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監査請求の呼びかけ

地下に小田急線の複々線を!地上は緑のコリドー


 10月3日東京地裁の判決は、東京都がすすめている小田急高架事業に対して国の認可は違法として全面的に取消しました。(判決の要旨とポイントをご参照) 私たちの主張「地下に小田急線の複々線を!地上を緑のコリドー!」が勝利したのです。この歴史的名判決は行政を震撼させ、マスコミは社説等を通じて「公共投資を問い直すチャンス」と報道しました。
 しかし、10月12日国土交通省は東京高裁に控訴しました。
 特に官僚の狙いは、負けても高裁、最高裁と時間を稼ぎながら、高架工事の既成事実を作り上げて「無理が通れば、道理が引っ込む」ようにすることです。
 これは、守旧派官僚体質から生まれた得意技であり、「公共投資の見直し、聖域なき構造改革」が絶対的条件になっている、わが国の課題に大きく相反するやり方です。このような卑劣な行政との闘いはこれからが本番です。
 時代の流れは明らかに変わりました。勝利の方程式が始まったのです。
 この判決により「正義」は既に私たちの手の中にあるのです。
 私たちは、今回の勝利判決のもとで高架工事を中止させるために、都民を中心に市民運動として、官僚の責任を追及するとともに、「東京都の工事に対する公金不正支出の差し止め監査請求運動」を全国の市民と手を携えて展開します。
 私たちは「小田急線に緑のコリドー!監査請求実行委員会」を結成しました。
 

 あなたも公共投資の本当の見直し
 さあ、再びの勝利を!

 私たちは良心ある市民の方々に参加を呼びかけます。
キチンと税金を支払ってる市民に呼びかけます。
 さあ、監査請求をやりましょう!
 官側が控訴したからと言って、これからの高架事業費を東京都が支出するとしたらそれは、明らかに不正です。これを止めさせるために東京都に監査請求をするのです。何千億円単位の全国各地で実施されているベネフィットのない、借金だらけの公共投資事業、特に、「都市再生」というひびきの裏にある道路優先のインチキを見直すために小田急線地下化と緑のコリドーの実現がその突破口になるのです。
 都市の緑を増やし、ヒートアイランド現象や大気汚染等の公害を防ぎ、防火、防災に備えた、ほんとうの都市再生の第一歩を踏み出しましょう。
 私たち市民ひとりひとりの、監査請求会員/年会費1万円と緑のコリドー・サポーター年会費3千円が、税金の無駄遣いを兆の単位で見直すことになるのです。
 私たち市民が、主体的に官僚の専横を糾して本当の構造改革のためのキックオフを、今こそやろうではありませんか!

小田急高架と街づくりを見直す会小田急線に緑のコリドー!監査請求実行委員会
  会長 中本信幸 事務局 〒156-0051 世田谷区宮坂1−44−34−207 Tel 3439−9868

呼びかけ人
銀林浩(明大名誉教授・数学者)
中村敦夫(参議院議員)
西丸震哉(食生態学研究所長)
羽田澄子(記録映画作家)
三田誠広(作家)―敬称略・五十音順―


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