本-開H16年6月下旬日記本-開

<<シューベルトの鱒>>

「公演案内」

音楽の館室内合奏団&ピアノ五重奏団、今週末の金・土曜日の公演のお知らせ。お近くの方は是非来てください!!

「ほたるコンサート」恵那・中野方小学校体育館:平成16年6月25日午後7:00開演 

恵那が生んだプリマドンナ鷲見佳子が歌うウィンナワルツ「ウィーン我が夢の街」ミュージカル「踊り明かそう」南アルプスの山に響く「ドレミの歌」華麗なテクニックはVn稲庭達の「チャルダッシュ」哀愁のメロディーはPf岡原慎也「冬のソナタ」。これは楽しめます。

 

「ヴィルトーゾ達の室内楽・シューベルトのます」加西市民会館公演:平成16年6月26日午後6:30開演

プログラム

@「あの素晴らしい愛をもう一度」

A楽器紹介:長谷川悟コントラバス独奏「出船」杉山長谷夫作曲

秋津智承チェロ独奏「浜辺の歌」成田為三作曲

杉山雄一ビオラ独奏「椰子の実」大中寅二作曲

稲庭達バイオリン独奏「序奏とアレグロ」F.クライスラー作曲

岡原慎也ピアノ独奏「トルコ行進曲」W.A.モーツアルト作曲

Bピアノ五重奏曲「大きな古時計」H.C.ワーク作曲

Cピアノ五重奏曲「見上げてごらん夜の星を」いずみたく作曲 長谷川悟編曲

Dピアノ五重奏曲「世界に一つだけの花」槇原敬之作曲

休憩

Eピアノ五重奏曲「ます」全5楽章 シューベルト作曲

Fアンコールピアノ五重奏曲「冬のソナタ」長谷川悟編曲

ピアノ五重奏曲 イ長調 「鱒」 作品114 Piano Quintet in A Major. Op.114 "Trout"

                  <<解 説>>

歌曲の王F.シューベルトが20歳(1917年)の時に作曲した歌曲「ます」に基づき、2年後、22歳(1819年)の時、アルプスの清流が流れる美しいオーストリア上部のシュタイヤー地方で鉱山を経営するパウムガウトナーの依頼によってピアノ五重奏曲「ます」として作曲されました。

シューベルトは少年時代、寄宿学校(ウィーン少年合唱団)で、しばしば友人とハイドンやモーツアルトの室内楽を演奏し、毎週金曜日と日曜日には実家に帰り、長男が第一バイオリン、次男が第2ヴァイオリン、父がチェロ、そして三男のフランツがヴィオラを受け持ちシューベルト一家の弦楽四重奏をまとめる役目を果たし、ウィーンの小市民的一家団欒を楽しみながら殆ど独学で室内楽の作曲法を学んでしまいました。1812年15歳の時に早くも3曲の弦楽四重奏曲を作曲。

そして、生涯を閉じる1828年に書かれた弦楽五重奏曲op.163までに、15曲の弦楽四重奏曲、2曲づつのピアノ三重奏曲・弦楽三重奏曲、五重奏曲、八重奏曲などかなりの室内楽作品を残しました。その中に不屈の名作の弦楽四重奏曲「死と乙女」や、コントラバスが入った異例とも言えるピアノ五重奏曲「ます」が含まれるのです。

第一楽章 アレグロ・ヴィバーチェ イ長調 4/4拍子 ソナタ形式。

第二楽章 アンダンテ ヘ長調 3/4拍子 優美な緩徐楽章。

第三楽章 スケルッオ イ長調 3/4拍子 活気に溢れたピアノと弦楽器の対立。

第四楽章 アンダンティーノ ニ長調 2/4拍子 歌曲「ます」の主題による変奏曲

第五楽章 アレグロ・ジュスト イ長調 2/4拍子 ハンガリー風でリズミカルなフィナーレ      記.長谷川 悟 6/23

「2日間休刊」

今朝は久しぶりに朝日に若葉がさらさらと流れるそよ風に輝いています。自然とともに生かさせて頂くということは、人間の意識に無い、地球誕生以来はるか昔からの自然界の法に五感を六感を傾けて学ぶということなのでしょうか?人間の作った法の如何に未熟な事を悟ると言うことなのでしょうか?人間の都合だけで地球生命共同体を破壊絶滅させてはならないということを認識する為に、近年、人は大自然や文明を世界遺産に登録しています事は素晴らしい事です。しかし、世界遺産に登録されてていない有名無名の勝景地も、無形有形文化財も総て、意識するとしないに拘らず現在人の私たちに何かを伝え様としてくれてます。明日と、明後日、そう言う意味を味わい心身リフレッシュの為に、南アルプス山麓の大自然の地に公演と研修旅行を兼ねて往って参ります。誠に勝手ですが2日間休刊いたしますのでご了承下さい。合掌。6/24

教信寺貫主:長谷川慶悟=音楽家:長谷川悟

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