momoi kyoto
当時中坊だった赤い髄液はハゲヅラかぶってコントに参加するような「汚れたアイドル」を認
めたくなかった。
「藤村美樹って誕生日俺と同じだ・・・関係ないけど」
「解散?ふーん、いやならやめりゃいいんじゃない」と脳内ツンデレを繰り広げていたのは、今
となっては酸っぱい(柑橘系じゃなくて宿酔風味)思い出である。(あー、人前で言わなくてよか った)
マイナーリーグ(スクールメイツ)からピックアップされたエリートチーム。バラエティ番組で積
極的に前に出るフレンドリーなアイドル。そしてコマーシャリズムのにおいを隠しきれない引退 劇。「アーティストの純粋性」をニューミュージック系にに持って行かれて、必然的にアイドルの あり方は変容していった。
その変容の究極が「おニャン子クラブシステム」すなわちいくつかの属性の選択によってアイ
ドルを選ぶオタクたちに対するカタログ販売だった。おニャン子クラブ(のシステム)にはハゲヅ ラアイドルの100倍の嫌悪感を覚えたが、それは本性を見抜かれ暴露されたと感じたオタクの 防衛的反応だったろうか?
2007.4.1.
akai zuieki
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