このお店は南大門市場の中にある「ウンホシクタン」という大衆食堂です。
シクタンというのは漢字で書くと食堂なので「ウンホ食堂」という事になります。
このお店ではソルロンタンやコリコムタン、ヘジャンクッ、トガニタンなど韓国ではポピュラーな料理の他に、内蔵系や特殊部位のちょっと変わった料理もメニューにあります。

24時間眠らない南大門市場の中にある食堂なので、市場で働く人達や買い物客に合わせてこのお店は24時間営業しています。


それほど広くはない店内なのですが、テーブル席の他に座敷席もありました。

メニューはハングル表記の他に、右の写真の日本語メニューが壁にありました。
ただし、この日本語メニューは日本語がちょっと?と思われるのがあります。

「ミノ牛の煮こみ」というのは、牛のミノ(胃)の煮込みだと思います。
「しりのむし煮」というのは、牛のお尻の肉の蒸し煮でしょうか?
「尾の切」というのは、牛の尾の骨付き肉をどう料理してあるのでしょうか?
「尾の煮こみ」というのは、牛テールスープのコリコムタンです。
「牛さ肉煮こみ」というのは、牛スジを煮込んだスープのトガニタンです。
「ミノ湯」というのは、 牛のミノ(胃)を煮込んだスープだと思います。
「牛頭肉クッパ」というのは、牛の頭の肉を煮込んだスープにご飯が入ったクッパだと思います。
「牛の雑煮汁」というのは、ソルロンタン(雪濃湯) の事です。
「内腸煮こみ」というのは、牛の腸の煮込みでしょうか?
「牛血のきも汁」というのは、牛の血を固めた物と内蔵のスープのヘジャンクッ(解腸湯)の事です。
「牛頭肉類の煮こみ」というのは、牛の頭の肉の煮込みでしょうか?
「牛ひき肉煮こみ」と「内腸煮った牛肉」というのは?

ちょっと理解し難いようなメニューもあるので、もう少し日本語を上手に書ける人にメニューを作って欲しいと思います。

これは牛骨などを長時間煮込んでダシを摂ったスープに、柔らかく煮込んだ牛肉のスライスが入ったソルロンタンです。
ソルロンタンは漢字では雪濃湯と書くらいなので、ソルロンタンのスープというのは普通は白く白濁したスープなのですが、このお店のは次に紹介しているコリコムタンと同じ薄茶色のスープでした。

このスープには味付がしてあるのですが、濃い味が好みの私はテーブルに置いてある塩とコショウを足しました。
スープの中には柔らかい牛肉スライスが沢山入っていてとても美味しかったですよ。
ソルロンタンにはご飯とキムチ、カクトゥギ、肉用の薬味とタレの小皿が付いて5000Wでした。



こちらは牛テールの骨付肉が入ったスープのコリコムタンです。
牛骨などを長時間煮込んでダシを摂ったスープに、骨付き肉を柔らかくなるまで煮込んだ牛テールが入っています。
スープ自体には全く味付をしていないので、自分でテーブルに置いてある塩を入れて好みの味にします。
また、韓国人はキムチや唐辛子粉などを入れて味付する人もいます。
よくダシの出たスープは美味しいですし、柔らかい牛の尾の骨付き肉も美味しいですよ。

コリコムタンにはご飯とおかずが2品、牛の尾の骨付き肉用の薬味とタレの小皿が付いていて、値段は1万2000Wでした。
コリコムタンは牛テールを使っているので値段は高いのですが、たっぷりと肉の付いた尾の骨が3個入っていて、けっこうなボリュームがありました。





HPで紹介している「南大門人参店」や「南都メガネ」のある通りを先に進むと、交差点の角に左の写真の「KARL OPTICAL」という眼鏡専門店があります。
この角を右に曲がると「KARL OPTICAL」の2軒隣に「ウンホ食堂」があります。
「ウンホ食堂」 中区南倉洞50−43 TEL 753-3263
24時間営業 たぶん旧正月・旧盆以外は無休

尾の切り煮(骨付テールの煮込み) 4万W
尾の煮こみ(コリコムタン) 1万2000W
牛の雑煮汁(ソルロンタン) 5000W
牛さ肉煮こみ鍋(トガニタン) 8000W
牛さ肉煮こみ(トガニスユク) 2万W
牛血のきも汁(ヘジャンクッ)  4500W
ミノ湯(ヤンジタン) 7000W
牛頭肉クッパ(ソリミクッパ) 8000W
尾の切(コリポマク) 1万4000W
ミノ牛の煮こみ(ヤンジスユク) 2万W
しりのむし煮(バンチチム) 3万W
内腸煮こみ(ネジャンスユク) 2万W
牛頭肉類の煮こみ(ソリミスユク) 2万W
内蔵煮った牛肉(ネジャンコムタン)5000W 
盛り合わせ煮込み(モドゥムスユク) 3万W





 2003年 12月 1日 Monday