物語

　せい‐ぎ［正義］　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　１．正しいすじみち。人がふみ行うべき正しい道。　　　　　　　　　
　　　２．社会全体の幸福を保障する秩序を実現し維持すること。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（広辞苑第五版より）

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正義って何だ！？

今回の『正義は味方』の舞台は正義のお葬式です。
正義が死んだと聞いて悲しみに暮れる親族、友人、知人。
正義はその名の通り、みんなのヒーローでした。
しかし、彼らが正義の思い出を語り合ううちに、
誰も知らなかった正義の意外な面が明らかになります。

「正義（まさよし）は本当は正義（せいぎ）の味方ではなかった？」

ところが、正義の友人たち、勇気、勝利、愛、真実も
それぞれ名前とは違う人生を送っていました。
勇気は臆病で、勝利は大学受験に落ち、愛はフラれてばかり。
そして、死んだ正義と話をする真実。
「死者と話ができる」という彼女にとっての真実は、
はたして真実なのだろうか？
揺らぎ始めた真実の真実・・・。

一方、正義が死んで喜ぶ人たちがいました。
そう、正義を目の敵にしていた悪の組織です。
正義の葬式に忍び込み、彼の友人たちを悪の道に誘い込もうとします。

正義を失った彼らに悪を止める力はあるのか？
正義を失った今、わたしたちが信じるべきものとは！？

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