J.M.F.21世紀の挑戦!!
ジェルサレム・ゴスペルの宣教
Preaching "The Jerusalem Gospel"


JMF会長  横山 隆

ジェルサレム・ゴスベルとは、福音がアブラハムを通してモリヤの山でイサクを燔祭としてささげられて以来、(モリヤの山を中心に犠牲の供物がささげられ)4000年経過していますが、この山は、ダビデがエブス人を攻略して、工ルサレムをイスラエル王国の中心として以来3000年、終わりの時にイエスがこの山で永遠の額いを完成され、新しい契約と呼ばれる福音が聖霊の降臨と共に、全地に生命の水として勢いよく流れ出して2000年経過しました。しかし時の流れと共に、この工ルサレム発進のジェルサレム・ゴスペルは、ギリシヤ・ローマ化され、反ユダヤ的色彩を帯びて、西回りに進行し、今日に至っております。

J.M.F.日本メシアニツク親交会はこの福音をユダヤ人に宣教することを最大の目的としている親交会で、特別なメンバーシップ制をとらない非営利団体であります。従来、中央アジア、カザフスタンやパキスタン宣教などのユダヤ人伝道を行なつてきました。使徒達によって宜べ伝えられた福音、特に離散したイスラエルの子供連にこの福音をエルサレム発進のゴスペルとして宣教したいと願っております。このために「ユダヤ人に対しては、ユダヤ人のようになりました。ユダヤ人を得るためです。」(Iコリント9:20)という使徒の言葉の通りに、ユダヤ的礼拝と賛美と祈りも積極的に取り入れて、安息日を守っています。

安息日にタリットやキッパなどを用いることも、ユダヤ人宜教を視野に入れたもので、私達が肉によるユダヤ人の様になりたいと願っているわけでばありません。これらを、日本の教会がすべて行うべきであると主張したことはありませんし、これらのことをクリスチャンに対して強要しておりません。レビ記23章に記されている例祭についても同様です。

JMFの21世紀の宣教課題は、未だユダヤ人ビリーバー(M.J)によって宣教されていない地域…アジア大陸の離散したイスラエルの子供達に対して、福音を宣べ伝えることであり、現在3つのビジョンが与えられております。



1.中国、開封市の未宣教地となっている中国系ユダヤ人に対して、福音を宣教すること。(写真@は、開封市在住の中国系ユダヤ人と共に撮ったもの。)
これは、既に第一回視察が数年前にアメリカのM.Jによって企画され、彼らと一緒に仮庵の祭りが祝われました。

2.極東、ロシア在住のユダヤ人宣教。
このことに関しては、目下調査中であり、韓国のミッションと協カし、宣教を模索中です。

3.アフガニスタン在住のパシトゥン人への宜教。
アフガニスタン在住のパタン族(パシトゥン人)は、マナセあるいはエフライム族としての自覚を持っている。最近、カンダハル近郊で発見された石碑には、アラメィク語のサンスクリット文字で、彼らはイスラエルの失われた部族であると記されていた。彼らは、イスラム教の中にあってもなお、土曜日を安息日としてシャバットを祝っている。



写真(2)、(3)は、スウェーデンのラファ・ミツションの宣教師、サルマン・マンズール師がアフガニスタンのカンダハル市に設立した地下教会の前で、パシトゥン人の信徒と共に立っている。彼らパシトゥン人はエルサレムに本部を持つイスラエルの調査機関アミシャブからも失われたイスラエルの十部族、イスラエルの子供達として認定されている。写真(4)は、カンダハルの街角である。



既にこの宣教に関しては、スウェーデンのラハ・ミッションがカンダハルとカブールに前線基地を設けている。今年3月、彼らとJ.M.F.とのジョイント・ミッション実現のために、シンガポールで話し合いが持たれた。

1〜3の地域は、全て10/40ウインドウの中にあり、これらの宣教は、いずれも日本という地勢学的利点に基づくもので、私達日本のビリーバーの重荷として祈ってきました。エルサレム発進の福音は、全世界を2000年という期間駆け巡り、未だ多くの未宣教地を残しながら、21世紀を迎えました。今こそ、ユダヤ人から与えられたこの素晴らしい福音の恵みを、ユダヤ人にお返ししなけれぱなりません。

J.M.F.日本メシアニツク親交会は、この恵みの福音を“ジェルサレム・ゴスベル”と呼び、アジア大陸に離散するイスラエルの子供達に、彼らに与えられたユダヤ人の福音を本来の福音に戻し、エルサレム発進の純粋な異教性を除いた福音として宜教します。皆様の御加祷、御支援を御願いいたします。

ジェルサレム・ゴスペルとは、

(1)トーラーの基盤を中心におきます。
それは、律法がモーセから、恵みとまことがイエス・キリストを通して(ヨハネ1:17)来たことを土台としており、イエス・キリストの新契約もまたトーラーとして来ました。
(2)エゼキエル47章に預言された、エルサレムの神殿から東のほうへ流れている生命の水の川です。多くの生き物が生き返り、その数が多くなる癒しの川として、エゼキエルは描いています。
(3)エルサレム(モリヤ山)から発進され、全世界を巡り、エルサレムに帰還する。それは、主イエス・キリストの再臨と終わりの日のイスラエルの子供達の救いを確実にし、そのことによって、万物(被造物)の復活をもたらす膨大な生命のほとばしりが、全地にみなぎることを示唆しています。
(4)サタン軍勢(闇のカ)を打ち滅ぼし、「光りあれ」と語られた神の言を全地にもたらすイエス・キリストこそは世の光である。ジェルサレム・ゴスペルとは光の福音であり、その中に一点の闇もありません。
(5)イスラエルの離散した子供達に「恵みの時」の到来を告げ(ルカ4章)、約束の地へ再び呼び戻します。

J.M.F.ば今、アジア大陸にこの福音を21世紀日本から発進させようとしており、多くの人々の祈りと支援を必要としております。アジア大陸に、日本からジェルサレム・ゴスペルが宣教され、燎原の火のように、エルサレムに向かって火が燃え上がるようにお祈りください。

(了)


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