第279回   RIE / 田口理恵

1. eternal / 2. 金曜日のドライブ / 3. ハル / 4. Little Girl / 5. one girl / 6. 夕暮れのうた / 7. VIRGINITY / 8. puff / 9. レモン / 10. you

さて、今回は田口理恵のファースト・アルバムです。アイドル・ユニットSay A Little Prayerの一員としてデビューした頃には知っていたのですが、2001年にはソロ・アルバムもリリースしていたんですね。(その後、TAO名義でのミニ・アルバムもリリースされています。)

彼女の唄は、決して上手いとは言えないのですが(ファンの皆さん、ごめんなさい)、このアルバムに含まれる何曲かの作品に凄く惹かれてしまいました。

最初に気に入ったのはM4です。鈴木祥子の歌詞と藤井尚之の曲によるこの作品は、ポップなアレンジとメロディーに気の利いた歌詞と、文句なしの1曲だと思うし、田口理恵も上手く歌いこなして言えると思います。(鈴木祥子はM7でも鋭い歌詞を提供してくれてますけどね。)

続いてM1です。本人による歌詞と、淡々とした楽曲がなかなかの味わいですね。そして地味ですけど味わい深いM6は、意外な掘り出し物かもしれません。衝撃はないものの、心にしみいる曲だと思います。

そして、情景的なM9も素晴らしいですね。淡々とした歌詞が曲想にもマッチして素晴らしいと思います。

最も、リリカルなM5やM10では彼女がイマイチ歌いこなせていない部分もありますし、M2は無謀だったかも知れません。アルバム全体の出来としては及第点かどうかは微妙ですが、先述の4曲の素晴らしさに影響を与えるものではありません。

実は、M4はファーストシングルとしてリリースされていますし、カップリングがM6とM9ですので、このシングルがあればいいのかもしれませんが、ジャケットに惹かれてアルバムの方でのレビューとしました。

なお、セカンド・ソロ・シングル(レベッカのカバーです)に含まれている「南口<pm2:00>」という曲が、ポップな曲想と、地味ながらも心にしみいるコーラスで、一番のお気に入りの曲だったりします。興味があれば、こちらも聴いてみてくださいね。

余談ですが、TAO名義のミニアルバムでは、自作曲も含めて唄も上手くなっていますし、楽曲も揃っていてロックっぽいアプローチも見せてくれるのですが、僕の趣味にはイマイチ合いませんでした。

では、また次回に!

< RIE / 田口理恵 / JPN / 東芝 / TOCT-24573 >


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