西中国山地のツキノワグマ生息環境      2001年晩秋 冠山山頂から吉和方面

西中国山地地域の最近の状況(2002年9月現在)

 普通、クマの出没状況は地域によって異なるので一概に全体を述べることは
不可能に近いです。
西中国山地の中山間部、山間部に限っていえば、平年並みといったところです。
むしろ昨年が異常に出没が少なかったと言っていいかも知れません。また、近
年の傾向としては昨年も例外なく都市部周辺地域での出没が増えています。

 御存じの通り、広島県ではクマレンジャー制度を発足させてはいるのですが、
主導権を県が猟友会に依託するようになったためかどうか知りませんが、その
活動が不明りょうになりました。私もアドバイザーとして任命されているので
すが、今年は公式な出動要請などはありませんでした。また、保護管理計画の
中で追い払い行為の位置付けなど不明りょうな点が多く、猟友会内部でも反発
が多いと聞きます。クマ保護管理計画の中で生息環境整備というのは重要な項
目であるのですが、現実的には非常に多くの労力と費用がかかるものと考えら
れます。クマにとってすみやすい環境を作るという点と、その反対にクマの侵
入しにくい環境を作るという両輪を動かしてゆかなければならないことだから
です。このなかで追い払い行為が後者に該当する部分も含み、植生回復や森林
配置の再編成(長期的対策)などが成就されるまでの繋ぎ対策(短期、中期対
策)として重要性があるものと考えています。

 今年の秋についてですが、まだハッキリとした傾向はわかりませんが、有害
駆除で処分される個体が徐々に増えています。西中国についていえば、昨年同
様、梅雨時に大荒れの天気がなかった、夏期高温傾向、初秋に台風が少ないな
どの要因も関係して、堅果類は見た目の作柄はそれほど悪くはない様です。特
に栽培栗にかんしてはそれほどの減収はないことでしょう。ただし、山栗に関
しては、個体差、地域差が昨年より目立つ様です。要は個別の作柄の変動を考
慮した方が良いということで、昨年のようにどこもかしこも豊作状態ではあり
ません。コナラ、ミズナラはまだ良く分かりませんが、昨年よりも少ないかも
知れません。何分、人間に見える範囲はごく狭いものに限られます。人はそれ
ほど賢い生き物ではないので、見える範囲で何か判断してしまう傾向はさけが
たいものです。

 一般に、クマの出没と堅果類の豊凶を結び付ける傾向がありますが、西中国
にかぎれば実際には、熊の出没傾向が増大するのは堅果類がまだ利用できない
初夏から初秋にかけてです。たしかに、個体群として繁殖成功率を左右するの
は堅果類の栄養ということができますが、個体別にみればある瞬間に腹が減っ
ていることと、将来子供が産めるかどうかが直接繋がった事柄かどうかは人で
ある私では判断しかねます。ある瞬間の各個体の問題と個体群全体の問題とを
わけるためにも表現には注意したいと思います。

 年間を通じて堅果類に依存しているのはほんの2ー3ヶ月のことで、越冬を
除いて他の月はかすみを食べているわけではないわけです。少々「主要な餌は
堅果類」に引っ張られ過ぎのようなのでは?実際にはある時点で入手できる餌
はすべてが主要なえさ資源であることには変わりはないということでしょうか。
雑食性で調べにくいのは解っていますが、他の時期の餌資源の資料が少ないと
感じるのは私だけではありません。

 脱線しましたけど、堅果類の時期は出没や有害駆除捕獲がなくなるわけでは
ありませんが、夏より少ないというのが西中国におけるここ数年間の傾向です。
出没傾向は毎年違うことなので来年はどうか分かりません。
 脱線ついでですが、西中国における都市部周辺の出没傾向の増大は、もとも
との植生でいうアカマツ林の衰退と大きな関係がある様です。アカマツ林は人
手が入らないと徐々にコナラの2次林や、地理的な本来の植生である照葉樹に
転換してゆきます。近年のエネルギー源の変化や農林業構造の変化、さらにマ
ツノザイセンチュウの影響でこれらの森林(里山といってもよい)が衰退(こ
の場合は樹種転換)がおこり、クマやイノシシの生息環境として発達してきた
からと言えます。近年におけるイノシシ被害の増大や、クマの出没地域の拡大
と大きな関連性が見えるかも知れません。少なくとも、クマに限れば夏の利用
環境として衰退したアカマツ林の存在は大きく、手入れされてないアカマツ林
に多く見られるアカマツ枯損木にクマの採餌痕跡(アリや昆虫幼虫などが目当
て)がかなり高い頻度で観察できます。このような人気のない森林を一種のコ
リドーとしてり利用し、今日の分布範囲拡大に結びついたものと想像していま
す。

