この鷺梁津水産市場(ノリャンジン・スサン・シジャン)は、国鉄鷺梁津駅の側にあり、 漢江はすぐ近くで、大韓生命63ビルのある汝矣島の手前です。
この市場は日本でいえば築地みたいな感じで、ソウルの台所ともいわれています。
ここでは海産物などを買うだけではなく、市場内で買った新鮮な魚介類を刺身や鍋で食べられる食堂があります。


場内はとても広く沢山のお店が様々な魚を並べて売っています。
おそらく韓国で獲れるほとんどの種類の海産物が、ここに集まっているのではないでしょうか。
その国の食文化を知るには市場を見るのが一番だと思います。
日本ではあまり見かけないような食材もあるので、場内を見て歩くだけでも面白いですよ。
韓国では結婚式とかおめでたい席には、エイの刺し身やいしもちの干物クルビを使います。 だから韓国では高級魚で値段もとても高いそうです。


冬場の時期にはズワイガニも多くありますが、身があまり入っていません。 韓国で蟹といえばやはりワタリガニです。蒸し蟹や生の蟹をタレに漬けたケジャン、 蟹の鍋コッケタンなどの美味しい料理があります。場内には並べられた魚だけではなく、 水槽や箱の中に生かした魚介類も売ってます。ヒラメ、ソイ、石鯛、穴子、車海老、烏賊、足長蛸、 海鼠、アワビ、サザエ、ホヤ、蟹などで、ほかにも私がわからない魚が沢山有りました。 活魚を買うと刺身にして発泡スチロールの皿に盛り付け、上からラップをかけてくれます。 刺身にした後のアラはビニール袋に入れてくれるので、 持って行ってメウンタンという鍋にしてもらいます。


昔は市場のすぐ裏に広い芝生のガーデンがあって、市場で買った刺身や海産物をここに持ち込んでガーデンハウスで薬味セットやビールなどを注文したり、調理を頼んでベンチやパラソル付きのテーブル、 芝生の上などで食べる事が出来ましたが、残念ながらこのガーデンはもうありません。
又、市場の二階にはお店が並んだ食堂街があり、前は持ち込みで食べる事が出来たのですが、 今は持ち込み出来るかどうか分かりません。
間違いなく持ち込みで食べられるお店は、 「水産会館」という地下に一軒だけある食堂です。
システムは刺身の場合、薬味セット1人2000W、 鍋の調理料 5000Wなどの料金を払って、市場で買った刺身や食材を食べる事ができます。
この刺身は石鯛とアワビです。アワビはこの食堂で刺身にしてくれます。
刺身にした魚のアラをメウンタンという鍋にしたり、食材を買って来て海鮮鍋やチリなど、 色々な鍋を作ってもらう事もできます。
韓国でも海産物や刺身は値段が高いので、 街中のお店や日本料理店で食べるよりも、水産市場のほうが安く食べられます。
値段は大きさや時期等でも違いますが、石鯛やヒラメで一匹2500円〜4000円くらいです。
アワビなども日本よりは安く買えると思います。
(料金などは現地で確認して下さい。)

水産会館 TEL:815-7979..営業時間.AM7:00〜PM10:00

左下のスタートボタンを押すとプラグインのフラッシュプレイヤーで「鷺梁津水産市場」のムービーをご覧になれます。

右のRealPeayerのロゴをクリックするとプラグインのリアルプレイヤー、Media Playerのロゴをクリックするとウインドウズ標準ののメディアプレイヤーが起動して「鷺梁津水産市場」のムービーをご覧になれます。





場所は国鉄ソウル駅から三駅目の鷺梁津駅のすぐ横にあります。
国鉄を利用して行った場合は 駅の出口の横に反対側へ渡る歩道橋があり、 それを上がって一番奥まで進むと左側に、市場の3階へ続く入口があります。
タクシーだと明洞から20〜30分くらいです。漢江を渡って汝矣島に向かって行き、 汝矣島にある大韓生命63ビルのすこし手前にあります。

バック


作成日時: 1996年 7月 29日 Monday