民主・自由両党の合併について

平成15年7月23日

衆議院議員 中塚一宏

小沢党首と菅代表の党首会談が行われ、正式に9月末までの両党の合流が決定いたしました。

自由党結党以来5年以上、党の政策立案にかかわってきた私にとって、自由党が無くなることについては、万感胸に迫る思いが致します。私自身が自由党だという思いは、人一倍持っているつもりです。

自由党のことだけを考えるなら、単独で選挙を行うという選択肢もとりえますが、日本の行き詰まった状況を考えるときに、なんとしても政権交代をしなければならないという思いを禁じ得ません。各々の政党が「狭いながらも楽しい我が家」ではだめなのです。

党首会談終了後、小沢党首の記者会見に同席しましたが、私は涙を抑えるのに大変でした。そして小沢党首が、そういった情緒的な感情を廃して、「政党は政策を掲げてそれを実現するためのものであり、政党の存続には意味がない。自民党が自民党の存続と政権の維持が目的化しているところに今日の政治の混迷がある。私はそういう意味において、その手段たる政党についてはなんの未練も感傷もない」と言い切り、淡々と政権交代の必要性を訴えている姿に、大変感動し想いを新たにしました。会見終了後、小沢党首と赤坂の居酒屋で酒を酌み交わしましたが、未知の未来への希望がわいてきました。

小沢一郎党首の持つ理念・政策を、小沢一郎のDNAを、後世に伝えたいと考えるときに、民主党との合併は、必ずや小沢一郎の活動のステージを広げてくれるに違いありません。

自由党を支持して下さっている皆さんには、本当に感謝しています。是非とも今回の合併をご理解いただき、これからもご支援を賜れば幸甚と存じます。