秋月のPICシーケンサを使った自動制御っぽいこと1

 最近では、自動給餌器も何時何分、という時刻設定が可能になっているようです
(http://gmshopping.web.fc2.com/)が、何年か前は6時間後とかの単なるカウントアップタ
イマーしかついてなかった。それで市販のタイマーを組み込んだりして動作する時刻設定が可
能な給餌器に仕上げてみたことがあった。実際に作ってみたのは2008年6月頃。
 
 いろいろ便利な応用例が考えられそうだが、市販品などの改造は諸権利の侵害になる場合も
あるし、事故などの危険があることを十分認識した上で細心の注意をはらって自己責任で行な
いましょう。とはいえ決してお勧めするわけではない。

材料
 1.ペット用自動給餌器(市販品)
 品名: Pet Dish 6
 取り扱い: ケッセルジャパン http://deb.hi-ho.ne.jp/in99/pet/index.html
 特徴: 餌トレイが6分割され、給餌口がついた上蓋がタイマー(6時間、12時、24時間)設定
 にしたがって自動的に回転し餌トレイを開口する。電源は006 P 9v、1個。
 改造点: 電源スイッチを入れた時点を起点に経過時間に従って動作が開始するので、任意の
 時刻に開口動作ができない点を改造する。

 2.デジタルプログラムタイマー(市販品)
 品名: Degital Program Timer PT60D
 取り扱い: リーベックス株式会社 http://www.revex.jp
 特徴: 一分単位で8プログラム設定可能。100V電気機器のオンオフ操作を目的に作られた
 タイマー。電源100v。タイマー部分の動作と設定内容保持に1.2vキャパシター。
 改造点: 市販の電子回路組立てキットにはない複数の時刻設定ができる。タイマー回路
 (モジュール化されている)と100v電源操作部分が完全に分割されているため、タイマー
 モジュールだけを抜き取り信号線に適当なスイッチング回路を付加する。
 (旧型のため設定最小単位は1分だった。)

 3.動作制御
 品名: (EPS)簡易PICシークエンサ
 取り扱い: 秋月電子通商 (製造:有限会社トライステート) http://akizukidenshi.com
 特徴: 信号出力は4チャンネル。事前にパソコンから各チャンネルの動作時間をプログラム
 (ON/OFF時間開始からの経過時間をカウント)でき、リレーほか外部回路の制御が可能。
 直流8-24vで駆動(本件では9vもしくは12v)。

 4.そのほか
 デジタルプログラムタイマーの信号を、シークエンサに伝えるスイッチング回路(5vリレー
 を動作)を付加した。シークエンサから給餌器本体の電源、回転スイッチに5vリレー(双極
 タイプ)を付加した。本件では各回路のON/OFF操作に機械式のリレーを用いたが、いずれも
 トランジスタなどを用いたスイッチング回路に置き換えたほうがよい。
 (細かい回路図は省略)。
 
 動作テスト時の各パーツの結線状態
 組み込み状況
 完成 タイマーは中に入れてもよい
 各パーツの結線概略
 シーケンサの動作タイミング
 シーケンサのプログラム
 試験機の動作 ASFファイルが開かないときは適当なコーディックをインストールしてください

(2012/04/18)

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