忙しい、仕事や勉強が辛い、最近ちょっと疲れて憂鬱、そんな貴方に、笑顔を取り戻す、Satoriから、ささやかなプレゼントです。お楽しみ下さい。
長谷川 悟編纂
小咄シリーズ
(その1)

酔っ払って帰宅した夫は、そのまま居間に寝てしまった。重くてとても寝床まで運べない。「這(は)って行ってよ」と何度も声をかけたが、そのたびに夫は「ハッ!ハッ!ハッ!」と答えた。

「絶体合格しますように」と書いてある絵馬を見て、多分合格しないだろうな、と思った。

阪急電車の中、3歳位の男の子がおしっこをしたがっている様子。子供「ママおしっこ」 ママ「どうしてもっと早く言わへんのっ!」すると子供は何を考えたのか、早口で「ママッおしっこ」。

大幅に遅れたバスにおじさんが乗り込みながら、「バスってえのは遅れた時は待たにゃならんが、客が遅れた時は1分だって待ってくれずに、ハイ、サヨナラだからな」と言った時、あとに続く乗客全員がうなずいた。

某工場内の「おれがやらなきゃだれがやる」という看板が、「だれが」の「が」の点が削られ「おれがやらなきゃだれかやる」になっていた。この会社の将来は…。

友人は入社試験の面接で、あまりに緊張してしまい、「家業は何ですか」との質問に「かきくけこ!」と答えてしまい、家に帰るまで、何で「カ行」を尋ねられたか分からなかったそうだ。

「ふえるワカメ」は大きくなるだけで、別に増えはしない。

一人息子がちゃんと留守番できているかどうか、 公衆電話から他人のふりをして家に電話してみた。「もしもし、お母さんいる?」息子「いらない」。

電話で書店に本を注文した時のこと。住所と氏名を聞かれたので、名前の「和英」を和は「ヘイワのワ」、英を「エイゴのエイ」と答えた。
後日送られてきた郵便物の宛て名は「和A様」となっていた。

「水戸黄門外伝・かげろう忍法帖」の最終回で、事件がすべて解決し故郷へ戻ることになった由美かおるたちは、喜びのあまり「ヤッホー」を連発していた。
でもそれってもしかしてドイツ語じゃ…。(ちなみにあの「水戸黄門」には、格さんが「おいハチ、ファイト!」と言ってしまった前科があるらしい。)

国語のテスト前に問題を出し合っていた中学生の長男と次男。長男の「擬音語にはどんなものがあるか」との問いに、次男は「そうどすえ」と答えていた。

新鮮なお魚を「死にたてピチピチ」と言う私を、母はとても嫌がる。だって本当のことじゃないの。

理髪店で中学生が「少し長めにして下さい」と頼むと、ご主人が「耳はどうしますか」と聞き返した。中学生は少し考えていわく「切らないで下さい」。

おはようからおやすみまで暮らしを見つめる − ストーカー。

父が入院することになって、病院に予約を入れて自宅で待機していたら、思わぬ早さで連絡がて、「明日から入院して下さい」。突然のことで、心の準備が出来ていなかった父は、思わず「今、ちょっと体の具合が悪いので、少し延ばしてもらえませんか」と言ってしまった。病院も何の疑問を持たず父の要望を受け入れた。

小学4年の息子が受けた国語のテストに「もう…してしまった」を 使って例文を作りなさい、という問題があった 。息子は「もうしわけないことをしてしまった」と書いていた。

「JUNKO」というデザイナーのネーム入りトイレマットを敷いた日、夫は「J」の文字を踏んでいたらしく、トイレを出るなり、「あのマットはなんだ」とのたもうた。

結婚した教え子から年賀状が来た。「性が変わりました」と書いてあった。  
以上チャンチャンお粗末でした。
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