第292回   Wachgekusst / Munchener Freiheit

1. Vertigo / 2. Die Liebe lebt / 3. Wieder und wieder / 4. Beinah schwerelos / 5. In dieser Stadt / 6. Der Star / 7. Das war immer so / 8. Hattest du nicht? / 9. Wo du bist / 10. Wachgekusst / 11. Wie ein Engel / 12. Besser du gehst / 13. Bleib bei mir

さて、今回紹介するのはミュンヘナー・フライハイトです。ただの「フライハイト」だと同名のバンドがいくつかあるので、ミュンヘナーとついてるんでしょうね。もちろん、ドイツのバンドです。フォントの関係で、ウムラウトとか出ていないのでごめんなさいね。(そうそう、彼らには英語で歌っているヴァージョンのアルバムもあって、そこではただの「フライハイト」と名乗っていますけど。(笑))

彼らのアルバムのことを書こうとしたら、何を選ぼうかと迷ってしまいました。歴史も長いバンドだし、僕も全てのアルバムどころか半分くらいしか聞いてないバンドだし、なによりも彼らには1988年リリースの「fantasie」というガイドブック等で紹介される有名なアルバムがあるんですから。(笑)

それ以外でも「liebe auf den erstten blick」も凄く良いアルバムですし、2009年に出た「eigene wege」でも健在ぶりを見せつけてくれてます。まあ、僕が聞いた範囲では、彼らのアルバムにはハズレはないということで、許してくださいね。

話を戻しましょう。このアルバムは2002年の作品になります。ブックレットの写真を見ると、彼らも年齢を重ねたんだなとは思いますが、元々ハンサム・ガイ揃いでしたので、やっぱりカッコいいです、はい。(笑)

映画音楽みたいなM1はプレリュード的な曲で、そのままM2に繋がります。マイナーのメロディーもコーラスも美しくドラマチックで、キーボード主体のエレクトリックポップ風ながらも素晴らしい出来映えだと思います。そのままM3に繋がります。というか、このアルバム、曲間がなくて全ての曲が繋がっているんですよね。で、M3はギターもちゃんと出てきて(笑)シングルにも切れそうなポップなナンバーに仕上がっています。

すかさずキーボードのアルペジオが美しいM4に繋がります。この曲を聴いた人は、10人中8人半はビートルズの「ビコーズ」を思いだすんじゃないかと思います。メロディーもコーラスもアレンジもギター・ソロもも、全てが美しすぎるほどの名曲だと思います。続くM5もバラードですが、ピアノのアルペジオにドラムやキーボードが絡んでファンタスティックな曲になっています。これまた佳曲ですねぇ。(^^)

M5がフェイドアウトしていきながらM6がフェイド・インで繋がってきます。伸びやかなギター・ソロで始まるポップ・チューンですね。M3同様に軽快な曲ですよ。早めにフェイド・アウトして、ドラマチックなSEへ繋がっていきます。そして、ギターのアルペジオの美しいM7へ繋がります。Aメロとコーラスの美しさは特筆ものですね。キーボードが彩りを添えて、アップテンポなパートに入り、再び美しいAメロが歌われていきます。ドラマチックさも申し分ないですし、個人的には一押しの名曲です。(^^)

そのままキーボードのアルペジオとこれまた美しいメロディーのM8が続いていきます。Bメロは押さえ気味ですが、そのぶんAメロの美しさが際立っていますね。これまた佳曲だと思います。早めにキーボードのSE風のパートに繋がって、ギターの刻みからM9が始まります。リズムはキーボードにも引き継がれ、美しいながらもリズミカルで軽快な曲ですね。個人的には、バッキングのギターのアレンジに強く惹かれました。カッコいいんだもの、ホント。(笑)時折ですがフレットレス風に唸るベースもカッコいいです。

劇的なキーボードを挟んでM10が始まります。これまた美しいメロディーですね。ビートが効いていて、コーラス・ワークも素晴らしいです。どことなく「エレクトリカルなウイングス」みたいな感じもしますね。(笑)ヴォーカルの掛け合いがフェイドアウトしていく中でアコースティックなバラードM11が始まります。このあたりの構成の雰囲気はほとんどポールですね。このアルバム中では珍しくギター中心の曲です。

M11が終わるかと思った瞬間、M12のギターのイントロが始まります。ギターのアルペジオに、ここではちょっと弾いちゃうぞというギター・ソロです。(笑)でも、それもつなぎに過ぎなかったことがわかります。曲自体はアコギの刻みを中心としたものでした。キーボードが派手に絡みを入れてきます。そして、やっぱりきちんと弾いちゃってるギター・ソロが印象的ですね。(^^)ラストでは足音とドアの開く音でM13へと繋ぎます。

M13は、ミッドテンポのポップ・チューンです。リズム隊ががんばっていると思いますね。そして、ラストでは、ようやく思い切り弾かせてもらっているギター・ソロが心地よいです。(^^)で、そのままフェイドアウトで終わっていく....と思わせて、ちょっぴりオマケをつけてるあたりもポールっぽくて好きですね、はい。(笑)

こうして聞いてみると、元々キーボードが主体の彼らのアルバムの中でも特にキーボードの目立つエレクトリカルな作品だと思いますけど、ドラマチックな構成と楽曲の良さは特筆ものだと思います。まるでミュージカルのサントラを聴いているような感じがしました。キーボードで繋いで曲間をなくしているあたりはトータル・アルバム的な意味合いもあるのでしょうね。

特に、美しいメロディーの好きな人には超オススメのアルバムですので、エレポップ風のジャケットに惑わされずにゲットしてくださいね。(笑)

では、また次回に!

< Wachgekusst / Munchener Freiheit / GER / BMG / 74321 92860 2 >


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。