第285回   No Dice / Badfinger

1.I Can't Take It / 2.I Don't Mind / 3.Love Me Do / 4.Midnight Caller / 5.No Matter What / 6.Without You / 7.Blodwyn / 8.Better Days / 9.It Had To Be Me / 10.Watford john / 11.Believe Me / 12.We're For The Dark / 13.I Can't Take It (previously unreleased extended version) / 14.Without You (previously unreleased studio demo version-mono) / 15.Photograph (AKA Friends Are Hard To Find) (previously unreleased version) / 16.Believe Me (previously unreleased alternate version) / 17.No Matter What (previously unreleased studio demo version - mono)

さて、何故今更バッドフィンガーなの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん、昨年のアップル・レーベルのカタログのリマスター・リイシューを受けてのものです。僕はさすがにボックスまでは買う気にはなれませんでしたが、バッドフィンガーの4枚はしっかりとゲットしました。

で、今回このアルバムを選んだのは、当然ながらバッドフィンガーの代表作であることと、なによりもボーナス・トラックに感激したからです。(^^)

アルバム自体の素晴らしさについては、今更説明の必要はないでしょう。名曲のオンパレードですし、特にM4〜M6の流れは、涙なしには聴けません。(^^)

で、今回のリリースでのボーナストラックのうち、特に驚いたのがM14とM17です。どちらもデモ・ヴァージョンということで、決して完成度は高くありませんが、ここで聴かれるサウンドは、完成品とはずいぶんと違う印象を持っていたのです。(^^)

その前にM13について触れましょうか。ロング・ヴァージョンとなっているだけに、正規のテイクよりもよりエキサイティングでカッコ良くなっています。後半の盛り上がりは最高ですよ。(^^)

M14は、いきなりピアノで始まるイントロにびっくりしました。正規テイクよりもやや早めにロックっぽく攻めていますね。2番の歌やコーラスにも驚きましたね。シンプルな音のギター・ソロも新鮮な響きがしています。正規テイクのようなしっとりとした味わいはありませんが、バンド・サウンドとしてはなかなか面白いのではないかと感じました。

でも、もっとびっくりしたのがM17です。アコースティック・ロック・ヴァージョンなんです、これが。イントロのリフはまだなくて、歌から始まるのですが、軽快なアコギの刻みのビートに乗って歌われていくこのヴァージョンは、正規テイクのパワー・ポップの側面はほとんどありません。ビートルズのホワイトアルバムあたりに入っていても違和感のないようなビート・ポップスですね。本当に面白い演奏を残してくれていたものです。(^^)

唯一苦言を述べるとしたら、ジャケのトリミングですね。ブックレットのほうはきちんとなっているのですが、このジャケでは開いた時に、上半身と下半身が見事に分断されてしまいます。(笑)

ともかく、驚くべきボーナストラックだと思います。ほとんどのファンの人はすでにチェック済みだと思うのですが、まだ迷っている人は、せひともゲットするべきだと思いますね。(^^)

では、また次回に!

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