第291回   Big Surprise / The Elms

1. Hey, Hey / 2. Here's My Hand / 3. Who Got The Meaning? / 4. The Buzzing Won't Stop! / 5. A Minute To Ourselves / 6. The Big Surprise / 7. Lifeboat / 8. You Get Me Everytime / 9. You're Glowing / 10. Real Men Cry

さて、今回紹介するのはエルムズです。このアルバムはバーゲンでジャケ買いした中の1枚だったんですが、大当たりの大当たりのアルバムでした。(^^)

M1は、女性のかけ声がカッコいいロック・チューンですが、本題に入ってからもカッコいいまま曲が流れていきます。ブラスがアクセントを入れたりして、サウンド的にも工夫が見られますが、基本的にはストレートなロック・チューンですよ。M2はストリングスとタンバリンで始まる、ブリティッシュ・ポップ臭いっぱいのナンバーです。メロディーは21世紀のバンドだなと思えるのですが、アレンジは凝りまくっています。先述したストリングスのアレンジが特に秀悦だと思えます。ポップ・フリーク必聴の1曲と言っても言い過ぎとは思いませんね、僕は。(^^)

M3は再びストレートなロック・チューンです。パワーポップの王道という曲ですね。この曲でも間奏のブラスがいいアクセントになっています。M4はギターの刻みの心地よいバラード・ナンバーです。ファルセットを上手く織り交ぜた美しいメロディーとサビのバックのギターのアルペジオが素晴らしい調和を作っています。ミドル8はジョン風の香りもしますし、かなりの佳曲だと思いますね。

M5は、再びストレートなパワー・ポップ・チューンです。でも、サビのブレイクでは美しいメロディーをストリングスが支えています。面白いアレンジの曲だと思いますね。タイトル曲のM6は、SEからアコギの刻みに乗ってマイナー調のメロディーが歌われていきます。そして、他の楽器が入ってきます。サビの部分ではストリングスが非常に印象的なメロディーを流し、ヴォーカルと絡ませています。アレンジで勝負という曲ですね。ストリングスが素晴らしいです。

M7はまた王道パワー・ポップ路線の曲です。ここでもストリングスを隠し味的に使っていますね。M8はミッド・テンポのナンバーです。ギターのアルペジオと伸びやかなメロディーが印象的ですね。この曲ではサビでのキーボードが隠し味的で面白いですね。ストリングスもさりげなくいい感じで入っています。

逆回転のフェイドインで入り、アコギのゆったりとした刻みとギターのアルペジオで始まるM9は、ミッド・テンポのバラード・ナンバーです。ミドル8か何かで胸キュンメロディーでもあると良かったのですが、少し単調な気がします。ラストも逆回転で終わったりと、アレンジの意欲は感じますけどね。ラストのM10は、まるでフレディー・マーキュリーかというピアノで歌われる出だしの印象的なバラードですね。2番からはドラムやストリングスも入ってきます。ラスト・ナンバーらしく、あまり奇をてらわずに素直に終わっていく曲ですね。

ということで、(ラストの2曲以外は)曲の並べ方が少し単調かなとは思いますが、21世紀の音の中に古きブリティッシュ・ポップの香りを散りばめたアルバムだと思います。アマゾンでは極端に安かったりもしますので、ぜひゲットしてみてくださいね。

では、また次回に!

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