○ ファイル連続実行アプリ「ExecS」
本体のダウンロードはこちらです。
注1)このアプリの実行には、「.NET Framework2.0/3.0/3.5のいずれかがインストールされているWindows環境」が必要です。
.Net Frameworkは、 スタートメニュー->Windows Update->カスタム とたどって、必要なものを選択しインストールします。
Windows2000、XP、Vistaで動作することを確認しています。
注2)設定ファイルをアプリのフォルダに保存しますので、アプリのフォルダは必ず書き込みができる場所に置いてください。
注3)インストール:インストールは必要ありません。解凍してできたフォルダ内の"ExecS.exe"をダブルクリックすると実行できます。
アンインストール:解凍してできたフォルダを削除してください。その他の場所には何も作成しません。
0.すぐに解凍/圧縮/結合をしたい方へ
「説明なんか読みたくない、すぐに使いたいんじゃー」という方は条件を満たしていればすぐに使えますので下記のようにしてください。
条件1:QuickParかMultiParがインストールされ、par2のダブルクリックでファイルの検査/修復/結合ができる状態になっている。
条件2:WinRARが"C:\Program
Files\WinRAR"にインストールされている。
(どちらかのアプリしか使わない場合はその条件を満たしていればOKです)
実行方法:
(1)WinRARを使った解凍
設定グループを「WinRARで解凍」に設定->rarまたはzipファイルを一番大きなウィンドウにDrag&Drop->実行ボタンを押す
(rarはその場に解凍、zipはファイル名のフォルダを作って解凍します。解凍場所は設定により変更可能です)
(2)WinRARを使った圧縮
設定グループを「WinRARで圧縮」に設定->圧縮したいファイルを一番大きなウィンドウにDrag&Drop->実行ボタンを押す
(その場にrar圧縮されたファイルが作られます。設定変更によってzip圧縮も可能です)
(3)QuickPar/MultiParを使った検査/修復/結合
設定グループを「WinRARで解凍」に設定->par2ファイルを一番大きなウィンドウにDrag&Drop->実行ボタンを押す
(QuickPar/MutltiParのウィンドウは実行完了後10秒ほどで自動的に閉じます)
(4)001,002....のような単純分割されたファイルの結合
設定グループを「WinRARで解凍」に設定->001ファイルを一番大きなウィンドウにDrag&Drop->実行ボタンを押す
(000というファイルがあると削除します。001-399までの連番ファイルにのみ対応しています)
ファイルは複数同時に登録することができ、実行中でもファイルの登録を受け付けます。
1.はじめに
ExecS("いぐぜくす"と発音します)は、任意のプログラムを連続的に実行させることができるアプリケーションです。
元々は大量の圧縮ファイルを効率よく解凍するために作りましたが、その他の用途への対応のため、できるだけ柔軟な設定が
できるようにしてあります。
このアプリケーションの特徴は以下のとおりです。
(1)前のファイルの実行完了を待って次のファイルの実行を開始することができます。
(2)処理が終わっても終了しないプログラムを、CPU使用時間を監視して終了させることができます。
(3)ファイルのドロップで実行するファイルを登録するだけの簡単操作です。
(4)拡張子毎に実行条件を設定できるので、ファイル単位で条件を設定する必要がありません。
(5)拡張子の設定を複数作って、簡単に切り替えることができます。
(6)簡易的なバッチファイル実行環境としても使えます。
初期状態ではいくつかの拡張子が登録されていますが、登録されていないものについては既定の設定が行われるので、とりあえず何か
Drag&Dropしてみてください。
例えばjpgファイルをDrag&Dropすると、完了条件がCPU低負荷で実行待ちになります。この状態で「実行」ボタンを押すと、jpgに
関連付けられているアプリケーションでjpgファイルが表示されるはずです。(jpgファイルをダブルクリックしたときと同じ動作)
画像が表示されてしばらくすると「実行状態」の部分に逐次変化する数字が表示されます。これがその時点のCPU使用時間で、
10秒平均でほぼ0になるとアプリケーションを終了しますので、jpgを表示したまま何もしないでおくと、CPU使用時間はほぼ0になって
自動的に閉じ、実行状態は「完了」になります。
アプリケーションによっては、何もしない状態でもCPU時間を消費するために、自動で終了しないことがあるかもしれません。このような
場合は連続実行できない ことになります。
初期状態で登録されている拡張子は、001、bat、par2、rar、zipの5つですが、par2はQuickParがインストールされている前提、rar、zip
