第286回   True Heart / True Heart

1.Ain't Life Great / 2.Lay Me Down / 3.Tripped Up / 4.All I Have / 5.Love The One You're With / 6.Carpe Diem / 7.Right Words / 8.Getting Better / 9.Love Will Be Good / 10.Take Life / 11.I Saw The Light / 12.Side Of Grace / 13.I'll Get Over You / 14.Find My Bliss

さて、今回紹介するのはトゥルー・ハートのアルバムです。クレジットによると、彼らはテキサス出身の6人組のバンドで、アコースティック・ギターの響きも重要視したポップなサウンドを作っているようですね。

カッコいいベースラインに引っ張られ、ドラムの軽快なビートが入り、アコギがこれまた軽快に刻まれていくM1は、オープニングに相応しいポップ・チューンです。イメージとしては80年代以降のアメリカ+ポップなフリートウッド・マック÷2と言うと、感じが近いかも知れません。ギター・ソロも見事なのですが、早めにフェイドアウトするのが惜しいところです。M2は、アメリカやCS&N風のコーラスから始まりますが、楽曲自体は70年代アメリカンポップの伝統を伝統を受け継いでいる印象を受けますね。でも、隠し味にビートルズが上手く使われています。(^^)

M3は、ドラムのカッコいいフィルから、マンドリンも駆使したアコースティックなリフに入っていきます。少しじっくり聞かせる意図の曲でしょうか。でも、ここでもアメリカを彷彿させるコーラスが素晴らしいです。マンドリン・ソロも見事です。M4は、アコギのカッティングがカッコいい曲ですね。サビのバックのエレキのアルペジオや、スライドギターもいい味を出しています。アコギのソロもいい感じですよ。

M5は、ステファン・スティルスのカバーです。きっと、彼らのルーツのひとつなんでしょうね。伸び伸びと歌われているいいカバー・ヴァージョンだと思います。M6は、地味目なアコースティック・バラードです。でも、メロディーがどことなくポール・マッカートニーしている気がします。サビがもう一捻りあればもっと良かったかもしれませんが、十分にいい曲です。

M7もアコースティックな曲です。アコギのアルペジオから刻みに繋がれながら歌われていくアメリカンな印象の曲ですね。ラップ・スティールをはじめ、カントリー・風味の味付けもいい感じです。M8は、ビートルズのカバーです。なかなか凄いところを持ってきますね。イントロもアコギですし。(笑)ベースはしっかりポールしています。(^^)

M9は、アルバム中では珍しくマイナー調の繊細なコードが出てくる曲です。でも、サビではややメジャーに代わり、アメリカン・ロック風のサウンドになっていきます。M10は、ボサノバ風のリズムが大人っぽい曲ですね。曲想もマイナー調で、哀愁のメロディーが炸裂していくのかと思いきや、サビでは一転してビートルズ風のポップなサウンドになっていきました。その対比が面白い曲です。

M11は、3曲目のカバー・ヴァージョンです。はい、トッド・ラングレンですね。軽快なアコギの刻みに載って、オリジナルのイメージより若干明るめに歌われていきます。これまたいいカバーですね。(^^)M12はアコギのアルペジオとベースラインが印象的な曲です。いいメロディーだと思いますよ。特にサビのアメリカ風の胸キュンメロディーは、凄くいいです。(^^)

M13は、アルバム中でも特にアメリカンな雰囲気の曲でしょうか。彼らがテキサスのバンドであることを思い出させてくれる曲ですね。ラストのM14も、アメリカンな雰囲気たっぷりの曲です。軽快なアコギの刻みに伸び伸びとしたメロディーとコーラスは、どことなくニック・ロウも彷彿させてくれます。(ええ、個人的には大歓迎ですよ。(笑))

全体的に、メロディーがいい曲が詰まっている印象を受けます。カバーの3曲の出来も素晴らしいですし、好アルバムだと言えるんじゃないでしょうか。どこかで見かけたら、買ってみてくださいね。

では、また次回に!

< True Heart / True Heart / US / E-heart rechord / EH-7285 >


ご感想とかご意見とかがありましたら、どしどしメールくださいね。