 最近生息環境の確保ということで、生息地を連結させるコリドー計画がある
様ですが、以上のことを考えると、人手を入れずに放っとけば動物達は勝手に
利用しはじめ、同時に、異常出没や被害など社会不安も増大するという実証試
験がここ30年ほどかけて行われてきたといっても過言ではありません(好む
と好まざるに関わらず、意識無意識にか関わらずですが)。今後、研究や保護
管理対策としてコリドー化を計画されているかたがたは一度西中国の実体を研
究してみると良いかも知れません。とくに、社会不安のもととなる部分は、反
面教師的な、二の轍を踏まないための教訓的な考察がうまれるかも知れません。

 コリドーについてですが、絶対に間違っていけないのは、西中国で起きてい
るのは、結果的にコリドー化してしまっていることで、決して人工的に計算し
て生息環境を繋げようとしてきたわけではありません。また、東北地方で行わ
れようとしているコリドー計画に反対するわけでもありません。ただ、人が意
図して用意した環境を自然に野生動物が利用できるように誘導してゆくことが
どの程度可能かという点にはかなり不確定要素が含まれるというのがむしろ自
然な考え方だと思います。

 野生動物にとって利用しやすい環境というのは、今だ人知の及ぶところばか
りではありません。高速道路で分断されるので、橋を作ったりアンダーパスを
作ったりいろいろと努力をし、確かにアンダーパスなどはクマも利用すること
は西中国山地でも確認済ではあります。一方では、古老などの話から川幅が何
百メートルあろうが、国道や鉄道があろうが、決して消失しないある特定の獣
道が存在することも確かです。これなどは数百年続いて地域で認識されている
ものであり、表現はおかしいですが、ある意味で野生動物どうしに伝わる文化
みたいなもののように見えることもあります。実際には偶然最も通りやすいと
ころを個別に選択したにもかかわらず、同じ道だったということに過ぎないの
でしょうけども。

 このコリドー自体は、基本的に野生動物がパッチ状に分布する生息に好適な
環境の間を、身を隠しながら安全に利用できる通路として機能すれば良いだけ
なので、必ずしも落葉広葉樹の森である必要はありません。そのため、コリド
ーのつもりで整備した環境に果樹園や農村地帯が直接接しているような状況が
できてしまうと、コリドー自体は相対的に野生動物にとってあまり魅力的でな
いため、目的地である接続先の環境に辿り着く前に、農業生産地などに入り込
みやすいネガティブなコリドーを作ってしまう可能性も考慮しなければなりま
せん。とくに、集落と山林の間に距離が短い日本の環境では大きな問題となる
でしょう。

 コリドーの幅を2KMとか4KMとか設定している様ですが、それはあくまでも
人間側の感覚です。ただし、政策として行われることですからそのような基準
は不可欠でもあります。これらの狭い通路を脇道にそれないように誘導するに
は物理的にも人為的にもエネルギーを注入していかないと維持できません。熱
力学のエントロピーが増大するのと同様に、濃度の高いところから濃度の低い
方に物質が流れ、エネルギー密度の大きいところから小さい方にエネルギーが
分散してゆくことと同様です。これを食い止めるにはそれ相応の障壁など力学
的エネルギーが必要です。

 要は、クマの生息に適さない環境をどのようにしたらバリヤーとして配置で
きるかということです。東北地方などの意図的で人工的なコリドーでは、それ
の周囲に配置されるべきバッファゾーンをどう捉えるかにかかるかと思います。
コリドー自体よりもこれらの設定の仕方次第では、西中国でおこったようなこ
とを防ぐことができなくなるということかと思います。電力線に例えると、絶
縁被覆の不良は漏電出火などの大事故に繋がるということです。そのへんのと
ころ不勉強なので、実際に携わっている研究者のかたがたがどのような対策を
研究しているのか知りません。そのためあまり無責任なことも言えないのです
が。

 このクマや野生動物の生息に適さない環境というのは、表現の問題ではむし
ろ抽象的すぎる嫌いがあります。好適な環境を定義するにしても今だ同じ問題
があるのではないでしょうか。落葉広葉樹が好適な環境なのでその周りを餌環
境としては魅力的でない針葉樹林で囲んでみること。これではたしてバリヤー
となったかどうかは断言できません。実際には針葉樹林も通路や休憩場所とし
て積極的に利用していますし、手入れされていないところでは餌場(枯損木や
下層植生を)として利用していることも観察されます。野生動物は生き延びる
ことに貪欲です。そのために高度な学習機能を備え、それがむしろ人工的環境
(農産物、畜舎に配合資料があること、ゴミに誘引されるなど)でさえも積極
的に利用できるということを野生動物自身も認識しつつあるものと思われます。
たかが獣と侮るなかれです。かれらはかれらなりに利用可能な資源開発に努め
ているのです。

