第254回   Too Clever By Half / Spongetones

1.Invisible Girl / 2.I'd Love You / 3.Man With No Skin / 4.One More Day / 5.Three Kisses For You / 6.When It's You / 7.Erica / 8.Easy With You / 9.She's Happenin' / 10.Too Clever By Half / 11.King Ampersand / 12.Must Be Lust / 13.Stalemates / 14.Bye Bye / 15.Your Entourage
/ 16.Church of Gabrielle / 17.Elvis Doctor / 18.Song For Pat (for Pat Clark Kitts)

さて、再開2日目はスポンジトーンズの登場です。

実は、昨日ここのコーナーを超久々に更新したら、読者の方(本当にありがたいことです)からメールをいただきました。曰く「今度来日するスポンジトーンズのことを、また書いてくださいね」。僕も最新作の「Scrambled Egg」のことは書こうと思っていたのですが、その方が前作のことも知りたいということでしたので、まずは昨年リリースされて(書こうと思いながらもタイミングを逃していた)このアルバムからいきたいと思います。

スポンジトーンズと言えば、「80年代のマージビート」というキャッチフレーズでその95%は表現できてしまうような気もしますよね(笑)。もちろん、今風の隠し味も全くないわけではありませんが、それよりもビートルズやピーター&ゴードンやホリーズあたりの好きな人には、もう堪らないような楽曲を届け続けてくれているバンドです。ですから、彼らのアルバムを語るときの基準となるのは、「楽曲が粒ぞろいか」という一点になってくるわけです。で、このアルバムは......大丈夫です。彼らのファンならずともにんまりするような楽曲が詰まっています。しかも、18曲もね。(^^)

M1で軽く慣らして(でも、凄くいい曲ですよ)、M2ではビートリッシュ全開で突っ走り、M3ではポール風のミッドテンポ・バラードで泣かせてくれ、M4では軽めのリバプール・サウンド.....、彼らのような音楽が好きな人には文句なしの展開ですよね。

M5の哀愁のメロディーとアコギでまた泣かせて、M6ではアメリカン・ポップの風味も入れて、M7ではポールも真っ青のアコースティック・バラード......もう解説の必要のない彼らのサウンドです。

M8〜M10では多彩な曲想の変化も楽しませてくれますね。でも、基本にあるのはビートルズなので、一貫性は感じます。M12で慌ただしくロック・チューンを聴かせて、M13でまたポール風のアコースティック・バラードと、サービス精神満点ですね。

そんな感じで、アルバムは最後まで緩急のバランスをとりながら構成されています。ラストがまたまた
ポール風のバラード(しかも、あくまでポールの小品風)というのが嬉しいですね。(^^)

ということで、このアルバムは彼らのイメージそのままの1枚と言えるでしょう。彼らのファンなら何の躊躇もなく「最高!」と言える作品だと思います。彼らを知らない人でも、最初のほうに書いたキャッチフレーズで食指が動く人なら、愛聴盤となることは間違いないでしょう。ショップで見かけたら、手にとってみてくださいね。

では、また次回に!

< Too Clever By Half / Spongetones / US / Loaded Goat / LG007 >


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