その8
2001.09.04
Satori日記
地球全生命体の
共生と共存
仏説阿弥陀経に説かれる西方極楽浄土をオーストリアのザルツ・カンマーグート/シュタイアマルク地方Schladmingや、ウィーン、ブラチスラバ、スイス各地、ブルガリア各地、そして東西ドイツ各地の中央・東ヨーロッパ地方に数十年来、音楽界の交流で見出してきました!小鳥や川魚が人間を警戒しないで寄ってくる。可憐に咲く高山植物が人に囁きかける。森が新鮮な空気を深呼吸して我々に与えてくれる。美しい山並みと麓の湖が小動物から人間までをやさしく包み込んでくれる。そして、そこに暮らす人々は決して傲慢な環境破壊をしないで、数百年にわたって大自然の恵に感謝しつつ、他の生命を尊重してきたのです。こんな世界がかつて日本にもあったはずなのだが・・・・。戦後、消費文化導入でアメリカの悪い部分だけを取り入れてしまった日本は、目先の財欲に魂を売ってしまい地球環境破壊をここまで引き起こしてしまった。つつましく美を楽しんだ日本人の心は何処に行ってしまったのでしょう。21世紀は人間の犯した20世紀の大きな破壊のあやまちを改め、地球に清らかな空気と、澄み切った自然の水が溢れる海や川や湖に戻すことが先決です。経済財政政策に固執する政治改革や構造改革では手遅れです。私たち一人一人の地球環境生命に対する小さな気配りと小さな行動こそが、日本をアジアを地球を救う道ではないでしょうか。例えば日常生活のゴミは一緒に捨てれば環境破壊、しかし、分別すれば再利用の大きな資源になる。ドイツ語圏内の国では完全なリサイクルが市民生活で完成している。何故、日本の国・県・市町村でそれぐらいの行政指導が出来ない。日本の一般市民はそれを待ち望んでいると言うのに・・・・。私たち「法泉院」と「音楽の館」は世界共通の宗教精神の根本に基づき、世界のクラシック音楽界の巨匠と手を結び合い、共同音楽活動を通じて地球環境保護と地球共同生命体の共生と存続の心を広く世界にアピールしています!何卒、私たちの地球生命存続に関わる地球環境保護改善推進の為の音楽文化方面からの活動に、ご理解と、ご協力をお願い申し上げます。(音楽家:長谷川悟*宗教家:長谷川慶悟)