2劇通信・幕の内タケ第13号 2001年(平成13年)1月1日
たった五人ぽっち(?)の座談会
『人あたりのいい部屋』に登場するのは5人だけ。 そのキャストに選ばれた旬の役者たちに、今回のお芝居について座談会を開いてもらいました。
須原 みなさま、はじめまして。須原加奈子です。
山田 山田ですっ!
岸本 岸本ですっ!
久田 久田ですっ!
筒井 ・・・須原さんにとっては初舞台ですが、なかなかおもしろい役ですね。
須原 そうなんです。主人公の元彼女役なんですけど、彼と漫才とかもするんです。
岸本 僕、その主人公っす!
久田 私、主人公の妹役です!
山田 俺、編集社の社員役っす!
筒井 ・・・聞くところによると、須原さんはたいへん器用だと。
須原 そ、そんなことないですよ。
筒井 でもフレンチカンカンが踊れるって聞きましたよ。
久田 私、中国語しゃべれますっ!
山田 俺、ギター弾けますっ!
岸本 ・・・。
筒井 岸本さん、特技ないんですかっ! 気を取り直して・・・。岸本さん、初の主役ですが?
岸本 そうですね。ライターの役で、理性的な人間なんだけど、漫才したりするんです。
筒井 難しそうな役ですよね。
山田 難しい役ほど、やりがいがあるよ。
筒井 確かにそうですよね。
久田 山田さんは会社員の役ですが、難しいですか?
山田 難しいよぉ。今まで、地球防衛軍とか、ワニだったしなぁ。
岸本 まともな人間の役ってはじめてじゃない?
山田 あ、そうかも。なんか、わくわくするなぁ。
筒井 久田さんはどうですか? 妹役ですが?
久田 裸じゃなくて、おめかしした私をみて!って感じですねぇ。
全員 えぇ?
山田 そ、そ、それどういうこと?
久田 舞台に立つ意気込みの話ですよ。
筒井 舞台に立つときは思いっきり演じる女優でいたいと。
久田 そうです。筒井さんはどう?
筒井 あ、えっと、頑張ります。
岸本 なんじゃそりゃ。
筒井 いや、その、司会だから話ふられるとは・・・。
岸本 じゃ、最後に山田さんからお客さまへどうぞ。
山田 裸じゃなくて、おめかしした私をみにきて!!
須原 ・・・こわい。