第277回   Gintong Aral / Mother Nature

1.dahil sa'yo / 2.alaala ka / 3.para sa ating bayan / 4.nagmumukmok / 5.mahal na mahal kita / 6.gintong aral / 7.please don't go / 8.bakit nagkaganito

さて、今回紹介するのはフィリピンのバンド、マザー・ネイチャーです。このコーナーでも、いろんな国のバンドを紹介してきましたが、フィリピンは始めてかな?最も、フィリピンでは英語がかなり流通しているし、かなり昔紹介したblissもインドネシアやフィリピンで大人気を評したバンドですから、ポップなロックの育つ素地があったんだと思います。

メンバーは4人ですね。リードヴォーカルとリズムギターにグレン・スナイダー、リードギターとコーラスにアリヴィン・カヤナン、ベースにジェイソン・オカンポ、ドラムとコーラスにロビー・レイスと、編成も非常にシンプルでオーオーソドックスです。

M1は伸びやかなポップなメロディーが印象的なポップ・チューンです。グレンの伸びやかな歌声が印象的ですね。M2はバラード・ナンバーです。これも伸びやかなヴォーカルが曲に合っています。途中で語りが入ったりしてますね。(笑)

M3は、循環コードを主体とした軽快なポップ・チューンです。でも、この曲のメロディーは本当に良くできていると思います。演奏の拙さを補って余りある出来映えだと思いますね。M4もまた循環コード主体で、今度はアルペジオで流しています。サビだけはコードでビート利かせてますけどね。「オーオー」コーラスも懐かしい雰囲気です。

M5は再びアルペジオから始まるのですが、チューニングが?ってところもある曲です。でも、マイナー調のメロディーとグレンの伸びる声が哀愁を醸し出してくれてます。ここまで聴く限り、歌詞の語尾は「ア行」で伸ばすことが多いように思います。フィリピン語の特徴なのかな?それにしてもこの曲はいい曲ですね。タイトル曲のM6もバラード・ナンバーです。スリーフィンガーのギターに拙いリードが絡み、唄は淡々と歌われていきます。サビでは盛り上がりも見せ、サウンドもまとまってきますし、タイトル曲だけのことはあると思います。

M7は唯一の英語タイトルなので、歌詞もわかりますね。(笑)エヴァリー・ブラザーズを彷彿させるようなメロディーですが、コーラスはオーソドックスです。ラストのM8では、イントロから珍しくギターを歪ませてます。曲はシンプルなポップ・チューンですが、ここでもグレンの声が利いていますね。

全体的には、グレンの伸びやかでクリアーな声で救われている曲が多いように思います。演奏自体は(特にリード・ギターが)未熟で拙いです。日本で言うと70年代初期、曲によっては60年代GSにまで戻ってしまいそうなサウンドと演奏です。でも、ここには、僕たちが忘れてしまっていた何かが残っているような気がするんですよね。バンド活動の原点を思い出させてくれるような1枚だと思います。

では、また次回に!

< Gintong Aral / Mother Nature / Philipine / Star Recording / no number>


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