[2-Geki]  2劇通信・幕の内タケ第14号 2001年(平成13年)6月6日

   2劇百葉箱



今回から始まりますこのコーナー、2劇なんつーもん知ったの、ごく最近です、 なんていう方のために2劇について団員がリレー形式で語っていこうという趣旨でございます。 第一回目のテーマはズバリ、「2劇って、どんなとこ?」。

 連載第一回目を担当させていただきます、入団四年目の野村真里(21)です。 2劇では今まで、女子高生、地球防衛隊員、くの一、魚、などの役をやってきまして、 「かぶりものが似合う女優」、というありがたい評価をいただいております。 
 ナチュラル志向の演劇が流行る中、 そんな役者が登場する2劇ってどんなとこ?というのが今回のテーマです。

 そもそも2劇は二十数年前、 まだ大学生だった座長、阿部茂らが旗揚げした、かなり老舗の劇団です。 なんかきっといろんな歴史があるんでしょうけど、 そんな大昔のことは分からないので今の2劇について言うならば、 「いろんな人がいるところ」という感じでしょうか。 17歳から43歳まで、北海道出身から熊本出身まで、 子ども連れから不良少年まで、男から女まで、いろんな人が揃っています。 端から見たらきっと何の集団かさっぱり分からないことでしょう。 そんな見た目も中身もバラバラな人たちが「2劇にいる」という一点のみで交わって、 一緒に芝居作りをしている、そんなところです。 ここから今回はどんなものが生まれるのか、私たち自身も楽しみにしています。
[イラスト・野村]



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