このお店は明洞と東大門市場の中間ぐらいの仁現洞 2街という所にある「李朝(リチョウ)ソルロンタン」という食堂です。
日本人宿泊者の多い豊田ホテル近くの裏側の方にあるのですが、場所が裏通りからさらに左の写真の路地を入った奥にあるのであまり目立たないかもしれません。

お店は朝の9時から営業するので店名にもなっているソルロンタンが食べられますが、夜は牛や豚の焼肉なども食べられる大衆的な食堂です。



私はこのお店に朝の8時50分頃に行ったのですが、ちょうど店主夫妻がお店の前でこれからシャッターを開けるところでした。
開店時間にはまだ少し早かったみたいなのですが、とても人柄の良さそうな店主夫妻は気持ち良く私を迎え入れてくれました。

路地の奥にあるお店にしては店内はけっこう広くて、テーブル席が多くありました。
右の写真はお店の壁に貼ってある「李朝ソルロンタン」のメニューです。
店名にもなっているソルロンタン(雪濃湯)、牛ヒレ肉の トゥンシム(焼肉)、生の豚バラ五枚肉のセンオギョプサル(焼肉)、茹でた(蒸した?)牛肉のスライスのスユクがあります。


ソルロンタンを注文すると白菜キムチとカクトゥギの載った皿と、刻みネギの入った器、生玉子が出てきました。
白菜キムチとカクトゥギのお皿には掴む物とハサミが一緒に出てきたのですが、このお店の白菜キムチとカクトゥギはカットしてないので、自分で食べ易い大きさに切る為のようです。

右の写真がソルロンタンで、漢字では雪濃湯と書くように牛の骨や肉などを煮込んでダシを取った白濁したスープに、牛肉のスライスとご飯、素麺のような細い麺が入っています。
これ一杯でスープとご飯、麺、牛肉と4種類が味わえる料理になっています。
このスープには全く味付はしていないので、テーブルには塩、コショウ、粉唐辛子が置いてあり、自分で好みに味付するようになっています。
私は 塩、コショウを入れて味付しますが、韓国人は粉唐辛子やキムチも入れて味付する人もいます。
あとは刻みネギを自分で入れるのですが、このお店では生玉子も加えるみたいでご主人が入れてくれました。

こ のお店のソルロンタンは値段が6000Wとやや高めなのですが、よくダシの出たスープが美味しいですし、大きな牛肉が数枚とご飯、細い麺が入っていてボリュームがあり、しかも生玉子も付いているので充分満足できると思います。






豊田ホテル正面から右横にある横道を進んで行くと右側に入る横道があるので、ここを右に曲がって少し行くと左側に細い路地があり、この路地の正面突き当たりに「李朝ソルロンタン」があります。

「李朝ソルロンタン」 中区仁現洞 2街 60−1 TEL 2266-7607
営業時間 AM9:00〜PM21:00 日曜定休

メニュー
ソルロンタン(雪濃湯)6000W
トゥンシム(牛ヒレ肉) 2万9000W
センオギョプサル(生の豚バラ五枚肉) 7900W
スユク(茹で牛肉のスライス)
(大)3万W、(中)1万8000W、(小)1万2000W




 2003年 10月 1日 Wednesday