先日、金山一彦君と芳本美代子の結婚パーティに行ってきた。まさに華麗な宴であった。何しろそこかしこに芸能人。ワイドショーの取材もいた。挨拶も小林薫、西城秀樹、角川博、吉川晃司、原田芳雄……。そのほかにも西村知美、的場浩二、原田龍二（以前アレンジをしたことがあるが、すっかり忘れられていた）、山本太郎、勝村政信、TVで見てるけど名前を知らない人、TV局のお偉いさん、バンド系のあやしい人達などなど。
　なぜそんなところに僕がいたかというと、昔キンタのバンドをやっていたのである。売れなかったけど。だから２次会でそのバンドを復活させる計画だったのである。それにしても当時キンタはまだ十代。僕も若かった（勿論今でも若い……はずであるが）。キンタはTVで見る通り、まじめな熱血漢、おだてると調子に乗りやすい、そんな奴である。ミッチョンのウェディングドレスは超かわいかった。いつまでもお幸せにね。
　ただ今吉川ツアーの真っ最中である。やっぱりライブ演奏は楽しい。しかし今回自分の楽器が絶不調で毎回ドキドキしまくっている。
　昔のシンセなのだが、これがまたなんともスバラシイ音色を出してくれる。少なくとも僕は大好きである。電子楽器なのだが、音が生きているのだ。調子が良い時は本当にホレボレしてしまう。しかし……機嫌の悪い時はもうどーにもならない。音程がでたらめになってしまうのだ。たたいたり休ませたり、冷やしたりあっためたり、何をしてもこっちの言う事を聞いてくれない。２時間のステージ中ずっとチューニングメーターとにらめっこで脳みそがへとへとになってしまう。それがイヤで新しい安定した楽器を使う人も多いが、僕は今のところはまだこの気まぐれなやつとつきあうつもりである。僕の音楽にはとっても大切な相棒だから。
　でもあした修理に持っていきます……。
　ELPを見に行った。右手の手術をしたとか離婚の慰藉料で大事な楽器をとられたらしいなどの話も聞いていたが、そこは僕のヒーロー、そこにいて演奏してくれるだけでも充分である。そして２日行ったうちの１日は前から２列目。うれしかった。遠くからではわからない表情や目くばせ、何よりも僕のアイドルである彼らの演奏するすぐそばで見ることができたのがうれしかった。演奏は文句なく堪能させてもらった。いろんな音楽を聞いたり弾いたりしてきたが、やっぱりELPが僕の基本であった。コンサート後にはTシャツなども買ってしまった。そしてうちに帰ってCDを聞いてビデオを見てまた感動。いやー、音楽って本当にスバラシイですね（水野晴郎風に）。
　今年も人間ドック３時間コース４万３千円也をうけた。過去２年問題となっていた血液中の中性脂肪は基準値におさまったが、肝臓のまわりにちょっと脂肪がついてると注意をうけた。うーむ、いつのまに……。ま、要するにダイエットしろってことである。成人病は生活習慣病だそうで、習慣を変えることで予防率が高くなるらしい。
　それにしてもバリウムの前に飲む発泡剤、あれはなんとかならないものか？コーラを５００ml一気飲みしてゲップを我慢しろ、というようなものである。おまけに台の上でぐるぐるしなきゃいけないし。また一説によれば逆にガンへの危険性も高めるという話もある。まあいずれにせよ今すぐどうこうということはなさそうだが……。
　この夏、関越のオービスにつかまった。４１キロのスピード違反である。車をかえて初のちょっとしたドライブだったので調子にのってしまった。気づいた時にはパシャッと光が見えて終わり。後日高崎警察に出頭、写真を見せられた。これがまたよくうつっていること！ナンバーは当然、顔もハッキリとれていて、まるで止まってる車をとったかのよう。スミマセン、と言うのみであった。そしてまた後日、今度は東京の簡易裁判所だか検察庁だかに呼ばれる。警官がものものしく警備しててちょっとビビってしまう。そしてまたまた後日罰金を６万円ほど支払いの通知。一日講習をうける。今迄の数回の講習時の筆記テストで１００点をとれなかった（合格はしたが）ので今度こそと思ったが、やはり凡ミスで一問不正解。次こそ、いやいや次はないことを願いたいものです。
　最近面白かった本
○「ゴールド」アイザック・アシモフ　早川書房
大好きだったSF作家の遺作。
○「SFバカ本」ジャストシステム
実にくだらないSFギャグバカ話。
○「さよならダイノサウルス」ハヤカワ文庫
恐竜絶滅の秘密！よくできている。久々にスカッと一気に読めた本。オススメ。
○「うるさい日本の私」洋泉社
様々な注意放送の無神経なおせっかいに戦いを挑んだ人の話。痛快！オススメ。

矢代 恒彦