本-開ミニミニ法話その117本-開 

恩師Prof.Streicher祥月命日に兄弟子Sagat来寺

 一昨日、突然にウィーン留学時代に大変懇意にしていただいたSagat氏よりウィーンフィル退団後に夫婦で日本縦断旅行をしていると電話があり、昨日たまたま二人とも予定が丁度フリーだったので久し振りに加古川まで来られる運びとなりました。再会の日時が急遽無意識のうちに日時が決まったのですが、よくよく考えてみると、将に7年前の3/11日に遷化された恩師の祥月命日の日だったと解り、楽しい再会の一日中、偉大なる恩師への感謝と不思議な深い縁と糸をたどる思い出話に尽きることがありませんでした。
 縁とはお釈迦様が悟りの説法のなかで重要な要素をしめる因縁生滅の理ですから、本当に不思議な縁で繋がってると心底感じました。留学時代にお世話になったのが始まりですが、前世からご縁があったかのように心細いウィーン独り暮らしでも精神的に支えてご指導下さり、また、家族ぐるみで懇意にさせて頂きました。
 帰国後も、自分の楽器追求買い換えは勿論、日本の楽団や仲間や弟子の依頼に何十本ものコントラバスを譲って頂いたり紹介して頂きお世話になりました。
 また、以前Sagat氏が石垣島でウィーン五重奏団の演奏したとき地元の学校の楽器を借りて記念に楽器にサインをしたのを、偶々私が沖縄公演で借りて弾きましたし、私がスロバキアでの公演を終えてウィーンの空港に戻ったときに、丁度ギリシャ公演から戻ったSAGAT氏と到着ロビーでばったり出会ったり、加古川ウエルネスホール開館5周年事業でウィーン八重奏団を呼んだ時にもコントラバスが丁度SAGAT氏の乗り番で地元公演が叶った事も、私の日本の師匠、中先生の喜寿での東京リサイタルで連絡取り合ってないのに来日中だったから出会える確信を持って行くと本当に再会したり、帰国後も私の演奏旅行や客員教授で招かれてドイツへ行く時も、ウィーン研修ツアーを組んで弟子や知人を案内している時もウィーンの街で何度も出会うし、兎に角、不思議と地球上どこでも神出鬼没にコンタクト無く出会えるのですから、これを縁が深いとか縁の糸で結ばれているとしか言う表現しか説明が付かないのです。では、以下に半日の再会紀行の写真を掲載します。2010.3/12筆
十数年振りに来寺され、震災復興された新しい境内伽藍や増改築した法泉院に懐かしむ。
毎朝丹精込めて手入れをしている玄関・苔庭を眺めながら播州名物煮麺を新・寺庭婦人妙慶がおもてなし接待。
元ウィーン・フィルに抱っこして貰う孫のような息子「慶滋」の純粋無垢な笑顔
ニューヨークフィルのウィーン公演でSAGAT氏が手にしたフィオリーニを、
二週間後に一度もSagatが本番で私用してないのに、
偶々楽器を求めに行った私が日本へ持って帰ってしまった遺恨の楽器とも再会を果たされた!?
恩師シュトライヒャー教授も天守閣まで案内したが、今回は4時閉館で残念。内陣より記念写真
慶悟・妙慶・慶滋の三人揃った写真を撮って貰った!
加古川駅北口で短い再会を惜しんでのお別れでも、前世からのご縁は来世に続くと思ったのでした・・・・・。
 
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