[2-Geki]  2劇通信・幕の内タケ号外 2000年(平成12年)2月22日

 音間哲の
   「役者に一言」




 役者陣の顔ぶれを見ますと、久しぶりの方、お休みあけの方、初めましての方、といろいろいるわけですが、ここは一つ平等に、作・演出の音間哲に同じまな板の上でばっさり切ってもらいます。今回限りのキャッチフレーズつきで、いってみましょ〜!


森脇健一郎

 今回公演の言い出しっぺで、おまけに役者として久しぶりの登場でもありますから、ひとついろいろやっていただきましょう。心の中では燃えてても、そう見えないのもご愛敬。キャッチフレーズは「嵐は無理でも、つむじ風」


横山秀信

 本公演では地味ながらキーポイント、という役が続いてますが、本来この人の持ち味は這いずるようにして練りに練った後で突然飛び上がって、気がついたらすごい高い場所にいるような独特の役作りにあります。濃いの、見せてください。キャッチフレーズは「粘着質な芝居職人」


上野泰弘

 笑顔はかわいいとすら言えそうなのに、なかなか複雑。普通の人の中身はたいていフツウじゃない。普段の舞台での役割は爆発男ですが、今回はぞくっとする何かを見せてくれそうです。キャッチフレーズは「小市民の断層」


大東広志

 舞台の上でも下でも正体不明。お笑い役者かシリアス役者か、どっちでもあり、どっちでもない。主役向き?  脇役向き? いい人? 悪い人? 本人も判ってなさそうなのがコワイ。キャッチフレーズは「割り切れない三分の一」


松永旬代

 ちなみに名前は「まさよ」と読みます。デビューの新人公演は恋するゴキブリ。その次の「ひやしんど」では水着女学生。この間の「ハーフビター・ストリート」では悩める人妻。けっこう演技派。実はベタな笑い好き。キャッチフレーズは「真っ当じゃなくてもしょうがない」


川上 立

 「立」と書いて「りゅう」。初めて明かしますが彼は何と十六歳。初めて2劇に来たときはまだ中学生で した。誰が見たってそうは見えない。でも、若さが武器って言ってしまおう! キャッチフレーズは「ミスターアンバランス」(笑)


辻村晃介

 今回初舞台。「なんで芝居始めたの?」と聞いたら「僕にもよく判りません」って言ってた。大丈夫! 初めはみんなそんなもんさ。ちっちゃな体でマイナー指向。独特の存在感を生かしていただきます。キャッチフレーズは「山椒は小粒で・・・あれ、どこ行った?」



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