*JavaScriptの標準化(改定)


 ECMA(EuropeanComputerManufacturersAssociation)がNetscape社の働きかけにより、Borland社、SunMicrosystems社、Microsoft社と共に進めていた、 JavaScriptをベースにしたInternetで使用するためのスクリプト言語の標準化作業が、97年6月末に終り、同年8月にECMAScript(ECMA-262)として、仕様書の公開が行われました。
 これにより、JavaScriptは今までの単なる1社による独自規格のスクリプト言語 から、完全にオープンでスタンダードなスクリプト言語となったことになります。
 これを受けて、Netscape社はJavaScriptをJavaやHTML、CORBAなど、JavaScriptと同様オープンスタンダードな規格と共に、サーバーなどのNetscape 社製品の基礎として使用すると発表し、Microsoft社もExplorer4.0やIIS4.0でサポートされている、JScript3.0からECMAScriptに完全に対応をとると発表しています。
 また現在では、OperaSoftware社の出しているOperaと言うブラウザや、Adobe社のInternet及びクロスプラットフォーム環境での書類配付を目的としたツールであるAcrobat 3.0、Macromedia社のDHTML対応Webページ作成ツールDreamweaverなど、JavaScript対応をうたった多種多様なInternet関連製品が、今まで以上に 多くの会社から発表されており、今後も増えて行くであろうことが期待できます。
 なお、ECMAScriptの仕様書は、ECMAのWeb(http://www.ecma.ch/)から入手可能です。

-補足-
ECMAScript(ECMA-262)の仕様はECMAのWebから下の2種類の形式のファイルがダウンロードできるようになっています。
・MS Word file, self expanding(163'693Bytes)
・Corresponding Acrobat PDF file(481'599Bytes)


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