本-開世界連邦運動協会 加古川支部発行新聞第35号本-開

【編集あとがき】

◆今年の長期予報ではエルニーニョ現象からラニーニャ現象になる冷夏のはずでしたが、世の中ことごとく予想外で想定外のようです。自然大災害を回避出来ないのも、歴史を学ばず浅はかな今だけの想定から自分中心に物事を考えるからでしょうか。津々浦々の歴史的無形文化財や伝統芸能も真相はご先祖様からのメッセージです。その伝言や言い伝えを大事にしない現在人は、何でも想定外で物事を済ませてしまうのです。

◇美しい日本は、自然と共生する人々の風情が織り成す四季折々の美でした。ところが、これじゃ四季でなく冬から真夏へ飛び越す二季で滅茶苦茶ですね。

◆極寒酷暑の体育館で暮らす被災者や、たとえ仮設住宅に入居できても、未だに義捐金が届けられず、絶望の果て自殺する人まで出してしまった東日本大震災の心の傷跡は、将に無策無能国家行政の人災です。

◇この非常時に政権争う日本の政界は、世界の人々から見ると、低落な国家に成り下がったことを宣伝してるかのように、滑稽に映っていることでしょう。

◆もう国には任せてられない!と、個人も自治会も、企業も労働組合も、慈善事業団体もNPO法人も、文化スポーツ団体も宗教団体も、それぞれが義捐金や物資を届け、また現地に入って奉仕活動から経済活動を捧げて復興支援に立ち上がっている。個々の日本国民は決して捨てたものじゃない。誇れる民族です。

◇しかし、統括する国の政策が未だに混迷し、政局化した政権闘争や利権争奪に無駄なエネルギーを使っている。省エネしなければならないのは政界と震災直後より毎日毎日メルトダウンの虚栄を報道してきた原子力安全保安員会に見られる様な、企業と癒着した官僚のぶら下がり特殊法人ではないでしょうか?  迅速に広く義援金が被災者の手元に届く事、又、改修復興事業の着手の前に速やかに被災者個人個人に利用されることを寄進者は望んで義援金箱に入れてるのです。K.H

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