 コリドー周囲を伐採してコンクリートで固めてしまう。山林機能を損なうし
時節がら可能ではありません。長い電気柵や人工的障壁を森林内に設置するこ
とでは、設置費用や維持費を誰が負担するのでしょうか。もっと他に良い手立
てがあるかも知れませんが私にはわかりません。何か御存じでしょうか。

 動物の侵入を別の観点からみると、ひとえに人側の環境への対処法をもっと
見直すことも必要と考えます。しかしここから先は科学的な話とはいえません
が。地域において、農林業で地域に密着して生きてきた人たち、特に70ー8
0歳をこえる人たちのはなしをきくと、現在の里山(集落の背景にある山林環
境)は過去の状況と大幅に変化していることが窺えます。かれらの幼少期のこ
れらの山林、特に集落から見える範囲の多くは低潅木の疎林かハゲ山または採
草地として草原化していて、現在見られるようなうっそうとした森が民家に接
していたわけではなかった様です。

 ふるさとという歌がありますが、はだしにぞうりばきの時代に子供心にウサ
ギを追い掛けまわせる環境というのは、現在のようなブッシュだらけだったり、
うっそうとした森林とは考えにくいです。おおむね、ノウサギはもちろん森林
にも生息するものの(日本には2種類?)、比較的伐開地などが隣接したある
程度かく乱された環境を好むものです。また、古く鳥獣害といえばウサギとハ
タネズミなどのノネズミ類が主体だった時期があったかも。そのへんのことか
らも過去には低潅木の疎林かハゲ山または採草地として草原化した環境が集落
周辺の主な環境であったのではないかと想像しています。 昔の人たちの知恵
は消えてなくなろうとしています。まだわれわれが学ぶべき先人の知恵(環境
の利用という点)はあるように思えますが、過去の話を聞くにはもう手後れか
も知れません。特に戦前の話を聞くのはかなり難しくなってきています。

 十分に過去のこととするれば、これらハゲ山の奥に薪炭林として15ー20
年周期で伐られる地域ともっと長い周期の林業生産地域が分布し、その先にも
っぱら猟師などが利用する奥山があったものとかんがえられ、距離と労力にあ
わせた利用種別ごとの山林が順に分布していたことが想像できます。また、こ
れらは現在のように重機がなく、徒歩等人力で利用できる範囲なので、集落か
らせいぜい2-3KMの範囲に主に分布していたものと想像しています(ハンティ
ングエリアはもっと奥まで)。これは現在野生動物の保護管理におけるゾーニ
ングと近似した状態(思想的にも実用的にも)と言えます。

 このようにひと自身が山林から多くのものを得られた時代、山林への依存性
が高かった時代はむしろ山林への干渉が大きく、積極的な環境利用が同様な環
境を利用する可能性のある野生動物の侵入を抑止していたと想像できるわけで
す。里山周辺は干渉して伐採して育ててきた山林だったわけです。当然そのよ
うなところでは、人も環境の利用優先権を大きく主張しているわけなので、結
果的に他の野生動物を牽制する力が働いていたのではないかと考えます。しか
し鳥獣被害がなかったということではありませんが、すくなくとも互いに命を
かけて戦い牽制しあう心構えがあったということは確かだと思われます。

 しかしながら、現代においてとくに戦争前後から現在まで、社会構造や農林
業の産業としての構造に変化があり、結果的に里山などの山林と農業生産が切
り離されたことから山林の無価値化と荒廃が始まったものと思われます。現在
必要なのは、これら荒廃した山林の価値をどう位置付けるかということにかか
っています。それもレクリエーションや教育といった意味合いだけではなく、
生産性のある実務上の必要性と価値を見い出すことです。ひとつの例として、
新しいコンセプトに基づく薪炭林としての利用は考えられないものでしょうか。
これは薪と炭の生活に戻れというわけではなく、バイオマス燃料の原料生産林
と位置付けることです。価値が見出せれば資本や人材が投入される可能性もあ
り、新しい産業の契機になるかも知れません。

 現在、山口県などでもこのような荒廃した山林の処理をどうしたら良いか検
討しているところもありますが、伐採して再生するにしても、それらの材木は
ただの産業廃棄物という扱いしか受けられません。これを他の産業に利用しよ
うとしても法的に難しい制限がありますので、ぜひとも原料生産林であるとい
う価値付けが不可欠です。

 いづれにせよ野生動物の侵入に対する牽制という点では、管理のために集中
的に人手が入ることが重要なのです。また、これにより森林はその機能を維持
しながら、15ー20年周期で伐採されるため決して成林しない(ドングリな
どの生産性の低い状態で森林が維持される+成長率の大きい若い状態を維持す
るのでCO2吸収量も多いかも知れない)という状態が理想的だと考えます。こ
のことにより、バイオマス燃料供給のための循環型利用の可能性と野生動物侵
入抑止効果を期待したいという考え方です。このような森林を、集落、農業生
産地とコリドーの境界線上にある程度の幅で設けることにより、このバリヤー
効果を利用して将来発生するであろう社会不安をやわらげる効果を期待するも
のです。過去の山林利用形態を現在になんとか応用する道を見つけてほしいと
もいます。

