? Q & A ?
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博士 Q1の回答 博士
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そうですね、皆最初はそう思うでしょうね。僕が初めてコントラバスを勉強したのは、音楽高校にトランペットで入ったとき、音高の教頭先生に「キミは身体が大きいし手もしっかりしてるからコントラバスにむいているね、それにコントラバスの専門の先生が立派な先生だよ」と進められてこの楽器を選びました。今は、あの時この楽器を選んで良かったと当時の先生に感謝しています。
何故かと言うと、ヴァイオリンやピアノは皆小さい時から始めているから、中学から始めても追いつけません、でも、コントラバスは身体が大きくなってから皆同じ頃に始めるので、自分の努力次第で世界の頂点を目指しても、不可能ではないと言うことです。
また、ブラスやオーケストラ、室内楽やアンサンブル、また、ジャズやタンゴ、ワルツやポルカ、クラシックからポップスまでどんなジャンルの音楽でも、コントラバスが重要な低音とリズムを支えています。つまり、どんなに素晴らしいメロディーを演奏する花形プレーヤーがいても、アンサンブルを支える要のコントラバスがしっかりしていないと、コンサートは、だいなしになっていまうのです。
我々コントラバスは、例えば貴方の属してるブラスでも、指揮者の次に、ブラス全体の音楽的方向性を知り、他の楽器の演奏を導く役目を果たさなくてはなりません。皆が、コントラバスの出す根音を聞いて和声を構築し、コントラバスのリズムを聴いてメロディーラインを歌わせ、コントラバスからしかけるクレッシェンドやディミヌエンドに反応するアンサンブルの要になれれば、貴方の責任の大きさから、好きとか嫌いを超越する存在になってくると思いますよ!!
その為には先ず、専門の先生のレッスンを継続して受け、教則本から正しい基礎をしっかり勉強してコントラバスらしい音を出しなさい。すると、アンサンブルの仲間が皆コントラバスをたよりに演奏してくるでしょう。もし、そうなってきたとき、もう、貴方はコントラバスが大好きになっているでしょうね。
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