第276回   Diary Of A Dreamer / Mike Behm

1.Turn A Blind Eye / 2.One Small Tear / 3.Would You Believe - Mommy's Death - Mommy Awakens / 4.Days Gone By / 5.Daddy's Perfect World / 6.I See Your Face / 7.A Good Friend / 8.Carrie / 9.Life Carries On / 10.All The Beautiful People / 11.Bad Energy Dude / 12.Men Always Die

さて、前回が異色の選出でしたので、今回はど真ん中のポップを聴きましょうか。カナダはバンクーバー出身のギタリスト、マイク・ベイム(名字からするとドイツ系?)のアルバムです。自身の4人編成のバンドで演っているようですが、タイトル通り、ドリーミーでファンタスティックなサウンドが詰まっているアルバムですよ。

M1からして、ハーモニー・ツインが絡んでくる展開に、ポップなメロディーが絡まるロックンロールと、文句のないオープニングです。ギター・ソロもキマっています。M2は、軽快なポップ・チューンで、飛び回るベースラインとヴォーカルのハーモニーがいい感じですね。サビでは必殺の胸キュンメロディーが待っています。唯一の欠点は短すぎることでしょうか。2分ないもんね。(笑)

M3は組曲形式ですが、過去のポップのいいとこ取りをしているようなドリーミーなサウンドです。どことなくピルバグズっぽくもあり、これも文句なしですね。M4は少しAOR寄りのサウンドで大人っぽく(笑)攻めています。ポップなコーラスワークとクールなソロパートの対比が面白いですね。ギター・ソロはほとんどジェイ・グレイドンですよ。

M5はDsus4とDadd9のラインを多用したロック・チューンですね。バックでギターが低音を刻んでいてサビでアルペジオに映る瞬間とかカッコいい曲ですよ。M6も再びロック・チューンです。こちらはサウンドは地味目に押さえてメロディーを聴かせるタイプの曲です。サビでのコーラスと、何よりも間奏のギター・ソロが印象的ですね。カッコいいですよ、ホント。

M7は、アルバム中では異色とも言えるバラードナンバーです。ファンタスティックに響く厚いサウンドがたまりませんね。それにメロディーが凄くいいのですよ。曲に合わせて、ギター・ソロも見事に泣いています。M8は、ストレートなラブソングなのですが、サウンドは全然ストレートじゃないですね。(笑)ギターのハーモニー・リフとはね回るベースで一気に突っ走る感じです。典型的なピルバグズっぽいサウンドです。

そろそろ来るかなと思ってたら、来ました。M9は、アコースティックなベーシック主体にファンタスティックなキーボードが載っかるビートルズっぽいサウンドです。これまたドリーミーな曲ですね。M10は、アルバム中一番アメリカン・ポップな曲でしょうか。キーボードのリフに歌い投げるようなヴォーカル、ファンタスティックなコーラスと、遺伝子はしっかりと受け継がれていますね。

M11もアメリカンなサウンドを引き継いでいます。ただし、より渋くジャジーに決めていますね。スライド・ギターが面白いですよ。間奏のドリーミーなキーボードも効果的です。タイトルからして現実路線に戻るM12は、サウンドもストレートなロックン・ロールです。アルバム中で一番傾向が違う曲ですね。夢見る時間は終わって現実に戻ろうぜってことなのかな?ギター・ソロも一番ストレートで、ユートピアみたいな曲です。

全体としては、やはりストレートなピルバグズという感じがするのですが、ポップでドリーミーな世界は彼ならではのものでしょう。日本での配給がバンダイということで、決して流通枚数は多くないと思うのですが、探して損のないアルバムだと思いますよ。

では、また次回に!

< Diary Of A Dreamer / Mike Behm / JPN / BANDAI / APCY-8353 >


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