 バイオマス燃料としての利用といいましたが、おもに地域型小規模発電用の
燃料として利用できれば良いと思います。炭化して粉末化すれば粉体燃料ガス
タービンでもやせますし、重油や軽油等との混合燃料化が可能です。しかし小
規模発電を前提としているのでコストがかかるので、減圧タービンを使いコジ
ェネレーションシステム化してエネルギー変換効率をあげる必要があります。
電力自由化の前提が必要、もしくは電力会社が電力購入に好意的であればの話
です。

 問題点もたくさんあります。まず、地権者の問題。奥山は国有林や大規模地
主の管理下にあるため、協力要請などの扱いは比較的簡単ですが、集落に近付
くにつれ所有関係は細分化され、不在地主や一坪地主の問題が出てきます。こ
のようなバリヤー効果を期待する山林とは、むしろこのような地域にこそ設定
しなければならないからです。生産林としての活用が期待できるといっても所
有者にはいろいろな考えがあり、一律の協力体制や保証体制がすぐに受け入れ
られるかどうかわかりません。一種の森林組合(コリドー保安林森林組合?)
のようにして、協力者には一定の配当を保証するなどの処置が必要です。その
ためには利益をあげないといけませんが。

 社会に容認されるかという問題。生活基盤としての電力供給に際し、その地
域ではコストの高い電力を使わなければならないということに納得してもらえ
るかどうかが問題です。地域に廃熱を別途熱源、温水として供給できるとして
もです。安価な発電方法など多様化して相殺するには電力会社が好意的でなけ
れば無理かもしれません。

 原料の供給体制など。利用されない山林がある意味邪魔物とは言え、無限に
あるわけではありません。そのうえ燃やすには数時間の木材も数十年かけなけ
れば育たないというタイムギャップを評価した、燃料木材生産計画と発電計画
をたてなければなりません。それでも、木材だけではおそらくすぐに原料不足
になります。そのため、都市部で発生するプラスチックゴミと組み合わせ、木
炭・廃プラスチックペレット燃料化して利用するということも検討するべきで
しょう。これにより、必要な発電量を維持しながら山林伐採ー回復サイクルを
維持することができるかも知れません。副次的には山村と都市部の物質的交流
を契機に山村と都市部の多角的な交流を図る場とすることも必要です。山村の
抱える問題(鳥獣害についても)を知ってもらわなければならないと思います
ので。このように利用するためにも、伐採木材が産業廃棄物の扱いでは困るわ
けです。また、廃プラスチックペレット燃料(液化燃料も)開発技術的問題と
して、プラスチックだけなら相当なハイカロリー燃料として利用できますが、
木炭といえども混ぜ物をした場合、燃焼温度の低下や燃焼炉の設計の問題が出
てくるかも知れません。技術者は常に経費対効果など効率の最適化を考えてい
るものです。

 経済効果があらわれた場合。あまりないことかも知れませんが、バイオマス
燃料利用が順調に業績をのばしてきた場合、よりやすい電力の供給が社会的要
求としてあがってくるでしょう。里山再生目的で始めたこととは言え、人件費
などの経費が高いのは否定できません。こうなるとすぐに商社が動きだし外国
産の木材チップの輸入と供給を始めるものと予想されます。価格的には当然太
刀打ちできないので、輸入チップに切り替える傾向が強くなるはずです。こう
なると山林伐採ー回復サイクルがくずれ中途半端に伐採されて放置される山林
が増えはじめます。もし輸入チップが使用されるようになれば、5年以内(山
林伐採ー回復サイクルが一巡しないまえに)ですべてが瓦解しバイオマス燃料
として山林利用を計画する以前よりももっと深刻な問題(鳥獣害)を引き起こ
すものと予想されます。輸入木材やチップにCO2関税でもかけないと流入をと
められないかも知れません。良く分かりませんが一方では、バイオマス燃料や
輸入木材やチップをネタにした、新しいCO2取り引きなどの金融商品が開発さ
れるかも知れません。良いのか悪いのか分かりませんけど。

 これらのように、鳥獣害問題といえども環境問題は広く社会的影響力を持つ
問題も含むので、社会科学分野、人文地理学分野の研究者の参入が必要です。
特に、社会の変遷、農業構造の変化それに伴う鳥獣害の発生と影響についての
総説的な成果がまとめられることを期待します。生物学者や生態学者だけで議
論できる問題ではなくなっていることも認識するべきだと思います。

 とにかく、コリドー周囲になんらかの経済的に利用可能でありながら、山林
機能を維持するバリヤーが必要だということでした。
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