本-開平成25年元旦Cb和尚さんより年頭のご挨拶本-開

謹賀新年  平成二十五年元旦

 

<<今年皆さんに届けたい格言集>>

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

                 マザー・テレサ

 相手が今何を求めているか、何に苦しんでいるかを

 想像することが思いやりです。  瀬戸内 寂聴

 

 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。

                 井上 靖

<<Cb和尚さんから年頭のご挨拶>>

 昨年暮れに法泉院を訪ねて来られた医者がいます。大類隼人先生三十一歳。彼は国境無き医師団やAMDAに参加し、世界の貧困地区や大災害被災地で医療活動を続ける外科医師です。勿論、東日本大震災での医療活動もいち早く出動されました。そこで、知り合った、医療団より三年前のハイチ大地震の現状を知らされ、ハイチ救援に向かわれました。日本では既に忘れられてしまったハイチ大地震とは約三十六万人もの犠牲者を出した災害史上最悪の地震です。しかし、三年経った今も感染症のコレラや結核、HIVなどで遺児の子供達が毎日死んでいく現状です。又、最貧困のバングラディシュよりも劣悪な環境で、栄養失調で餓死する子供も多くいるそうです。

 世界から見捨てられたそんな国で、三十五年も前から医療活動をしているシスター須藤さんに出会いますが、ご高齢で引退せざるえないシスターの意思を受け継ぎ、今、神戸とハイチを往復して各国政府医療団やPKO・NGOに支援要請しながら医療活動をしています。

 阪神淡路大震災や東日本大震災を経験した私たちに出来ることは無いか議論しました。先生は、先ず知って頂き、忘れないで欲しい!とのメッセージを残し長時間話された法泉院から帰られました。そんな事情で年頭の挨拶でハイチの医療支援状況を紹介しました。

 さて、法泉院と水足檀信徒会には様々な部会があります。中でも婦人部を中心とした「奉称連」と命名された和讃衆が活動的です。

年間の教信寺定例大法要に参列し塔頭住職共々詠讃奉納する為に毎月研鑽しています。しかし、三十年以上前に観音講や念佛講から引き継ぎ現在に至るまで二回会員増強を計りましたが、高齢化現象に従い、再び第四期の会員補強の為の募集を計画しています。何卒、現会員様からお誘いがあったお元気で奉仕の精神豊かな檀信徒ご婦人様は、積極的にご参加下さいますよう住職より、お願い申し上げます。

 寺院や住職・寺族とより深く法縁を結んで頂きながら、楽しく仏道精進し、右記シスターの様に社会奉仕活動にもつながります。 合掌 

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