第264回   Mars Needs Guitars! / Hoodoo Gurus

1. Bittersweet / 2. Poison Pen / 3. In the Wild / 4. Death Defying / 5. Like Wow -- Wipeout! / 6. Hayride to Hell / 7. Show Some Emotion / 8. Other Side of Paradise / 9. Mars Needs Guitars! / 10. She // 11. Bring the Hoodoo Down / 12. Turkey Dinner / 13. Death Ship [Live] / 14. In the Wild [Live] / 15. Teenage Head [Live]

さて、今回は、80年代のオーストラリアのパワーポップバンドのアルバムです。85年にリリースされた時は10曲入りのアルバムだったんですが、2005年になっボートラ付きのデラック・エディションとしてリリースされたのが今回のCDです。インナーの写真を見ても、ああ80年代だなって感じる格好ですね。....すみません、話を続けましょう。(笑)

M1は、ギターのコードとミュート・リフで始まります。いかにも80年代のロック・バンドだなぁという音ですね。デイヴ・フォークナーのヴォーカルは独特の味を持っていて、ストレートなバック・コーラスとの対比がいい感じです。まずはストレートにロックしましたってところも潔いですね。M2は、ハーモニカも入り、ブルージーで60年代っぽさも持った曲です。ポップ度は高くないかもしれませんが、カッコいい曲です。このハーモニカ最高!

M3は60年代風のロックン・ロールですね。イメージ的にはエディ・コクランでしょうか。でも、サビのメロディーと歌がカッコよくて、古くさいイメージはありません。ロカビリー系やパンク系が好きな人にも通用しそうな曲ですね。

そしてM4です。実は、この曲があったからこそのレビューなんですけどね(^^)。メロディーもコーラスもキャッチーでポップで、そしてすぐにも口ずさめそうなリフレインと、ポップ・フリークの耳をくすぐる要素は揃っています。思い切り弾かずにポップに徹したギター・ソロも見事ですね。当然のごとくイチオシの曲です。

M5もロックン・ロール・チューンです。ギターのコード・リフはジャムの「モダン・ワールド」と一緒なんですが、サビでは「ウーリー・ブーリー」を彷彿させるような展開でツイスト・サウンドをキメています。そういえば、イントロやキメでのドラムは「レッツ・ゴー」ですよね。60年代へのオマージュがあふれる曲です。M6はアナログ盤ではB面の最初です。どことなくメキシカン風〜ウエスタン風の香りがする曲ですね。ギター・サウンドもカントリー調を中心にメキシカンな味付けをした感じです。面白い曲ですね。続くM7は、典型的なパワー・ポップ・チューンです。ギターのアルペジオにのって歌われる伸び伸びとしたメロディーが心地よいですね。ちょっとだけ「青春の光と影」っぽいかもしれませんけど。

続くM8も前曲同様にポップな曲ですね。ヴォーカルとコーラスとの対比はM1以上に効いていると思います。リードヴォーカルよりも、サビのコーラスやミドル8のメロディーがいい感じですね。(^^)個人的にも2番目のお気に入りです。

M9は、ちょっとヘヴィーなロック・チューンですね。あまりメロディーがないのでいまいち印象に残りにくい曲です。ラストのM10は、ミッド・テンポのロック・チューンです。これもサウンドを聴かせるタイプの曲ですね。最初からラストまでフィルインを続けているドラムの音が耳に残ります。

ボートラのM11とM12は、どちらも渋いロック・チューンです。メロディーがいまいちなので損をしていますが、実験的な要素も多い曲だと思います。ライヴ収録のM13とM14はどちらもロックンロール・ナンバーですね。M14では、2本のギター・ソロの絡みがカコいいです。エディ&ホットロッズみたいですけどね。ラストのM15は、フレイミング・グルーヴィーズのカバーですね。この曲をカバーするところに、彼らの立つ位置がわかると思います。カッコいいカバー・ヴァージョンですよ。

ということで、ポップ・フリークには少し方向性の違う1枚かもしれません。でも、M4はポップ度の高い曲だと思いますし、「どこかで聴く機会があれば」程度だとは思いますが、頭の片隅に入れていてほしい曲と言えるでしょう。

では、また次回に!

<Mars Needs Guitars! / Hoodoo Gurus / Australlia / EMI / 7243 863750 2 5 >


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