このお店はソウルの南西部地域にあたる漢江の中洲の汝矣島近くの永登浦区で、地下鉄1・5号線の「新吉」駅の近くにある活魚の刺身専門店「クヮンドン水産(スサン)」というお店です。

この「クヮンドン水産」は活魚の刺身料理の専門店になっているので、お店の前(入口の横)には各種の魚が泳ぐ水槽がたくさん並んでいます。



お店の前にたくさん並んでいる水槽には何種類もの魚が泳いでいて、私が見て判る範囲の魚ではヒラメ、メイタガレイ、真鯛、石鯛、黒ソイ、イカ、足長ダコ、車海老、ホヤ、小型のサメなどがありました。

「クヮンドン水産」にはこの他にもいろいろな種類の魚を扱っているので、ソウルの活魚の刺身専門店としては食べられる魚がとても豊富なお店かと思います。



左の写真は店内の壁に表示してあるこのお店にメニューで、右の写真は座った席に持ってきてくれた一部に写真表示があるメニューです。

天然物の魚の場合はその時の収穫量によって仕入れ値が変わるので、お店での魚の値段が時価になるかと思うのですが、このお店ではメニューに表示してある値段が定価みたいなので、たぶん多くは値段の安定している養殖物の魚を使っているのだと思います。



これは注文すると出てきたこのお店のサービスの料理で、コーンサラダ、茹で海老、枝豆、ワカメスープです。

あとは、刺身を包む葉野菜類と人参スティック、ニンニク、青唐辛子、それに韓国式のコチュジャンベースの刺身のタレと日本式のワサビ醤油です。



左の写真もサービスで出てきたサンマの焼き魚です。
サンマというのは韓国でも一般的に食べられる魚で、これは日本も韓国も同じ味でとても美味しいです。

右の写真は特別サービスで出してくれた生牡蠣です。
たぶん場所的にこのお店に日本人客が来るのが珍しいので、それで特別にサービスしてくれたのかと思います。
韓国の生牡蠣にはコチュジャンベースのタレがかかっていて、このタレが牡蠣との相性が良くてとても美味しいです。



左の写真は私達の注文したイカの刺身の活き作りのセンオジンオで、活イカ一匹を刺身にして1万Wでした。
店先の水槽で泳いでいたイカを刺身にするので、当然ながらまだ足が動いているほど新鮮ですし、生のイカの刺身は独特な歯応えと甘味があって何とも言えない美味しさです。

右の写真も私達の注文したヒラメ(クゥワンオ)の刺身で、(小)一匹を刺身にして1万5000Wでした。
ヒラメには一匹の大きさで(小)(中)(大)の3種類があり、(小)一匹でも2人で十分な刺身の量がありました。

同じ活魚の刺身専門店では新堂洞刺身センターを私のHPで紹介していて、その新堂洞刺身センターと比べると無料サービスで出てくる料理は少ないのですが、この「クヮンドン水産」の方は何といっても値段の安さと扱う活魚の種類の多さが魅力的です。
一般的な刺身専門店よりも半額に近い値段で活魚が食べられますし、旧正月や旧盆も休まずに年中無休で深夜2時まで営業しているので、刺身の好きな方には一度は行く価値のあるお店だと思います。






お店の場所は地下鉄1・5号線「新吉(シンギル)」駅の1番出口を出て、線路とは反対方向に大通り沿いを進むとT字路になった交差点があるので、ここを右に曲がって行くと左側に「クヮンドン水産」があります。
お店の前には魚の泳ぐ水槽がたくさん並んでいるですぐに判ると思います。

(注)地下鉄1号線「新吉」駅からだと直接に1・2番出口へと出れますが、5号線の場合には連絡通路を使って地下から地上の1号線のホームに上がって、この1号線のホームから階段で上にある駅の改札に出ると1・2番出口に行けます。
(地下鉄1号線は途中から国鉄の線路を使用しているので、ソウル駅から南の路線は地上を走っています。)

「クヮンドン水産」 永登浦区新吉1洞110−7 TEL843-5542
営業時間 14:00〜02:00 完全な年中無休

メニュー
センオジンオ(イカの活け作り) 1万W
サンナクチ(足長ダコの活け作り) 1万W
セウ(海老の踊り食い) 1万W
モンケ(ホヤの刺身) 1万W
クゥワンオ(ヒラメの刺身) (小)1万5000W、(中)2万W、(大)3万W
ウロク(黒ソイの刺身) (中)2万W、(大)3万W
トダリ(メイタガレイの刺身) 2万5000W
ノンオ(真鯛の刺身) 3万5000W
モドゥムフェ (刺身の盛り合わせ) (中)2万W、(大)3万W






 2008年 5月 1日 Thusday