<プロフィール> 

ヴァイオリン:古澤英子

東京に生まれる。五歳でヴァイオリンをはじめ渡辺文江、鷲見三郎、兎束龍夫、山岡耕筰の各氏に師事する。1973年、第42回NHK毎日音楽コンクール第二位受賞。東京芸術大学音楽学部を首席で卒業後、渡欧。イギリスとスイスのスカラシップを受け、ベルン音楽院にてマックス・ロスタール氏に師事。同音学院を卒業の際エドワード チュ−ミー賞を受賞。1980年J.S.バッハ国際コンクールに入賞。同年チューリッヒ室内合奏団のコンサートマスターに就任。1985年チューリッヒ・トーンハレ オーケストラの女性としては史上初めてのコンサートマスターに就任、現在にいたる。渡欧以来、ソリストとして数々の音楽祭に出演、日本をはじめとしてヨーロッパ各地で、演奏活動を行っている。1985年オリオントリオ(ピアノトリオ)を結成。日本でも数々の演奏旅行を行っている。室内楽ではシューマンピアノ五重奏団、シュポア九重奏団、メンデルスゾーン八重奏団、シューベルト八重奏団、ウイ−ン、ベルリンアンサンブルなどと共演している。1993年には、チェコのプラハにてヨゼフ スーク氏とJ.S.バッハの二つのバイオリンの為のコンチェルトを共演している。1997年スイス政府よりオーケストラ指導の為ベトナムに派遣され、ハノイにて演奏会を行う。それを機に度々ベトナムやタイに指導と演奏会の為招かれている。昨年の夏、永く務めたトーンハレ管弦楽団を去り、現在はヴィンタードール音楽院で後進の指導にあたっている。

ヴィオラ:井桁正樹

1976年、東京芸術大学卒業。同年4月、群馬交響楽団入団。ヴィオラをW.プリムローズ、浅妻文樹、磯良男の各氏に師事。また、室内楽を海野義雄、日高毅氏らに師事。在学中は東京芸術大学バロック音楽研究会を主催し、各地で演奏会を行う。1999年、JTアートホールにて群馬交響楽団の8人のヴィオラ奏者達による「ヴィオラの音楽会」を行なう。中でも作曲家和田薫氏に委嘱した作品、8本のヴィオラの為の「響画八重」が初演されて好評を得る。近年ではオーケストラ演奏の傍ら、群響合唱団の育成や後進の指導に力を注いでいる。現在、群響在籍33年目となる。

チェロ:レオニード・グリチン  

群馬交響楽団首席奏者。サンクト・ペテルブルグ国立音楽院卒業。在学中よりサンクト・ペテルブルグ交響楽団メンバーとなり室内楽で様々なコンクールに入賞。'91年以来、度々来日している。'94年より'99年までニューフィルハーモニー弦楽四重奏団(現ストラビンスキー弦楽四重奏団)及びサンクト・ペテルブルグ・ハッチンス八重奏団のメンバーとしてロシアならびに世界各地で演奏。'99年11月より大阪センチュリー交響楽団首席チェロ奏者を努め、2000年3月退団、同4月より群馬交響楽団首席チェロ奏者。

ピアノ:ジョージ・マルティン

1946年スイスのチューリッヒに生まれる。バーゼル音楽院において、クラウス.リンダーにピアノの手ほどきを受けチューリッヒ音楽院で、サバ.サボフ、イヨルク.フォン.ヴィンチガーなどに師事する。さらに指揮法をアンドレ.シャルレに、また音楽解釈法をエーリッヒ.ラインスドルフに師事する。バッハからシュトックハウゼンまでとレパートリーも幅広く、ソロ活動に加え、室内楽も手がけ、ハインツ.ホリガー、ローラント.ヘルマンらともしばしば共演している。スイス国内を始めとしてドイツ、イタリア、オーストリア、フランス、チェコ、などヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。1972年以来、チューリッヒ.トーンハレ管弦楽団の専属ピアニストでもあり、ルドルフ.ケンペやチェリビダーケ等とも共演している。親日家であり、1980年以来度々日本各地でコンサート.ツアーを行っている。

コントラバス:長谷川(悟)慶悟

1954教信寺塔頭法泉院に生まれる。国立音楽大学にて当時N響首席の中博昭に、ウィーン国立音楽大学にて元ウィーンフィル首席のL.Streicher教授に師事。ノーマン・シェトラー、ゲーリー・カー、ベルリン弦楽四重奏団、トーンハレ六重奏団、ウィーン六重奏団、ドイツ・トリオ、マルティヌー弦楽四重奏団を始め、国際音楽祭参加や国内主要オーケストラに客演して活躍。国際コントラバスセミナーを30年間主催し世界中に後進を輩出した。現在、教信寺代表兼務法泉院住職。

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