2劇通信・幕の内タケ第10号 1999年(平成11年)7月5日
代理編集者・冨田の
編集後記
たった今気が付いたんですが、「幕の内タケ」はこの号で記念すべき10号目なのですね。この編集後記の題名にあるように前編集者・中山氏から代理を押しつけられて以来、まだ2号しか作ってないので、これといった感慨も浮かんでこないのが悲しいところですが。とはいえ、やはりおめでたいことでありますし、ひっそりと喜びつつ、今後ともよろしくお願いいたします。
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「1999年、7の月」となると、思い起こされるのが例のノストラダムスさんの予言ですが、空から降ってくるのが恐怖の大王と梅雨の残り雨とどっちがいい? と聞かれたら、よくわからないまま、「大道具作りがあるから、出来れば恐怖の大王」などと答えそうな生活を、いつものように私たちは営んでいます。世界の危機より、一向にあがらない台本を気に病みつつ、今日も稽古場へ出かける。こういうのもまた、世紀末の風景。
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それでは。劇場でまたお会いいたしましょう。