このお店は一見すると何処の街にも必ずある普通の大衆中華料理店です。
メニューも普通の中華店と同じで、餃子、ラーメン、タンメン、チャンポンメン、五目ソバ、ソースヤキソバ、 カレーライス、カツ丼、その他エトセトラ。
ただ一つ普通と違うのは“奥様は魔女”だったのです・・・ という古いネタはさておき、何の変哲もない中華料理店のようですが、 千葉県内では元祖行列の出来るお店として昔からとても有名です。
右はこのお店のご主人で、実は10年程前に胃癌の手術をしたのです。
幸いにも早期発見でしたので、 胃の大部分を削除したのですがその後の再発も無く、いまでは完全に治り元気に働いています。



これがこのお店の名物のジャンボ餃子です。
後ろにある煙草と比べると大きさがわかると思います。
普通の餃子は細長いのですが、これはご覧のように丸々としていてまるで饅頭のようです。
おそらく普通の餃子の4、5倍はあると思います。
この餃子はただ大きいだけでなく、味も普通の餃子とは一味も二味も違います。
具に粘りがあるので、食べても中の具があまりこぼれませんし、味に独特の甘みがあります。
甘い餃子なんて〜 と思われるかもしれませんが、 これが何とも言えず美味しいのです!!
これで一人前6個 600円です。
普通の餃子の何倍もあるのにこの値段はかなり安いと思います。
右のバットに入っているのはテイクアウト(お持ち帰り用)の餃子で、
焼いた物をパックに入れて (一人前6個 ラー油付き)600円で売っています。



このお店では焼く前の餃子は作り置きしていません。
中に入れる具だけを開店前に仕込んでおき、 営業中に皮に具を包んで焼いているのですが、 忙しくなる夕方からは志村くんとおばちゃんの二人係りで、 売り切れるまでフル回転の作業をしています。
このお店では焼く前の生の餃子は、日持ちがしない、素人では上手く焼けない、 という理由で絶対に売りませんが、私は特別に売ってもらった事があります。
焼き方のコツを詳しく聞いたのですが、やはりこの巨大な餃子は素人が家庭で焼くのは無理でした。
私がこのお店に食べに行くようになってからもう30年になりますが、 昔は30分は待たないと席に座れませんでしたが、今は昔ほど行列が出来なくなりました。
それは別に味が落ちたとかではなく、今も28年前と変わらぬ味です。
昔は学生などの若い男や女の子が多かったのですが、 今はフアーストフードやファミレスなど色々な所があるので若い人が減ったのだと思います。
私が来店した6時前はいませんでしたが、 6時を過ぎると席が空いているのに店の前に待つ人が4、5人います。 これはテイクアウトを待つ人達です。
このお店は出前はしませんが電話でテイクアウトの予約を受け付けています。
それで予約をした人が次から次ぎに来てテイクアウトの出来上がりを待っています。
予約をしないで買いに来る人もいますが、この日は土曜日のせいか予約の注文がとても多く、 予約無しだと1時間待ちになるそうです。
今は不景気のせいか、土曜日でもここの餃子を買って家庭で食事する人が多いみたいですね。
何度もTV局から取材の申し込みがあっても取材は断っていたそうですが、このお店の常連客でタレントの泉アキさんから頼まれてTVで紹介、その後もNTVの「途中下車の旅」でも紹介されました。
餃子と共に人気があるのがタンメンとチャンポンです。
また、ここのカツ丼は使っているトンカツが、 ワラジみたいに大きく、とても厚くてビックリしますよ。
(巨大な餃子と一緒には全部食べきれそうもないので、私はまだカツ丼は試した事がありませんが。)


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 作成日時: 1998年 6月 4日 Monday