このお店はソウルの電気街として有名な竜山電子商街のある竜山区で、地下鉄４号線「新竜山」駅近くの住宅街の中にある豆腐料理の専門店「白家（ペクガ）スンドゥブ」です。

竜山区にある米軍基地近くの住宅街の路地裏の奥にひっそりと、白家スンドゥブという店名そのままの白亜の建物の店舗があり、まさに隠れ家のような感じでソウルでもかなり穴場的なお店ではないかと思います。
お店の敷地への入り口には漢字で「白家」（スンドゥブはハングル文字）と書かれた看板が出ています。

お店の敷地内には駐車場スペースとガーデンスタイルのテーブル席をいくつも備えてある庭があり、この庭のテーブル席でも食事が出来るようになっています。
また、このお店の庭には離れになっている個室の建物があるので、予約をすれば１０人ぐらいまでの人数でこの個室での利用が可能みたいです。

この「白家スンドゥブ」は豆腐料理の専門店なので、定食の純豆腐白飯や冷奴のような素豆腐、豆腐を使った鍋、豆腐と蒸し肉スライスを野菜で包んで食べる各種のポッサムなど、韓国の本格的な豆腐料理が楽しめるお店です。

これは私の注文したスンドゥブペッパン（純豆腐白飯）です。
スンドゥブというのはニガリを入れる前の固まっていないおぼろ豆腐の事で、一般的には辛い鍋のスンドゥブチゲが有名ですが、このスンドゥブは唐辛子などを使わないとてもシンプルな料理になっています。
このスンドゥブは見た目がシンプルなので味が薄いと思うかもしれませんが、食べてみるとスープにはコクがあって味わい深いとても美味しい料理です。
スンドゥブチゲのような濃厚な味付けとは違うのですが、スープのダシの美味しさと豆腐本来の旨みとを味わえる料理で、私は個人的にこのシンプルなスンドゥブペッパンの味がとても気に入りました。
皆さんもこの素朴ながらも味わい深い豆腐料理のスンドゥブペッパンを試してみて下さい。

このスンドゥブペッパンは、海老の入ったスンドゥブにご飯と５種類のオカズ、刻んだ青唐辛子の薬味が付いて５０００Ｗでした。

地下鉄４号線で「ソウル」駅から３駅目の「新竜山」駅の１番出口を出ると右側にポセ市場へと行く道があり、角には竜山郵便局の大きな建物があります。
この竜山郵便局の先を右に曲がって進むと突き当りが米軍基地の入り口になっていて、その少し手前の左側の横道を入ると奥に「白家スンドゥブ」があります。

「白家スンドゥブ」 竜山区漢江路２街６５　TEL 773-2333　
営業時間 11:00〜22:00　旧正月・旧盆休み

メニュー
スンドゥブペッパン（純豆腐白飯）　５０００Ｗ
モドゥブ（素豆腐）　５０００Ｗ
オルゲンイクックパフ（川巻貝スープのクッパ）　６０００Ｗ
ポトゥブポソッチョンゴル（豆腐とキノコの寄せ鍋）　９０００Ｗ
オルゲンイプチュチョン（川巻貝とニラのチヂミ）　１００００Ｗ
ポトゥブヘムルネンチェ（豆腐と海鮮の冷菜サラダ）　１５０００Ｗ
ドリペンペンリ（味付魚の焼物）　１５０００Ｗ
ヘムルスンドゥブチョンゴル（海鮮と純豆腐の寄せ鍋）　中 ２００００Ｗ・大 ３００００Ｗ
ソコギスンドゥブチョンゴル（牛肉と純豆腐の寄せ鍋）　中 ２００００Ｗ・大 ３００００Ｗ
ポトゥブポッサムサムギョプスユク（豆腐と蒸し豚肉のスライス）　２５０００Ｗ
ポトゥブポッサムチュクミムチム（豆腐と蒸し豚肉とイイダコの和え物）　２５０００Ｗ
ポトゥブポッサムトゥンシムクイ（豆腐と牛ロース肉）　３００００Ｗ
ポトゥブポッサムモドゥム （豆腐と蒸し肉スライスの盛り合わせ）　３５０００Ｗ