第295回   ルミネセンス / Bahashishi

1. Thank you for the MUSIC LIFE / 2. 僕らを呼ぶ声 / 3. オトノナイセカイ / 4. 声を聴かせて / 5. 夜行バスstarlight / 6. 会いたい夜には / 7. イマジネーション / 8. It’s a beautiful world / 9. アジアの純真 / 10. Line(in luminescence) / 11. Last song

さて、今回は最近解散(活動中止)してしまったバハシシの5枚目のアルバムです。今年の年頭にはリリースされていたのですが、レビューはこんなに遅くなってしまいました。(^^;

バハシシについては、以前に2回ほどレビューしているので、名前を覚えている人もいることでしょう。彼らの3枚目と4枚目も聴いていなかったわけではないですが、ファーストやセカンドに比べると(特に3枚目は)楽曲的なクオリティの問題があるように思えてレビューはしていなかったのです。でも、この5枚目は、楽曲のクオリティも揃っていると思います。

M1の冒頭からいきなり彼らの演奏力を見せつけられる思いがします。これだけきちんとギターが弾ける若いバンドが、今、いくつあるというのでしょう?楽曲もポップでキャッチーでいい出来だと思います。M2は、ミッドテンポで比較的オーソドックスな楽曲ですが、これもいい曲ですね。コーラス・アレンジが特に印象的です。

M3はキーボードが印象的な曲ですね。ギターがシャープにキーボードがファンタジックにと役割分担をしているようです。M4もキーボード・アレンジが印象的な曲です。印象派のようなピアノの音が耳に残りますし、ストリングス・アレンジも綺麗にハマっていますね。

M5はミッド・テンポのポップ・バラードです。どことなくユーミンっぽく聞こえるのは気のせいでしょうか?アルバム中でも特にオーソドックスな曲想を持った曲だと思います。M6は、独特のコード進行を持ったバラードですね。サビはキャッチーなメロディーで聴かせてくれますし、アレンジも凝っています。

M7はリズミックな曲ですね。メロディー的には他の楽曲よりは若干落ちるかも知れませんが、ギターのリフと刻み、キーボードのフレーズの絡みが絶妙です。M8は、ギターのリフとキーボードのフィルと唸るベースが印象的な曲です。異国っぽいメロディーが繰り返しでてくるあたりが印象に残りますね。

M9はパフィーのカバーです。ユラリさんの声は、この曲に似合っていますね。アレンジも面白いですよ。M10は、一応、タイトル曲になるのでしょう。ファースト・アルバムのラストナンバーのリメイクになりますが、ファーストでリスナーに訴えかける役割を持っていたこの曲を再び演奏することは、きっとバンドの意図なんでしょうね。

M11はタイトル通りラスト・ナンバーです。ひとつの終わりから新しく歩み始めるというメッセージ性の強い曲をラストに持ってきたのは、バンドとしての意志を示したものだったと思えます。それにしても、この曲が本当にバハシシの最後の曲になってしまったのは、皮肉と言えば皮肉ですね。個人的には、エンディングのギターの盛り上げ方がクラプトン風なのがお気に入りです。(^^)

アルバムを通して楽曲的にも充実していますし、コーラスワークについては彼らなりの完成形に達した感じがします。それだけに活動中止という事実が残念でなりません。
ただ、ほとんどのメンバーは、引き続き音楽に関わっていくようですので、今後はメンバーそれぞれの音楽活動に期待することにしましょう。

では、また次回に!

< ルミネセンス / Bahashishi / JPN / victor / VICB-60065 >


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