第265回   Bamboo Lounge / Sparkle*Jets U.K.

1. Monster / 2. She May Be Nice / 3. Sorry / 4. Consult Your Physician / 5. So Gone / 6. Real Nice Time / 7. Hate Your Hair / 8. Beautiful Girl / 9. It's Gotta Happen / 10. Nobody's Girl / 11. They Shoot Square Dancers, Don't They? / 12. Good Morning World / 13. Nice One / 14. Bamboo Lounge

さて、今回紹介するのはスパークル・ジェッツUKです。マイケル・シモンズとスーザン・ウエストという男女のヴォーカリストを有するパワーポップ・バンドですね。曲作りもこの二人が中心で、時折ベースのジェイミー・ナイトやマイク・ウエスト(バンドメンバーではないので、スーザンの兄弟かな?)が絡んでいるようです。

では、聴いていきましょう。歌詞カードでは、楽曲をカクテルになぞらえて並べています。トロピカルな酒場でお楽しみくださいってことでしょうね。(笑)

M1は、タイトなリズムセクションに引っ張られるロック・チューンですね。途中でスローにして曲想を変える部分もありますが、スーザンの(ハートを彷彿させるような)ヴォーカルが印象的な曲です。間奏のハーモニー・ツインもキマって、かっこいい曲ですよ。M2はアメリカン・ハード・ポップですね。ギターのコード・リフがほとんどキッスだったりするのが面白いですが、キャッチーなメロディーと、甘酸っぱいサビのコーラスという、ポップ・フリークにはたまらない曲ですね。時々残っているギターのミストーンはご愛敬かな?(笑)

M3は、ビーチボーイズ風のコーラスから、ギターのカッティングにのせてポップなメロディーが歌われていきます。サビのメロディーとコーラスの美しさは特筆ものだと思いますし、最高の1曲だと思います。個人的にもイチオシの曲ですよ(^^)。M4は、オールディーズ風味のロックン・ロールですね。スーザンのヴォーカルもパワフルです。途中の「come on get happy」という歌詞には、僕は当然ながらパートリッジファミリーを思い浮かべますけどね。(爆)

M5はタイトなリズム隊にギターが絡んで..と思いきや、曲が始めると、伸びやかでポップなメロディーが歌われていきます。ジェイミーとマイケルの共作ですね。Aメロは「シェリーにくちづけ」っぽかったりもしますが、全体的に往年のヒット曲のような懐かしさを感じさせてくれるメロディーです。M6は再びスーザンのヴォーカルで、タイトなロック・チューンです。ソウル風のギターの刻み(+ホーン)もあり、グラム・ロックっぽい感じもありと、面白い曲です。ギター・ソロも、短いながらもカッコいいですよ。

M7はマイケルの小品ですです。歌詞カードでも特別扱いで、アルバムの前半と後半を分ける役割を持っているようですね。ワンコーラスのハードなパンク・ロックです。で、すかさずミッド・テンポのアコースティック・バラードのM8に続きます。軽くてお洒落でメロディアスな曲ですね。こういう曲想転換もポール・マッカートニーっぽいです。間奏のキーボードとギターとフルートが、これまたお洒落です。

M9は、イントロのかけ声とは裏腹に、軽快でアコースティックなポップ・チューンです。マージービートへのオマージュもたっぷりですし、12弦もコーラスも手拍子もカウベルも、いかにもビートリッシュという感じです。サビのリフレインはキャッチーで印象的ですよ。M10は、後期ビートルズっぽいイントロから、ジョン・レノンやスクイーズを彷彿させるマイケルの歌へと続きます。サウンド的には完全に後期ビートルズですね。マイケルのビートルズへのオマージュがよくわかる曲ですし、これもお勧めの1曲です。

M11はスーザンによるハード・ポップ・チューンです。メロディーはポップですけど、サウンドはやはり完全にロックですね。ギター・ソロの音なんて、ほとんど60年代ですよ。カッコいいけどさ。M12は、マイケルの曲ですが、完全なるスクイーズ・サウンドです。アレンジも歌い方も、グレン・ティルブルックみたいですね。好きだけどさ。(笑)

M13は、スーザンによるバラード・ナンバーです。60年代の女性アイドルっぽい感じの曲ですね。メロディーも美しいですし、これまでのイメージを一掃したかのようなスーザンの舌っ足らずなヴォーカルも曲に合っています。

ラストのM14は、ラテン風のインスト・ナンバーです。マイナー調のメロディーも、マリンバの響きも、怪しいムードですね。「これで本日の営業も終わりました、またのご来店をお待ちしております」ってところだと思いますけどね。(^^)

全体を通して聴いてみると、マイケル主導の曲とスーザン主導の曲ではかなり印象が違っており、(それがバンドの多彩さにはなっていると思いますが、)好みの分かれるところかと思います。ストレートなロックのスーザン、メロディアスでポップなマイケル...僕の好みは...当然、マイコーさ。(笑)

ということで、(スーザンには悪いけど)ポップ・フリークにはマイケルの曲をお勧めします。M3を聴いて泣いてくださいね。(笑)

では、また次回に!

< Bamboo Lounge / Sparkle*Jets U.K. / US / Crab Apple / QACD010717 >


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