第303回 TOKYO SHEEPEST POP / SHEEP

1.タイムマシンツアー(Timemachine Tour)/ 2.素敵な土曜日 (Happy Saturday) / 3.僕の中のメロディ(Melody in My Mind) / 4.甘い汁 (Reap the Benefits) / 5.ただの予言者 (Prophet) / 6.バイシクルレーン (Bicycle Lane) / 7.東京パウダー (Tokyo Powder) / 8.食後3錠 (Three Tablets after meals) / 9.すべり台の上から (Playground Slide) / 10.都会生活 (Urban Life) / 11.MUSIC (Music) // 12.PARANOIA (Paranoia)

さて、今回紹介するのはSHEEPのアルバムです。実は、彼らは元ビーグルハットのHISAさんのユニットなんです。その関係で、デヴィッド・ペイトンもゲスト参加しているという嬉しいボーナストラックまで収録されています。(^^)

M1が始まった途端、クイーン風のギターににんまりとさせられます。楽曲はビートルズ風のサイケ調サウンドで、ビーグルハットの遺伝子が息づいているのが感じられますね。M2は、ウクレレも使って、ポールの小品風の雰囲気を醸し出しています。でも、サビは(特にベースラインが)完全にビートルズですね。間奏ではSEも入ってるし、ホント楽しいな。(^^)

ミッドテンポのM3は、パイロット風の曲ですね。ブリティッシュ・ポップ全開という感じです。リミッターのかかった感じのスネアの音が堪りません。M4も、70年代ブリティッシュ・ポップの香りがぷんぷんとしてきますね。コーラスとか聴いていると、まるでピカデリーサーカスか初期TULIPを聴いているような気になってきます。(雰囲気は後者に近いかな。)

M5はアコースティックなバラードですね。繊細なメロディーラインには独特のものがありますね。わくわくするようなポップ・チューンのM6は、本当に楽しい曲です。姫野達也さんあたりが歌うと似合いそうですね。

ちょっぴりジャズ的要素も絡めたM7は、唯一のインスト曲です。アコギのリフがかっこいいですよ。煌びやかなイントロが印象的なM8は、パワフルなロック・チューンです。ギターの刻みリフにはビートルズやウイングスの香りがしますね。縦横無尽のキーボードの音も印象に残ります。これまたカッコイイ曲ですね。

M9は、ポールみたいなアコースティック・バラードです。サウンドもブラックバードを意識しているようですね。M10は、厚いコーラスからギターリフの印象的なサウンドに変わっていきます。組曲風に曲想も換えながら、万華鏡みたいな曲ですね。長さも感じさせることなくいい感じです。

ラストナンバーのM11は、ビートの利いた曲です。ファンタスティックなサビのメロディーがいいですね。

M12はボーナストラックですが、ヴォーカルが先述のデヴィッド・ペイトンです。(^^)楽曲自体は少しファンキーでヘヴィーな感じで、ここまでの曲とは若干曲想が違うでしょうか。カッコいいロック・チューンですし、ギターソロもいいですけど、個人的にはデヴィッドにはもっとポップな曲を歌ってほしかったなぁ。

全体的には、やはり「ポップの真髄」の一言に尽きるでしょうか。HISAさんの曲には、意外に財津和夫さんとの共通項を感じるのですが、僕だけかな?

ということで、ポップ・フリーク必聴の1枚ですと言っておきましょう。

では、また次回に。

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