解体
思ったより密な構造をしていて、何かからくりをしようとしても難しい状態だった。ぜんまいも結構強い力を示すし、うっかり解体すると元に戻せなくなって
しまう可能性があり、おいそれといじる訳にはいかないようだった。やはり合理的に行わないと力の掛かる所なので、ちょっと接着したくらいでは再発すること
は想像に難くなかった。
修理
20分ほど考えた後、方法が見つかった。ネジで止めてしまえ!だった。だから
といって扇風機の首を完全に止めるのではない。それでは昇降装置の機能が死んでしまう。当然、丁度良い長さのネジを作り、ロック部品を固定するのだ。工房にあるM3のネジを針金切りで適度な長さに切断して新規に作製した。これだけで特注ネジの
完成である。次に首を伸ばした状態で穴をあける。加工はこれだけである。
組み立て
穴にネジを締めて終わりである。実に簡単なアイディアだけで修理できた。当然、
出費は0円である。
断面構造は以下のようになった。比較のため修理前も表示する。
修理後
修理前