大田・儒城温泉から2時間程で馬耳山道立公園の、馬耳山(マイサン)という所へ着きました。
ここへは全州からバスが出ていますが、1時間以上かかります。
ここには塔寺(タプサ)とよばれるお寺があります。
この寺の境内には小石を積み上げて作った、パゴダとよばれる仏塔が無数あります。
数メートルもの高さに積み上げられた石の塔は、きれいな円錐形をしています。
昔、あるお坊さんがたった一人で作り上げたそうで、 これだけの数の仏塔を一人で作るというのは大変な事だと思います。
そのお坊さんの石像があり、9?才までと、とても長生きされたそうです。


ガイドの李さんの話によるとこの仏塔は、石を手で一つずつ積み上げて使った手作りで、 セメントなどはまったく使っていないそうです。
それでも今まで台風が来ても崩れた事が無いそうです。
見た感じでは手で押せば崩れそうなのですが、本当に台風の強風でも崩れないのなら、 とても不思議な事ですよね。
それでこんな田舎なのに韓国の人達が、 観光バスで見学に来るのかもしれませんね。


馬耳山という地名は山のように巨大な岩が塔寺の両側にあり、 すこし離れた場所から見るとそれが、馬の耳のように見えるから付いたという事ですが、 車の中からはよくわかりませんでした。
しかし 韓国のサイトを探してみると、馬耳山全体を撮った写真がありました。
確かに馬の耳に見えるといえば見えますが、動物の耳の形に似ているのは間違いありません。


場内を一通り見学した後、食堂があるので何か食べようということになりました。
ここには土産物屋があり、店先に色々な記念品などを並べて売ってますが、 奥が食堂になっています。
こ右の写真はお酒でマッカリという韓国のどぶろくです。
このお酒は少し酸味がありますが、アルコール度数が低くて飲みやすいですよ。
どぶろくは韓国では焼酎と共に大衆的なお酒で、民俗酒場や居酒屋、 食堂などいろいろな所で飲めます。


左の写真の左上は韓国のお好み焼き・ワケギのパジョンです。
ワケギの他にイカやアサリが入っていて、 タレにつけて食べるのですが、とても美味しくて酒の肴にも丁度いいですよ。
斜め下の料理はムクという、ドングリの実の澱粉質で作った食べ物で、 独特のタレがかかっています。
食べるとゼリーみたいな舌ざわりですが、 はっきり言って私は美味しいとは思いません。
私はソウルでも3回食べた事がありますが、どのお店でも美味しいとは思いませんでした。
ムクは韓国ではとても一般的な食物ですが、私にはこの料理は理解できません。
右の写真はジャガイモのお好み焼きです。
ジャガイモを細長く切って生地と焼いたものですが、 私はこれよりもジャガイモをすりおろして焼いた、北部山岳地方の田舎の料理、 カムジャプッチムのほうが好きです。

スキー場・茂朱リゾートへと続きます。

左下のスタートボタンを押すとプラグインのフラッシュプレイヤーで「馬耳山」のムービーをご覧になれます。

右のRealPeayerのロゴをクリックするとプラグインのリアルプレイヤー、Media Playerのロゴをクリックするとウインドウズ標準ののメディアプレイヤーが起動して「馬耳山」のムービーをご覧になれます。


 

ネクスト


作成日時. 1996年 11月 15 日 Feiday