ここは漢江を渡った江南区の隣で、ロッテワールドやオリンピック公園がある松坡区の可楽洞 (カラクトン)という所にある総合(農水産)卸市場です。
総合というくらいですから広大な場内には、 野菜、果物、水産、食肉の各市場が集まっています。
ここには5年ぐらい前にも来たことがあります。
そのときは正面入口から入ったのですが、今回はタクシーがほかの出入口に着けたので、 (多分裏口、とても広いので他にも出入口があるかもしれません。) 広大な場内を延々と歩く羽目になりました。
上の写真は市場の大部分を占める野菜(一部果物)市場です。



これは一つの建物に食肉専門店が集まった食肉市場です。
場内には色々な種類の肉の塊が吊るしてあります。
ここの照明が赤いのは多分肉の色を良く見せる為だと思います。
ほかにもタライみたいな入れ物に丸ごとの各種内臓や、皮を剥いた牛のテール(尻尾) が一本丸ごとトグロを巻いて入っています。
又、冷蔵ショーケースには各種肉のブロックが並べられて売られています。
これはほとんど焼肉用(韓国なので)だと思いますが、 肉を選んで注文すると機械でスライスしてくれます。(私はここで2回肉を買いました。)



左の建物は場内にある食堂です。
水産市場や食肉市場の建物には二階に食堂がありますが、 (前に来た時は食肉市場2階に食堂街がありまました。) 市場内はとても広いので食堂の建物が別にあるようです。
総合市場内で各食材が仕入れられるので、韓国料理が市内よりも安く食べられるようです。
右が水産市場です。可楽洞市場の正面入口から入ると割と近い所にあります。
建物の壁に繋がった魚のシンボルマークが描いてあるので、分かり易いと思います。



左の魚ははエイで韓国ではエイを刺身で食べます。
エイの身はアンモニア臭があって日本では食べませんが、 韓国ではキムチを漬けるようなかめに身を入れて、3日ぐらい寝かせてから刺身にして食べます。
とても匂いが強烈で私には食べられそうもありませんが、 韓国では結婚式などのお祝い事に使われる高級魚だそうです。
隣はホヤですが、私が食べた時は潮臭さが強烈で、味も苦くてこれには参りました。
ホヤは日本ほうがくせが無くて食べ易いですね。
又、韓国の海産物をメインにした鍋には、 必ず小指の先ぐらいのホヤの子供が入っていますが、 ホヤから潮味の丁度良いダシがでるからだと思います。
私が思うにはどうも韓国の人は唐辛子に限らず、 匂いや味に強烈な刺激がある食べ物が好きなようです。

★「可楽洞総合市場」パート 2 へ続きます。

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ネクスト


作成日時 1996年12月10日 Tuesday