〉」と入力される。これが上部フレームに表示する内容の指定だ。
この指定はフレームの数だけ必要となる。次の行にカーソルを移動し、同様に下側のフレームの内容も設定。URLは「frame2.html」、フレーム名は「frame2」にする。
以上が終わったら、このHTMLファイルを「index2.html」の名前で保存。ファイルの内容は以下の通りだ。
<HTML>
<FRAMESET ROWS="70%,30%">
<FRAME SRC="index.html" NAME="frame1" MARGINWIDTH="0" MARGINHEIGHT="0">
<FRAME SRC="frame2.html" NAME="frame2" MARGINWIDTH="0" MARGINHEIGHT="0">
</FRAMESET>
</HTML>
続いて、以下の内容のファイルを作って「frame2.html」の名前で保存する。
<HTML>
<CENTER><FONT SIZE=7>
<A HREF="index.html" TARGET="frame1">
MY HOMEPAGE</A><P>
<A HREF="http://www.sankei.co.jp/" TARGET="frame1">
産経Web</A>
</HTML>
最後に電話をプロバイダーにつなぎ、「index2.html」をネットスケープで表示してみよう(写真3)。「産経Web」をクリックすると、上のフレームの内容が切り替わる。
◆ターゲット
ここで「frame2.html」をもう一度見てほしい。リンクタグの中に「TARGET="frame1"」という表示があるが、これはリンク先の画面を、どのフレームに表示するかを指定している。これがないと、リンク先ファイルは同じフレームに表示されることになる。
また、リンク先ファイルを画面全体に表示したい場合は、「frame1」の代わりに「_TOP」を、新しい別のウインドーに表示したい場合は「_blank」を入力する。
フレームを使うと、HPの可能性はさらに広がる。ただし、あまり細かくフレームを分けると、かえって見づらい画面になってしまうので注意しよう。
=毎週月曜日掲載