についてはWinRARが 「C:\Program Files\WinRAR」にインストールされていることが前提で設定されていますので、これ以外の環境では
設定変更が必要です。batに関しては環境に関係なく実行することができますが、途中でキー入力を求めるような動作になっている場合は、
いつまでも次のファイルの実行に移らないので注意が必要です。
なおrarファイルは、書庫ファイルのあるフォルダに解凍、zipファイルは、書庫ファイルのあるフォルダの下にファイル名のフォルダを作って
解凍するという動作をします。
動作や設定の詳細に関しては以下を参照してください。
2.メインウィンドウ
3.メインウィンドウの右クリックメニュー
4.リストに登録した項目の実行条件編集と編集内容の詳細
5.設定の編集とCommand文字列の置換ルール
6.拡張子設定の追加
7.特殊な拡張子設定と設定グループ
8.その他の機能
9.初期登録されている拡張子設定に関する解説
10.著作権等について
本ソフトはフリーウェアです。金品を得る/サービスを受ける等の目的以外であれば無料でご使用/配布いただいて構いません。
但し著作権は作者である酢こんぶに帰属することとします。
雑誌、書籍等に掲載する場合の事前許可は必要ありません。但し、事後でいいので掲載した旨の連絡をいただくことと、
印刷されたものがあれば、酢こんぶにも1部ください。
本ソフトは正しく動作するよう注意を払って作成されていますが、その動作を保証するものではなく、その動作によって生じた
いかなる障害、損害についてもその責を負いません。
11.謝辞
ExecSのアイコンは「木全屋かるた堂」のコスプレ写真でおなじみ、yasu氏が作ってくれました。
ここに感謝の意を表したいと思います。
12.変更履歴
2011.11.30 Ver.0.2.3.03公開
○CPU Time監視時に孫プロセスが終了するタイミングによってはエラーになる問題を修正した。
○例外発生時に例外発生の行番号を表示するようにした。
○例外処理を「構造化例外処理」に戻した。
○zipファイル内のファイルがDropされたときは無視するようにした。
○存在しないPIDを指定して実行したとき例外が発生するのを修正した。
○短時間で実行終了するアプリが連続して実行されている状態で中止すると例外が発生するのを修正した。
○PID指定のとき中止すると例外が発生するのを修正した。
2011.08.31 Ver.0.2.2.00公開
○CPU Time監視時に関係ないアプリが終了するとエラーになる問題を修正した。
○例外発生時は「実行状態」の部分に例外番号と例外内容を表示するようにした。
2011.06.09 Ver.0.2.1.00公開
○子プロセスに動作の実態が移行するアプリ(MultiParとか)のCPU使用時間を監視できるようにした。
○CMD.EXEに渡すとき、常にウィンドウが表示されないようになっていたのを修正した。
○実行中にリストの削除ができるようになっていたのを修正した。
○同時に立ち上げられるExecSをひとつだけにした。
2011.02.22 Ver.0.2.0.03公開
○リストに登録されたファイル/フォルダの入っているフォルダを開けるようにした。
○プロセスIDを指定して処理できるようにした。
○完了条件に「強制終了」を追加した。
○%parentname%をフォルダ名で置き換えるようにした。
○ファイルの登録を、ファイルコピー後ctrl+vという操作で行なえるようにした。
2010.11.08 Ver.0.1.5.02公開
○リストの最後に達したとき、リストに処理待ちが残っていたら自動的に実行するようにした。
○実行するファイルが入っていたフォルダがなくなると実行時エラーになるのを修正した。
2010.01.14 Ver.0.1.4.00公開
○特殊な拡張子の設定ができるようにした。
○拡張子設定をグループ分けできるようにした。
○終了時点での実行リストを保存するようにした。
○アプリ立ち上げ時のウィンドウ状態を設定できるようにした。
○タイトルバーに何番目の処理中かを表示するようにした。
○終了時点での実行リストを保存するようにした。
○%drive%をドライブ文字で置き換えるようにした。
○%filename%をファイル名で置き換えるようにした。
○全処理完了時に音が鳴るようにした。
2009.09.12 Ver.0.1.2.02公開
○CPU低負荷の判断基準を、CPU使用率からCPU使用時間に変更した。
これにより、「ExecSで立ち上げるのと同じアプリが立ち上がっていてはいけない」という制限がなくなった。
2009.09.08 Ver.0.1.1.16公開
○最初の公開版
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